すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅩ 〜集まるプロフェッショナル~

舞弦鼓との打ち合わせが終わるやいなや、息つく間もなくLINEを開いた。善は急げだ。

司会をお願いするなら、この人しか考えられない!

このコンサート企画の初期からアドバイスをもらっていた、あの町議会議員の池田さんだ。

池田さんはさまざまなイベントで歌い手として活躍している。ステージにも慣れているし、さらに元保育士でもある。
今回のコンサートは、小さなお子さんも聞きに来る。子供たちが落ち着かないような場面でも、臨機応変に、子供たちが安心できるような、やさしく、あたたかい声かけもできるはずだ。

それはつまり、保護者の皆さんの安心にもつながる。
今回の客層から考えて、これ以上の適任なんて、いるだろうか?

とはいえ、池田さんは日々、与論町のため、とりわけ島の子どもたちのために走り回っている。
そもそも引き受けてくれる時間的余裕がないかもしれない。

ここまで日にちが迫った段階でお願いするのは、失礼にならないだろうか?
迷いもしたが思いきって、相談のLINEを送った。

返事はその日のうちに返ってきた。

「私でいいんですか! 大変恐縮ですが、力になれるように頑張ります!」

まさかの即答だった。

その返事が、どれほど心強かったか、言葉では言い表せない。
肩の力が抜けるのと同時に、安堵と感謝が、一息に押し寄せてきた。

これ以上ない、頼もしい味方が、力を貸してくれることになった。


さて、もうひとつの問題は、音響スタッフ。そして、音響機材である。

音楽関係の繋がりのある何人かに相談するも、みなさん、当日は用事で与論島に居なかったりで立て続けに断られてしまった。

断られついでに、他に誰か居ないか聞いたところ、皆が「与論島で音響を頼むなら、彼が一番安心できる」と名前を上げたのが、僕の焼肉屋のご近所に住んでいる、山野寛治君だった。

そう言われたら、与論島内の音楽イベント、特に町が関わる大きなイベントで、よく彼の姿を見かける。灯台もと暗しとはこのことだ。

寛治は普段は役場職員として働き、町主催のイベントだけじゃなく、民間の音楽イベントやスポーツ大会など様々な場所で、音響スタッフを担当している。

すぐに連絡を取ると、ほぼ即答で引き受ける方向の返事をもらった。

ただ、その日にイベントや仕事が入ってないか確認する必要があるので、まだ確約は出来ないという。

それなのに、その後のLINEのやり取りは、イベントの詳細や、コラボの内容から必要そうな機材を見立ててくれたり、すでに引き受ける前提でのいろいろな確認をしてくれた。

音響については素人の僕に対しても、丁寧に分かりやすく説明をしてくれたおかげで、その日のうちに、どの程度の準備が必要なのか、ある程度把握することが出来た。

更には、その必要な機材の手配まで引き受けてくれるという。
至れり尽くせりとは、こういうことを言うのだと思うほどだった。


昨日今日の、ヨロンどれみさん、舞弦鼓さんとの打ち合わせの中で浮き彫りになった、コンサートの成功を左右するほどの大きな問題が、あっという間に解決してしまった。

そもそも、コンサート本番まで3週間もない時点で、司会と音響を手配するなんて、段取りとしては遅すぎることだと思う。

池田さんにしても、寛治にしても、この急なお願いを、当たり前のようにスムーズに受け入れてくれた。
逆に考えると、ここで断られていたら、僕は途方に暮れていただろう。そう思うと、どれだけ感謝してもしたりない。


そしてこの日は、偶然にも、うちの焼肉屋に川上精一ヤカのご家族での予約があった。
精一ヤカはコンサートで撮影をお願いしていた、与論島屈指の映像屋でドローンパイロットの、あの先輩だ。

池田さんからの返事も、寛治とのやり取りも、精一ヤカの来店中のやり取りだった。

そのため、精一ヤカにも、入りたてのこのニュースを報告すると「おお! それは最高のメンバーだね!」と喜んでくれた。


よく考えてみると、これだけ心強い仲間が、こんなにも自然に集まるというのは、実はそうあることではない。

精一ヤカ、寛治、そして池田さん。
三人とも、それぞれの分野で、与論島を代表するような存在だ。

きっとこれは、与論島という小さな島だからこそ出来ることなのだと思う。
もし、これが人口の多い町だったら、こうしたプロフェッショナルな人たちが、たまたま自分の知り合いの中にいるなんて、まず考えられない。

