1995年の堀江敏幸のデビュー作『郊外へ』は、
雑誌「ふらんす」に毎月、一年間連載された文章を集めたもので、
日本人留学生がパリ郊外のあちこちで経験する小さな物語の中に、
その場所に関係する人物であったり作品であったり、が語られる。
第一話『レミントン・ポータブル』他に登場するドアノーの写真集を見てみた。
どちらも素晴しかった。
白黒の、映画のワンシーンのような、物語を感じさせる風景も、
ピカソ、サガン、ボーヴォワール、オーソンウエルズ、藤田嗣治等の
それぞれに生き生きと魅力的なポートレートも。
『レミントン・ポータブル』に登場するサンドラールの写真も確認出来た。
いい写真だった。
雑誌の連載中に、毎月堀江の文章を楽しみながら、
パリ市街地以外のフランスを知り、
そして少しずつ、文学や写真の知識を増やしていった読者も多かったのではないだろうか。
特に印象に残ったのが
第1話『レミントン・ポータブル』、
第3話『夜の鳥』、
第7話 郊外の高校の文章教室の話『灰色の血』、
アラン・ドロンに関する 第11話『坂道の夢想』、
あたり。
そして、また、読んでみたい本が山のように積まれてしまった📚
ももこ個別指導プリンㇳ、第8弾は更に進化
(原案:私、作成:次女)
ここでは写真だけだけれども、実際は
黄色いクェスチョンマークをタップすると、
絵が現れるのである。
もう一度タップすると、戻る。
全部開けるとこんな感じ。
ももこが読めた言葉も、読めなかった言葉もある。
何度でも練習できる