あの時、
私は無力で、何も出来なかった。
ずっと、そんな怒りにも似た想いを抱き続けてきました。
避難した小学校の校庭で、
当時2歳だった長女を抱いたまま立ち尽くしていたのを、
昨日のことのように思い出します。
それがきっかけで、地域防災に携わるようになりました。
微力でもお手伝いが出来たらと思ってます。
そんな中で学んだ事の一つ。
誰もが出来る防災で、
災害時にまず真っ先にする、しかも一番大切なこと。
なんだか分かりますか?
それは、
「まずは自身の身の安全を図る」って事です。
あの時、私は何も出来なかった訳じゃ無かった。自分の身の安全を図ったから、今があるんだと。
そう思うと、怒りに似たあの当時のなんとも言えない感情が、解けていくのを感じます。
私は自分が嫌いだったから、そこから目を背けるように人のことばかりお世話を焼いてきたけれど、
自分に目を向ける事が平気になってきた今は、もっと自分も大切にしようという気持ちになっています。
震災で犠牲になった方々が、どうか安らかで有りますように。