与論島は人口およそ5,000人。
島で活躍している人の顔は、すぐに思い浮かぶ。
直接の知り合いでなくても、誰かを通じて、必ずつながっている。

この「距離の近さ」が、島のプロフェッショナルの人たちを、自然と自分の輪の中に引き寄せてくれた。

そう思うと、この環境にいられること自体が、どれほど恵まれていることか、改めて胸にしみた。

そして、そのプロフェッショナルな人たちが、迷いなく力を貸してくれていることに、感謝の気持ちしかなかった。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩


📖約30名の方が協力してくれたKindle本朗読リレー📖
YouTubeUP版・再生リスト


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

そすこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅨ 〜浮かび上がる課題〜

2月10日、コンサートまで残り19日。

この日は、朝からもうフルスロットルだった。

まず、お昼過ぎには、託児コーナーをお願いしているハレルヤこども園へ打ち合わせに向かう予定がある。
さらに夕方には、コンサートでコラボしてもらう「ヨロンどれみ」のYUKOさんと、ひよさんを交えたZoom打ち合わせ。

夜はもちろん、焼肉屋の営業。スケジュールはびっしりだ。

更に、出来れば今日明日のうちに終わらせておきたい仕事もあった。町内の各家庭に配られる「くみちぎ」にチラシを入れてもらうための仕分け作業だ。

少しでも早く進めるため、午前中のうちに、約2000枚のコンサートチラシを持って与論町役場へ向かった。


与論町には、集落をさらに細かく分けた「小組合(こぐみあい)」がある。
アパートなら30世帯ほど、家が点在する地域なら数件だけ、という具合に規模はまちまちだ。

役場の一角には、大きな書類棚が並び、引き出しにはすべて小組会名が貼られている。その数は、ざっと130前後。
書類棚の前のテーブルには、それぞれの小組会の世帯数の一覧表が置かれていた。

つまり、くみちぎにチラシを入れるには、このすべての引き出しに、世帯数に合わせてチラシを数えて入れていく必要がある。
その後、引き出しの中身がその年の小組会長の家に届けられ、各家庭へ配布される仕組みだ。

与論町約2000世帯分のチラシを、全て1人で、手作業で数えて、引き出しに入れていく。

ハレルヤこども園との約束の時間が迫るが、2000枚のチラシはまだ、3〜4割ほど残っている。

一旦作業を切り上げて、ハレルヤこども園に向かうことにした。

ハレルヤこども園は、実は僕にとって特別な場所だ。
僕自身がここの卒園生であり、二十代半ばには給食室で働いていたこともある。
さらに数年前まで、今度は自分の子供たちがこの園にお世話になっていた。

四十年前にお世話になった先生も、一緒に給食を作っていた先生も、まだ残っていたりする。
この園にも、先生たちにも、とてもお世話になった。

打ち合わせでは、当日の託児スペースについて説明した。
子どもたちが安心して過ごせるように、できれば二つのスペースを用意したいこと。

一つは、赤ちゃんや眠くなった子をメインに、体育館から少し離れた場所で、静かに休める空間を。
もう一つは、体育館の端に半個室のようなスペースを設け、保護者がそばで見守りながら、コンサートも楽しめる形にする案だ。

利用人数はまだ読めず、保育士スタッフの人数にも限りがある。一番避けたいのが、スタッフ不足によるキャパオーバーだ。
だからこそ、子供は自由に遊べて、それを親が見守りながら、同時にコンサートの雰囲気も楽しめる環境を目指した。

そんな相談をすると、僕の予想を超える太っ腹な回答をもらった。

「この部屋の絵本や遊具は、何でも、いくらでも持っていっていいですよ。むしろ、この棚ごと持っていってもらっても大丈夫です!」

目の前にしていたのは、大人からしたら腰の高さくらいの本棚とオモチャ棚。
これくらいの高さでスペースを作ると、お子さん的には個室のようになり、大人にとっては開かれている空間になる。
お子さんを見ながら、コンサートの雰囲気も同時に味わうことが出来る。

なんとも、僕の理想にぴったりの提案だった。

本棚に加え、パーティションやマット類、音の出ない遊具など、まとめて貸してもらえることになった。

こうして託児スペースの目処が立ち、胸をなで下ろした。
子どものことは、やはりプロに頼るのが一番だと実感する。実際に預ける親の立場になっても、やはりプロが関わっている安心感は違う。

