「絵カードを作るのが大変」だとか「絵心がないから」とかという理由で、自閉症スペクトラムの人と音声言語だけのコミュニケーションになっていませんか?
そんな方に勇気を与えるため、Facebookにチラっとあげたら予想外に反応が多かった私の「雑な絵」シリーズをこちらにあげておきましょう(笑)
うちの長男は、何かが気になって落ち着きをなくしている時、話し言葉で説明するとどんどん変なテンションになってパニックを起こします。
ついさっきの出来事。
今日はお父さんと長男が日課の散歩に出かけている間(1時間超)私は早めにお風呂を済まし、そのあと夕食の準備をし、彼らの帰宅後揃って食事をしました。
しかし彼は私がお風呂に入ったことを知らないために「早くお風呂に入る様に」とうるさく急かしにきました。いくら「入ったよ」と言っても耳に入りません。(梅雨時はちょっと不安定です)
急いで絵を描いて説明。(こちらはおめめ堂のコミュメモ)
ざ、雑っ!
でも納得。落ち着きました。ほっ。
そして昨日。
ついに生えてきた親知らずの抜歯の相談のため台風の中大阪の総合病院へ。
到着後、待合室で説明しながらこの後の予定を書きました。
強化子はケーキ(笑)彼はPECSで「コメダ珈琲ケーキ行きます」と伝えてきました。
一旦診察を終え、先生から「心電図とレントゲンだけ取って帰ってください」と言われたので急遽書き足したのがこれ。(こちらはアドプラスの「いっしょにおでかけスケジュール」)
またまた雑っ!
でもあっさり理解(笑)
余裕のない時や出先など、私からの発信は手書きが多くなります。
絵カードを作ったり用意している時間がありませんから自然と書くことが当たり前になっています。
(文字もセットで書きます。ことばはひとかたまりの形で入るので、一文字一文字は理解できていませんが文字のかたまりで知っている言葉は結構ある様です)
湿度が高く不快な季節、お互いイライラしてついつい言葉や態度できつく当たってしまうこともあります。
そんな時「そうだそうだ」と思い直し、見えるコミュニケーションをすることで血圧も下がり(笑)元の私たちに戻ります。
うまく描けなくても、伝える工夫を続けることが大事な気がしますね。