全然やさしくなれねぇ
前回空振ったラパスにウユニ塩湖のツアーを終え夜行バスで向かう。
おしりが何回も浮くくらいの悪路、バスがぼろくて振動で窓が開いてみたりして、とりあえず寒かった。
ボリビアはどうかというと、ペルーよりかなりの田舎。
インディヘナと呼ばれる昔ながらの人たちがむちゃ多い。
首都ラパスはそこそこの都会なんだが。
秩序があまりない。
交通ルールはあってないようなもの。
計算とか、おつりの計算はこっちがちょっと変則的な出し方をすると対応できない。
16円の買い物をして、21円出すと5円のお釣りになるってあの計算をできるやつが少ない笑
コピーソフト、CD、DVDがあたかも正規品であるかのように、路上で平気で売られている。
しかも安い!
パソコンソフトのフォトショップが9ボリビアーノ(135円くらい)で売られている。
なんて恵まれた環境、いや酷い環境なんだ。
てかこの国におそらく正規品はないんだと思う。
第一正規品を扱う店が見当たらない笑
とりあえずそんなファッキンな国だ!
そんでもって、ウユニ塩湖のツアードライバーに代表されるバカが多い!
けど物価が安くて、屋台が面白いってのはポイント高いよ!
しかも、朝昼晩と出ている屋台の種類が変わるという芸の細かさ笑
治安面もラパスは首絞め強盗とかスリがやっぱり多いみたい。
ラパスのバスターミナルで荷物いかれた人とか、エルアルトって通称どろぼう市ですられたって人にイースターと島で出会った。
ターミナルで3、4人分くらいの荷物を一人が見てて、他の人がトイレ行って留守番しているときに、犯行グループの一人が話かけて注意をそらしている隙に貴重品とかが入ってる小さいバッグを持って行かれたそうだ。
泥棒市は混んでて、いつの間にかポケットに入れてたデジカメをいかれたそうだ。
まぁ注意してたら全然防げることだと思うけどね。。
おれもそのターミナルで荷物見て留守番してたし、泥棒市にも行ったけどまったく余裕だった。
おれ運がいいのかな?
いやそんなことはない。
ついてないことも多い。
まぁ可もなく不可もなく、いたって普通の人間なんだおれなんか。
いやどっちかって言うとむしろついてないほうに入ると思う。
運事態もないし、引きも悪いし、タイミングを逃すことも多々ある。
まぁ運も実力の内っていうしな。。。
仕方ない。。
そんな運のないおれはトラブルがあったりもして、ラパスでは飛行機のフライト待ちで意味なく4日くらい無駄に過ごすことになった。
いや正確には無駄ではなかった。
すごい重要な意味を持っていた、かなり傲慢になっていたおれにとっては。
それに気づき軌道修正できた。
すぐに道をそれて、脇道に行っちゃうから。。
後で何かを履き違えていたって気づく。
そのせいで周りに迷惑かけていた、すいません。
日本食のレストランでバガボンドを読んで我にかえった。
漫画かよ!って突っ込みはやめて笑
漫画は立派なバイブルであり、日本の誇るべき文化だ!
あとラパスで日本の縁日のような祭りに偶然でくわした。
食べ物の屋台が出ていたり、とりあえずむっちゃ数があって、その密度もはんぱなかった!
そんでもって店の並びが意味不明!
まったく同じ食べ物の屋台が10店舗くらいにずらっと並んでるんやもん。
違いをしいてあげろと言われると、やっているおばちゃんが違うくらいだろうか笑
だってその人らが着ている服さえも同じ割烹着のようなものでお揃いやし笑
いやーけどおもろかった!
街のそこらへんに簡易メリーゴーランドや簡易観覧車があって、まぁあくまで簡易なんで笑
なんの祭りだったのだろうか?
とりあえず南米はいたるところで祭りだった。
こっちは南半球で日本と逆の夏やからってのもあるやろうし。
あと変な拾いものをして、そのお陰で暇がつぶれた。
ラパスでは航空会社のトラブルのためにラン工航空って南米の会社に日課のように通ってた。
そこである日、東洋人がおれの後から入ってきて、おれをしばらく見つめて、近づいてきて「日本の人ですか?」って英語で聞かれたので、「はい」とだけ答えた。
んでそんときはそれで、戻って言ったんだけど、また来て、自分はトラぶってるんだって説明してきた。
まぁトラぶってる時はわらにもすがりたい気持ちはよくわかる。
なんか、その日の朝空港に行ったらクレジットカードが気づかない内にスキミングにあってて限度額を超えていて、飛行機のチケットを決済できなくて乗りそこねたと言う。
だから金もないんだけど、チケットを買いたくて今調べているところで、韓国に戻るブラジルのサンパウロからの便もそのせいで逃してしまって、旅行会社からの連絡待ちと、金の送金待ちをしているのだってさ。
なんか変なの巻き込まれそうな予感を感じながら暇だし付き合ってると、荷物はおれに預けてどっか行っちゃうし、しまいには場合によっては金かしてとまで匂わせてくる笑
しかもこれがまた金のかかるやつで笑
韓国の良い家庭育ちぽくて、おれが愛用している屋台なんかじゃダメぽかった。
化学調味量は家じゃ使わないとか、航空会社で席聞くときも「それはファーストクラス?」って聞いてたし、とりあえずかなりの上流階級ぽかった。
そのくせ、今日から宿ないからどっか安い宿知ってる?と聞かれたので今のとこはシングルで35ボリビアーノ(8ドルくらい)だって言うと、ちょう驚いて。
そいつが今日まで泊まってたとこは35ドルだって。
けど宿がないし、そこに連れて行ってといわれたので、多分レベルの違いにそいつ凹みそうなんで気が引けたが、一応おれの宿に連れてきて、そいつとツインをシェアすることになった。
予想通り一瞬顔色が曇ったのがおもしろかった笑
それからそいつと2日行動をともにした。
2日後、別の韓国人にそいつのおもりをなすりつけた笑
なんか街をおれが少し案内したり、ちょっとした観光地に連れて行ったり。
そんときに乗り合いバスとか使うのってやっぱ嫌がるかな?とかいろいろ気ぃ使ったし。。。
けど一番めんどくらかったのはメシ!
屋台は100パーセントダメだろうから、ちょっとよさげな外国人旅行者が行くところや、現地の富裕層が行くようなカフェに連れて行ったために、おれのエンゲル係数が跳ね上がった笑
コーヒーは一日何杯も飲むって遠回しに、カフェを催促してきて、連れていくと、コーヒーにはうるさいからって、満足しない。。
まぁまずいコーヒーであることはおれも同感だった。
どんな舌したらあんなコーヒー出せるのかわからん。
カツ丼が好きやからっていうから、日本食レストランに連れて行ったり。
朝飯は、サンドイッチとコーヒーの店に連れて行ったし。
そのくせなんかいろいろこき使われるしさ。。。
せめてもの罪ほろぼしだこれも。
おれにやさしくしてくれた人のように、おれもようやく少しは返すことができたかな。
まぁ心の底では、韓国に行ったときには何かでかい見返りを期待していたりするのだが笑