お礼として、園の職員さん全員分の、ファミリーご招待券をお渡しして、ハレルヤこども園を後にした。


そして、再び役場へ直行。
残っていたチラシを急いで小組会の棚へ振り分けると、そのまま急いで僕の焼肉屋へ向かった。

「ヨロンどれみ」のYUKOさんとのZoom打ち合わせは、17時から。
それまでに仕込みと開店準備を終わらせなければならない。気づけば、もうまもなく17時。
バタバタと、パソコンを立ち上げる。

この打ち合わせが、YUKOさんとひよさんの初対面だった。
まずYUKOさんが、この機会を作ってもらえたことに、熱い感謝を伝えてくれた。
島の子どもたちが、プロのピアニストの伴奏で歌える。そのことを、心から喜んでいるのが画面越しにも伝わってきた。

そして、ここで思わぬ事実が明らかになる。
ひよさんとYUKOさん、実は同じ音大の先輩後輩だったのだ。

さすがは音楽のプロ同士。
僕が全く考えが及んでいない部分で実は重要だったことなどが、いろいろ見えてきた。

特に「なるほど」と唸ったのが、ステージ上での立ち位置だ。
僕はお客さんから見て「さまになる並び方」くらいでしか考えていなかった。

ところが二人は、
「ピアノの蓋がどちら側に開くから、こっちの方が歌いやすい」
「客席に向きながら、合唱メンバーの表情も見える配置」
など、音楽の質を高める視点で話を進めていた。

もともとは、ステージと客席をはっきり分けず、体育館の中央にピアノを置き、お客さんにはその周りを取り囲むように座ってもらう予定だった。
ステージをフラットにすることで、演奏する側と聴く側の距離を縮め、より臨場感のある空間にしたかったのだ。

しかし、音の響きや動線を考え、配置は見直すことにした。
最終的には、入口正面の壁を背にして、ピアノを中心に半円状に客席を配置する形に変更した。


さらに「ヨロンどれみ」のメンバーには、小さなお子さんたちも多い。集中が切れないように、緊張しすぎないように、より歌いやすいように、出番の順番やリハーサルの時間まで、細かく丁寧に詰めていく。

この具体的なやり取りを目の前にして、
僕はひとつ、自分の足りていなかった部分に気づいた。

一番肝心の、ステージのシミュレーションが、圧倒的に足りていなかった。

そしてこの思いは、次の日、さらに大きくなることになる。


2月11日、コンサートまで残り18日。

この日は、もう一つのコラボ企画――
エイサー団体「舞弦鼓」さんとの打ち合わせの日だった。

前日、シミュレーション不足を痛感した僕は、昨夜のうちに会場の配置図を用意していた。
前日にピアノの位置が変更になったことも踏まえ、舞弦鼓メンバーの立ち位置案を数パターン作成し、それぞれを図に書き込んで準備した。

よし、今回は抜かりなし。

時間になると、舞弦鼓代表の小高明日香さん、そしてもう一人、元代表であり舞弦鼓の創設者でもある有馬淳(すなお)さんがZoomに参加し、画面には4人が揃った。

淳は島の後輩で、以前、僕の焼肉屋がスタッフ不足だったときに何度か手伝ってもらったこともある。
わりと気心の知れた存在だ。
エイサーだけでなく、ダンスも得意な多才な男でもある。

実は、この舞弦鼓とのコラボ企画も、淳が店のアルバイトに入ってくれた日に、何気なく相談したことがきっかけだった。

事前にそれぞれとやり取りを重ねていたおかげで、コラボの大まかな流れは、すでにある程度固まっていた。

舞弦鼓とのコラボでは、ひよさんのもう一つの顔「筆文字パフォーマー・日吉真澄」としての姿も、ステージの流れの中に組み込むことにしていた。

構成は、前半と後半の二部構成。

前半は、ひよさんと淳による一対一の即興セッション。
ダンスも得意な淳ならではのエイサーの即興演舞と、ひよさんのピアノのいわば即興対決。

そこから自然に後半へとつなぐ。
どこからともなく、エイサー本体の太鼓の音が、ひとつ、またひとつと重なりはじめる。

その音に導かれるように、それまで使っていなかった体育館ステージの幕が、上がっていく。

観客の視線は、二人の即興からステージへ移る。そこに現れるのは、舞弦鼓のエイサー本体だ。

太鼓のリズムと共に、舞弦鼓本体がステージを降りてくる。入れ替わるように、ひよさんがステージ中央へ。

そこに用意されているのは、大きな紙と一本の筆。

ここからは、エイサー×筆文字パフォーマンスのコラボレーションへ。

迫力の演舞の中、筆が大きく走る。
白い紙に叩きつけられる、力強い線。
太鼓の響きと共に、文字に想いが宿り、魂を帯びていく。


そんなステージ構想を、立ち位置案の図を使って説明していく。
それをもとに、お互いに意見を交わしていく。

筆文字の完成に必要な時間はどれくらいか。
移動は不自然なくいけるのか。
全体の流れに無理はないか。

特に、淳は即興コラボから全体での演舞まで、続けて演舞することになる。
大きな太鼓を抱えて、約十五分。
体力的に大丈夫なのか質問すると、答えたのは明日香さんの方だった。

