昨年の10月よりスタートした"Happy with"サークル。


実はそれ以前より私がお話して場を提供しているコミュニティが2つ3つあり、長い方々はもう6年近く遠いところ(大阪北摂・兵庫や京都)から毎月通ってくださっていました。
私の提供できるセミナーは全て制覇したという方が何人もいらっしゃって(うちに来るだけでいいという方もいらっしゃいましたが)

「それでもまた来たいからもっと他に話してもらえることはないの?」というリクエストを何度も頂くように。

そもそも我が家に集まってこられる方は半数が難しい子育てをしている方(発達障害のお子さんがいらしたり、登校拒否のお子さんがいらしたり、そのどちらでもないけれども難しいと感じてらっしゃる方)あとはご主人との関係がちょっと難しいという方や、片づけの講座がスタートのきっかけでその後メンタルオーガナイズ®︎から始まった「自分の心を整えること」に興味を持たれて続けてこられている方、とにかく自分のために学びたいという方などなど。

 

 

ポジティブ心理学を学びながら人とのつながりを作ってもらって元気になって帰ってもらう。

そんなサークルをNYでされている、そしてそれが日本で出来るようになる。

と聞いて「それ私のコミュニティにぴったりなんです!」と勇気を出して手をあげたのが昨年の夏のこと。

NYライフバランス研究所の松村亜里さんにコンテンツを頂き(すごくわかりやすく話しやすい!)私は場を準備して提供しているだけの感覚。

毎月ひとつのテーマに沿ってエビデンスをお伝えし、参加者の方にはワークをしてお話をいっぱいしていただく。

そんな流れでサークルを始め、今月の「セルフコンパッション」が9回目になりました。

私自身も楽しく参加しながら学びの復習ができるので、あっという間の9ヶ月でした。

 

 

続けて参加できなくても全く問題ない内容なんですが、先月の私文と今月のセルフコンパッションは今までの内容がさらに深まるような順番で組んでいます。10月からはまた「ACR」から再度始めるつもりです。

参加してくださる方はどなたも「この場所に来ると安心する」「いろんな人の話を聞くことでいろんな気づきがある」「自分の事を考える時間になる」と言ってくださるのでとにかく嬉しい。私が元気になります。

 

 

既に今月2回開催したセルフコンパッションのことも書くつもりなんですが、昨日サークルの中で気づいた事があったので先に書いておきたいと思います。(前置き長!)

 

 

複数のコミュニティのお話。

私は最重度の知的障害ありの自閉症スペクトラムの長男(典型的なタイプ)がいるおかげで自閉症関連のつながりも多く、自分自身でも3年前からコミュニケーションの会を主催しています。

つまり自閉症関連のコミュニティに所属していると言えます。やや深い安定したつながりです。

もちろん家族というコミュニティにも所属しています。これはかなり深いつながりです。
他にも習い事や学びなどのコミュニティにも所属しています。こちらはやや弱いつながりです。

その上に"Happy with"サークルが9ヶ月続いた事で私にとって新たに安定した場で多様性と学びのコミュニティとして追加されました。実はM-cafeやM-cafeアフターの読書会もずっと開催していて、そちらも既に安定した場で多様性と学びのコミュニティになっています。
 

 

考えてみるとなんとたくさんのコミュニティに参加していることか!

 

 

ポジティブ心理学の研究の中で「人とのつながり」が幸福度に関係するというエビデンスがあります。
「3つ以上」のコミュニティに所属している人の方が2つのコミュニティだけ(例えば職場と家庭)の人よりも幸福度が高いんだそうです。(どうも5つが良いらしい)

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読書会には手作りケーキを持参してくださる方が💕

 

 

昨日参加してくださっている私と同じく自閉症のお子さんを育ててらっしゃる方とのお話の中で「自閉症スペクトラム関連のコミュニティ」以外にこういった("Happy with"のような)コミュニティがあると「心理的なバランスが取りやすくなった。幸福度が増した気がする」という事をお伝えすると強く同意してくださいました。
いわゆる同じ環境の共通点が多い人たちのコミュニティだけに深く所属していると、とてもしんどい時があったり、そこでうまくいかなかった時に立て直しが難しかったりするなというのが経験上(目にしたことも含めて)わかっています。
お一人お一人はみなさん良い人ですよ。一生懸命な方ですし、優しい方が本当に多い。
でも家庭以外にひとつのコミュニティだけで生きているよりも他にコミュニティがあったほうがバランスが取りやすいなと。
別のコミュニティが安定してくるとよくわかります。

 


”Happy with"サークルも、読書会も、蓋を開けてみたら

20代から60代、独身の方もお子さんのいらっしゃらない方も、お孫さんのいらっしゃる方も、障害のあるお子さんのいる方もいない方も、専業主婦もフルタイム勤務の方も、関西一円から来てくださるので、いろんなコミュニティで育って、いろんな暮らしぶりで、女性だけですが多様性に満ちています。

そこに新しい学びのテーマがあって、お茶とお菓子をいただきながらいろんなお話をする。

その時間が新しい情報や、違う見方や、今まで自分の内面にあったのに気付いていなかったものに気付いたり、心理的安定感まで、自分にいろんなものを与えてくれている事を感じます。

 

そこに気づかせてもらえたのは今までの学びです。
渡邊奈都子先生、先生に出会えてなかったら心理学に触れていませんでした。
松村亜里先生、先生にお会いして、実際に行動するにはどうすれば良いかが私の手の平の上に降りてきてくれた気がします。

感謝の気持ちがうまく伝えられない事がもどかしいです。

 

 

まだまだ理解できず足りないピースも多いけれど、ただ座学で学ぶのではない、人とのつながりの中で学ぶ事がこれほど力になるとは…



それに気づくきっかけを与えられたことに感謝。

幸せだな、私。