赤羽末吉展に行ってきた。
私にとっての赤羽末吉は、『スーホの白い馬』『ももたろう』の
素晴しい絵を描いた人、という認識。
中の絵ももちろん素晴しいのだが、
表紙に、まず、心を掴まれる
『スーホの白い馬』は、長女宅に行っているようだが、
『ももたろう』、そして『日本の昔話』シリーズを持っている。
先に展覧会に行った次女が、とてもよかったと言っていたので、
私も行ってみた。
会場の、いわさきちひろ美術館は分かりにくかった
でも、赤羽末吉展は、素晴しかった
満州で絵画制作をしていたが、戦後、乾いた中国大陸から日本に戻り、
日本の湿潤な風土の美しさに気づいて、
雪国に赴き、墨絵に取り組んだという話が、まず、とても興味深かかった。
そして雪の風景を愛する者として、嬉しかった⛄
展覧会HPより。『雪国の物売り』。
風景画などもとても美しいのだが、この絵の細部の楽しさなど、
絵本につながるものだと思う。
そして後年自ら絵本の世界に入っていく。
墨絵以外の日本画の技法や、その他作品世界を表現するためにあらゆる技法を模索し、
一点一点心を込めて制作していたことがよく分かる、
見応えのある展示だった
会場で見た絵、手にした絵本はどれも素晴しかった。
細部も素晴しいが、表現のダイナミックさが好きだ。
出版された本の数は多いが、
少しずつ、手にとって、味わっていきたいし、
孫たちにもも見せたいと思う。
↑この画集は、私の宝物になりそう。中身を見せられないのが残念。
ところで、
長女と次女が通っていた幼稚園の園バスは、
赤バス、青バス、と呼ばれていたので、
私が絵本を読んでやって「あかばすえきち」と言ったときに、
子供達が「赤バス」と言って大笑いしたことが、
私は忘れられないのだが、
娘たちはふたりとも覚えていなかった・・・