「淳さんなら大丈夫です!!」
「あっ、はい!大丈夫……です!」

2人の関係性も面白いが、信頼の現れでもあるのだろう。淳もアワアワと笑いながら答えている。

ひとつずつ確認し、最終的にこの流れでいこうというところまでたどり着いた。


しかし、ここで1つ大きな問題が浮かび上がった。


それは「ちゃんとした音響設備を入れなくては、このコラボは難しいだろう」ということだった。

なんてこった!
恥ずかしながら、音響については深く考えていなかった。

一応、コンサートを企画した初期段階には、考えてなくはなかった。
学校の訪問演奏では、ピアノの生音で大丈夫だということになっていた。
そして、コンサート会場も体育館に決まったことで「同じ環境で大丈夫だろう」と、軽く考えてしまっていた。

しかし、コンサートまではもう3週間切っている。これから音響スタッフを探し、機材も手配しなくてはならない。

さらに、もうひとつ。
僕の中に、大きな不安が浮かび上がってきた。

当日のコンサートの進行や、コラボ紹介や注意事項などのアナウンスなど、司会的な立場は僕がするつもりでいた。

だが、立ち位置の図面化、音響の導入の検討、託児スペースの設置についてもそうだ。

打ち合わせの中で、全体像が見え始めたことで、現場が想像以上に、動きがあることが浮き彫りになった。

もし、その場でトラブルが起きたら?
予定外のことが起こったら?
そのとき、僕は司会をしながら、全体を見渡せるだろうか。

正直に言えば、自信がなかった。

いや、これは、気合いや準備でどうにかなる話ではない。
たったひとつの想定外で、全体が崩れる可能性もある。

何とかなると思っていてはダメだ。

当日、僕に固定の役割を持たせてはいけない。
僕は、全体を見渡し、動ける立場でいなければならない。

舞弦鼓の二人とひよさんとの打ち合わせは、ステージそのものについては、前向きで実りあるものだった。

気持ちの面でも、しっかりとした信頼が生まれているのを感じた。
きっと、最高のパフォーマンスをしてくれるはずだ。

そのためにも、最高のステージを用意すること。そして、当日、僕が全体を見渡せる環境を整えておくこと。

よし、日にちも少ない。すぐに動かねば!


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩

📖約30名の方が協力してくれたKindle本朗読リレー📖
YouTubeUP版・再生リスト


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅧ ~東京コンサートでの共鳴〜

2月8日、コンサートまで残り21日。

この日、原宿のコンサート会場にて、日吉真澄即興アルバム『瞬音』レコ発ツアーの東京公演が行われた。

ひよさんのCDは、この『瞬音』で通算十八枚目だ。だが、四年半ピアノから離れ、復帰してから初のアルバムということもあり、実に七年ぶりの新作となる。

そのレコ発ツアーとして、昨年の十月から、大阪、秋田、福岡、札幌と巡ってきた。
与論島の話は途中から立ち上がってきたので、こちらは別枠として、この東京公演がツアーとしてはファイナルとなる。

この日は、ツアーの中でも特別企画として、亮丸心理学の亮丸さんとの即興詩×ピアノ即興コラボ、そして、バレエダンサーしょこらんさんとのコラボもあった。


観客のみなさんの反応も、絶賛の嵐だった。
その日、僕は与論島から、SNS越しに次々と投稿されるみんなの感想を読んでいた。
その反応から、大成功のステージだったことが伝わってくる。

「胸が震えた」
「こんな世界観、初めて味わった」
「涙が止まらなかった」
「気づいたら涙がこぼれていた」

たくさんの感想を目にしたが、予想以上だったのは「涙が出た」という人がかなり多かったこと。


亮丸さんが、このコンサートの前に、スタエフでこのコラボ企画の紹介配信をしていた。

約三ヶ月ほど前、同じような即興コラボをスタエフでやっていた。そして「いつか本当のステージでこの即興コラボができたらいいですね」と言っていたのが、あまりに早く現実になった。

