姿勢が悪いことで肩こりや腰痛が引き起こされるとの思いから、「姿勢を良くしたい」という方々からの依頼がたくさんあります。
みなさん、ご自身で姿勢を良くしようと頑張っていはいるものの、自己流だとかえって腰が痛くなったり、背中が張ったりするようです
ネットやテレビの情報や、一般的によく言われる背筋を伸ばすとか胸を張るということではなかなか上手くいきませんよね。
理解しておくべきことは、姿勢が良いか悪いかということではなく、「なぜ体がつらいのか」ということだと思います。
それは体に余計なストレスがかかっているからで、そのストレスの要因の一つが背骨が固まり動かなくなっていることです
すると上半身の筋肉の不活動が起こり、酸素や栄養が体に行き渡らなくなってしまいます。
ですので、まずは筋肉がきちんと活動出来るように背骨が動く状態にしていくことが大切です
そのためにも、自分の体の何が起こっているのか、状況をきちんと把握することが重要です
下の絵は代表的な崩れた姿勢の一例です。
左は胸郭(あばら骨)と骨盤の位置が悪い状態です。
胸郭が前かがみになっていたり後ろに倒れたりしているのですが、本人はその感覚(概念)が全くないので、変わることがありません。
また、胸郭の位置のズレによって、緑の線のようにお腹が出ます。
多くの人がお腹が出ているというより自ら出しているとも言えます
右のようにきちんと乗せる感覚が必要です
もう一つの代表例は胸郭が前に突っ込んだ(前のめり)状態、いわゆる出っ尻、反り腰状態ですね。
どちらにしても背骨をきちんと立てることができず、無意識に上体を押しつぶしてしまっています。
下の絵の真ん中や右側のように真っすぐになれるスペースがなければ一生きちんと立つことはありません。
そのため、反るか丸まるかのどちらかにしかなれません。
縦にスペースを広げる意識が重要です
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