ひよさんとの出会いを振り返り「初めてスタエフでひよさんのピアノを聴いたとき、鳥肌が立った」と語っていた。
そんな、ひよさんからオファーが来たときの心境は「正直、怖いなと思ってました」というものだった。

きっと「怖い」という表現をしたのは、亮丸さんがひよさんのピアノのクオリティの高さをしっかり感じた上で、自分もそのレベルのものを生み出さなくてはならないと思っていたからじゃないかと思う。
つまり、それだけ真剣だったからなのだろう。


このコンサートを聞きに行った、スタエフ仲間でパティシエの「マカロンまゆみ」さんが、こんな感想を語っている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は昔、エレクトーンを習っていて、その講師も目指していました。
検定試験の中に即興演奏という項目もあったんですけど、どうしてもワンパターンになってしまうんです。
日吉さんは、長い即興曲でも、しっかり世界観を作り上げていくのが、とっても素晴らしくて。

日吉さんと亮丸さんのコラボでは、隣の席の方が静かに涙を流していらっしゃいました。
言葉と音が混ざり合って、ひとつの物語になっていくような時間で、ただ音楽を聴くのではなく、「音と心の体験」をしているようでした。

しょこらんさんと、パートナーのダハさんのダンスは、感情のすべてを使って踊るような迫真の表現でした。
限られた広さのステージで、助走がほとんど取れないほど狭い空間なのに、リフトは完璧で、まるで映像作品の一場面を切り取ったような美しさでした。

コンサート中、日吉さんの「ピアノの蓋を閉じていた時期」の話もありました。
その言葉に、会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえていて、そしてアンコールで演奏された「タカラモノ」。その音色は柔らかく、透き通るようでした。

国際フォーラムAホールで演奏するひよさんの姿が、はっきりと想像できました!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しょこらんさんも、このコンサートへの意気込みや感想などを、何度も配信している。

しょこらんさんにとっては、人生初のピアノ生演奏でのパフォーマンスだった。
今回しょこらんさんが披露したのは、パートナーと2人で踊る「パ・ド・ドゥ」というデュオ形式でのバレエ。

パートナーを務めるのは、元モンゴル王立バレエ団の主役ダンサー「ダシツレン・トゥルガ」さん。通称、ダハさんだ。
しょこらんさんにとって、十五年来のパートナーであり、技術だけでなく、空気や呼吸までも共有してきた、実力派のバレエダンサーだ。

そんな、長年の相棒と並んで立つこの舞台は、しょこらんさんにとっても特別なものだった。

本番前には、ここ数年で一番大きなプレッシャーの中にいたということを、後日スタエフで語っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ひよちゃんのコンサートに来るお客さんは「ひよちゃんの音」を聴きに来ているでしょ。主役はあくまでもひよちゃんなのよ。
私は、その世界のたった一部としてバレエを踊る。自分の動きが、ひよさんの紡ぐ音の一部として、響かなければならないのよ!

その責任の重さったらないわよー!
本番前の一週間は、生きた心地がしなかったわ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リハーサルでは、生のピアノの音に圧倒されるほどだったという。
このままだと本番中に音に圧倒されて、泣いてしまうんじゃないか? と思ったしょこらんさんは、それなら先に一度涙を流してしまおうと、ある提案をした。

リハーサル中、ひよさんの許可をもらって、以前から耳にしていた「ピアノの下席」を体験したいと申し出た。
ピアノの真下で聴く音は、想像を超える迫力だったそうだ。
音のパワー、細やかさ、ひよさんの想い、指先の打鍵のすべてが、全身にダイレクトに流れ込んでくる。そこで、しょこらんは、ぐわっと涙を流しきった。

「よし、もう大丈夫」

涙と共に緊張はすっと抜けて、集中して本番を迎えることができたという。


本番のステージについて、印象的だったのは、「お客さんと演者の空気が一体になる瞬間があった」と語ったことだ。

踊っているあいだ、ひよさんの生ピアノが会場いっぱいに広がり、その「音の空気」の中に自分が入り込んでいくような感覚になったという。まるで、音が空間の輪郭をつくり、その中心で踊らせてもらっているようだったと。

ステージと客席はとても近く、直前までは「お客様の顔が見えすぎてしまうのでは……」という不安もあったらしい。
でも、本番が始まって音が鳴った瞬間、観客の姿は消え、自分が物語の中で踊るべき景色が広がっていたそうだ。

曲のタイトルは『遠く離れても もう逢えなくても』。
ひよさんの即興演奏CD『瞬音』にも収録されている、別れの切なさを表現した曲だ。



しょこらんさんの見ていた景色とは、北欧の駅のホーム。
これから別々の道を歩む二人の最後の別れのシーンが、しょこらんさんの目の前には鮮やかに広がっていたという。
舞台は狭かったはずなのに、不思議と広大な世界が見えていた、と話してくれた。

ピアノの音と体と景色だけがある。不思議なほどに「自分の世界に完全に没入できた」と言っていた。

やり直しがきかない緊張感の中で、ピアノの音、ダハさんとの呼吸、自分の身体、それらが必然のようにピタリと噛み合った瞬間が、確かにあったという。

「このとき、私は音の一部になれた気がした」

そして踊り終えたあと客席の空気を見て、「伝わった」と確信できたそうだ。言葉ではなく、表情や静けさ、漂う余韻のすべてが、それを示していたという。


東京コンサートでの大成功を聞いて、僕は与論島でのコンサートの構想をあらためて思い返した。

与論島では、エイサー団体「舞弦鼓」、親子合唱チームの「ヨロンどれみ」など、島の文化、そして島の子供たちとのコラボ企画もある。

与論島でも、こんな表現者同士の感動の共鳴が起こせるだろうか?
これからの準備、当日の段取りで大きく変わってくるところだろう。


亮丸さんが語った「怖い」という一言が、妙に胸に残っていた。
その怖さは、僕の中にも確かにあった。
この大きすぎる挑戦の先に、ちゃんと誰かの心を動かせるだろうか?

期待されればされるほど、プレッシャーも増えていく。

でも、亮丸さんはその怖さを抱えたまま、あの場で全身全霊の表現をやりきった。
その亮丸さんの姿が、僕の背中をそっと押してくれるような気がした。

スマホ越しに届いてきた、たくさんの感動や熱い想い。
僕はそれを、みんなからのバトンとして受け取った。

「この感動を与論島でも起こしたい」

本番まで、あと、たったの3週間だ。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩

📖約30名の方が協力してくれたKindle本朗読リレー📖
YouTubeUP版・再生リスト


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅦ ~未来へと続くチケット~

2月7日、コンサートまで残り22日。

いよいよ、チラシとチケットの現物が届いた。

チラシに関しては、自分の焼肉屋のチラシでも何度も作成しているので、実感としては「おお、いい感じに出来たなぁ!」だった。
チケットの方は、過去にイベントはやったことはあれど、ここまできちんとしたコンサートチケットは作ったことはない。

そのため、さすがにチケットの箱を開けるときはドキドキした。

おお! ちゃんと厚めだ! しっかりしてる! 背景の柄もいい感じ! ミシン目もある!!(当たり前だ)

本物のチケットだ。

コンサートのタイトルも『瞬音』にしたので、チケットの背景の柄も、ひよさんの即興演奏CD『瞬音』のジャケットに寄せて作った。
黄金色と白がグラデーションになり、柔らかな光の波が流れているようなデザイン。

スマホのデザイン画面で見ていたときよりも、実物の方がずっとおしゃれに見えた。

これを持って、島の人たちが会場に集まる。
想像の中で、入り口のスタッフになってみる。列に並ぶお客さんの顔は、いつも町で見かける、あの人この人あの家族だ。
「わぁ! 来てくれたんですね! ありがとうございます!」と声をかけながら、人数をチェックして、ちぎった半券を返す。

おおおおお。コンサートっぽい。

いやいや、妄想に浸っている時間はない。なんといってもコンサートまで、たったの残り3週間。

その日のうちに、チケットの販売代理店を引き受けてくれているお店に届けに行く。
各お店に置いてもらえるチケットの枚数を確認して、封筒にチケットの種類と枚数を書いてお渡しする。
協力店舗には、スタッフの皆さん用に無料ご招待チケットもお渡しした。

そして、各小中学校へ、先生の人数分の招待チケットと、児童生徒の数のチラシをお届けする。
学校からは、その月、その週の行事や時間割りのお知らせとして、訪問演奏の情報が伝わるはずだ。それと一緒に、一般向けのコンサートもあるよとお知らせとしてチラシも配布してもらう。各学校の許可は前もって頂いていた。

託児スペースで保育士さんをスタッフとして出してくれるこども園にも、職員の皆さんへの招待チケットをお届けした。

さらに、舞弦鼓さん、ヨロンどれみさんのコラボ団体へも、所属メンバーのご家族の皆さんへの招待チケットも用意する。

ここまでで、無料配布した招待チケットは、余裕で百五十枚は越える。

協力してもらった関係各所を、招待することは決めていたものの、その範囲については、かなり悩んでいた。
協力いただいたその人までにするのか、そこのスタッフや職員さん全員にするのか。

つまりは、少しでも収益を上げて、協力いただいた皆さんへのお礼を少しでも多くするのか、それとも1人でも多くの人に来てもらえるようにするのか。

さんざん迷った挙げ句、最終的に多めに配る方を選択した。

決め手は2つ。
このコンサート実現に向けて、本当にたくさんの方が協力してくれたこと。その感謝を示したい。

そして、もうひとつは、1人でも多くの人に来てもらうことが、今後のひよさんの夢に向けての応援になると思ったこと。


ひよさんの夢は、5012席の東京国際フォーラムホールAのステージに立つことだ。

それは、ひよさん自身の成功のための夢ではない。
一度は音楽の道を諦め、そして、再び音楽で立ち上がったひよさんの、アーティストとして生きる証のようなものだ。

筆文字作家時代に出会った「動けば変わる」の信念を、音楽でも証明すること。挑戦し続けることで、きっと誰かの心にも火を灯せる。

その夢を語るとき、ひよさんはこう言っていた。

「最初から無理だと諦めるのは、アーティストの生きる姿勢じゃない」
「挑戦する姿そのものが、人の励みになるはず」

ひよさんは、その夢の舞台に立つことで「私は一生懸命に生きているよ。そして、みんなも一生懸命に生きているよね!」と伝えたいんじゃないかと思う。
自分だけが主役じゃない。自分とみんなの「生きる物語」を、一緒に照らしたいのではないだろうか?


この与論島コンサートは、与論島の中だけにとどめるのはもったいない。
なんとか、ひよさんの今後に繋げられないだろうか?
いつの間にか、そんな想いも大きくなってきていた。

願わくは、この与論島のチケットが、未来に繋がりますように。

届いたばかりのチケットは、黄金色の波のように輝いていた。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩
Kindle出版
『与論島・小さな島のピアノ協奏曲 〜「動けば変わる!」で駆け抜けた100日間の物語〜 』


📖約30名の方が協力してくれたKindle本朗読リレー📖
YouTubeUP版・再生リスト


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅥ ~即興演奏・ヨロンブルー~

2月2日、コンサートまで残り27日。

与論島内の全戸に配られる「くみちぎ」に入れる、チラシデータの最終締め切り日。

当日ギリギリまで、あっちを直しこっちを直し。データ名には「最終版」「最終版②」「ガチ最終版」と、ダミーばかりの名前が並ぶ。
なんとか、これでもう直しはないだろうと、自分に言い聞かせて、時間ギリギリに役場の担当職員の方へのメールに添付して送信する。

なんとか、間に合った!

そして、そのまま続けて、ネット印刷へ発注をかける。実物のチラシが出来たら、その二次元バーコードからイベント公式LINEにアクセスが始まる。

次のタスクは、公式LINEとイベントHPの仕上げだ。

もうコンサートまで1ヶ月もない。まだまだ落ち着いている暇はないけれど、今日はここまで!

久しぶりに、早めに寝ることにしたが、頭の中は公式LINEのことばかり考えていた。


2月3日、コンサートまで残り26日。

公式LINEといえば、最初に送られてくるのが友だち登録の最初の挨拶文。
ここで、いかに魅力的なメッセージが届けられるかが重要だ。

昨夜、寝れずに妄想していたことを、ひよさんにLINEする。

「ひよさん、イベント公式LINEの登録特典のために、与論島をテーマにした即興演奏をしてくれませんか?」

チラシでは、表も裏も、とにかく「即興演奏が凄いピアニスト」というインパクトをつけて打ち出した。
あとは、どうやったら、ひよさんの即興演奏を聞いてもらえるか。
YouTubeなどのリンクを貼ったとしても、そこに魅力を感じなければ、クリックしてまで聞かないだろう。

一番気になるのは「自分のため」に演奏してくれた音楽じゃないかと思う。
そして、与論島の人たちは、わりと地元・与論島を誇りに思っている人が多い。
つまり、与論島をピアノで表現してくれた曲なら、島のみんなが自分事として興味をひくのではないだろうか。


2月4日、コンサートまで残り25日。

1日おいて、ひよさんの深夜のピアノライブで公開録音が行われることになった。
今夜もたくさんのリスナー、通称「ひよ村」の仲間達が集まっていた。

ひよさんの即興演奏は、基本的に一発勝負。
普段から、毎晩リスナーさんからお題を募集して即興をしていることもあり、今回みたいな依頼の曲でも、ライブ中に挑戦することが多い。

まずは、リスナーさんの中から曲のタイトルを募ることになった。

コメントでたくさんの案が出てくる。
一番初めに上がったのが「島のかぜ、海のうた」という、むにさんの案。
むにさんは、いつも言葉選びのセンスが素晴らしく、ひよ村の即興タイトル募集で採用される率も高い。

今日も、いきなり素敵な案が出たと、みんなの反応は上々。

「南国、与論島をあとにして」という案に、ひよさんは、まだ行ってないから! とつっこむ。

他にも「東シナ海に浮かぶ島」「beautiful yoron」「南国ヨロン島」「開けヨロン!」などなど、たくさんの案が上がった。
「ヨロンブルー」という案を出したのは、ひよさん本人だ。

僕は、与論島の人に自分たちのための即興演奏を分かってもらうために、タイトルには「与論」の文字は欲しいとコメントした。

しかし、むにさんの最初の案も捨てがたい! みんなの評判も良い。

……ということで、「ヨロンブルー ~島のかぜ、海のうた~」というタイトルに決まった。
むにさんの案は、副題として入れることになった。

「よしっ! やってみよっか!」

数秒の沈黙が続き、ひよさんの即興演奏が始まった。


YouTube ヨロンブルー~島のかぜ、波のひかり~




最初の短いメロディは、穏やかに揺らめく海面に光が差して、キラキラと光輝くような描写から。

穏やかな波が寄せては返すようなリズム。
遠くのサンゴ礁の向こうから、風がそっと吹き抜けていく。
ピアノの音の一粒一粒が、まるで海の光を反射しているようだった。

コメント欄には、次々と感想が流れていく。
「波が優しく打ち寄せている感じがしました」
「夕日が沈む海が見える」
「カモメになって飛んでいるようでした」
まるでそれぞれが心の中で、風と共に与論島の海の上を散歩しているようだった。

与論島の海をまだ見たことがない人も、音を通してリアルにそこにいたかのような時間だった。


演奏が終わると、しばらく沈黙が流れたあと、「素敵」「泣けた」「ロマンティックだった」と、たくさんのハートと拍手の絵文字が画面を埋めた。

ひとしきり、コメントを読み上げてから、ひよさんがどんなイメージしてたのか、話しはじめた。

「ナビさんのアップしてる、与論島の写真で見た晴れの日の『百合ヶ浜』の色と、風とか波とかのイメージで弾いた感じですね。
ちょうど、ナビさんのアイコンのブルーの海の色みたいな感じで。
凪の時間帯の、あんまり大波が来てる感じじゃなくて、わりと穏やかめな波かなぁ」

リスナーからは「CMで使ってほしい!」「観光協会にどう?」という声が次々に上がった。

ひよさんは続ける。

「でも『海のうた』ぽくはなかったかも。
『海のうた』だともっと民族音楽とか神の歌みたいな感じになるかなぁ。海というよりは、波をイメージしてた」

そして、副題は「風のうた、波のひかり」の方がいいんじゃないかという話になった。

やがて、話題は「ヨロンブルー」をどう表記するか、という話に。
「アルファベットがかっこいい」「カタカナの方がやさしい」と意見が分かれたが、最終的に「カタカナだと小さい子にも読めますね」という、むにさんの意見で、ほぼまとまった。

確かに、今回は小学校の訪問演奏や、コンサートも子供を意識して準備をしている。

小さい子を意識したコメントは、ひよ村のメンバーの中に、すでに与論島コンサートの趣旨が伝わっている証拠だなと感じた。

ひよ村の仲間の中で、与論島にいるのは僕だけしかいない。
だから、ほとんどの部分は、僕が1人で突っ走らないといけないような感覚でここまで走ってきた。

でも、あざらし先輩がチラシで助けてくれたように、ひよ村のみんなも、この与論島コンサートのことをいろいろ考えてくれているんだなと、ありがたい気持ちになった。


「はい、じゃあ、もう一曲弾いて終わりますね。オリジナル曲、弾きましょうか。『海辺を行く列車』弾いてみましょう」

与論島には電車はないが、ヨロン駅という、観光名所としての駅のモニュメントがある。
5メートルほどの短い線路に1対の車輪が置かれていて、駅名表には「天の川、銀河鉄道本線ヨロン駅」と書かれている。

ピアノの低音部分で、列車の動き出す「ガタンガタン」という音を見事に表現して、列車が走り出す。

時間は深夜。僕とみんな一緒に、与論島の満天の星へ向かって、銀河鉄道が走り出すように感じた。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩

📖約30名の方が協力してくれたKindle本朗読リレー📖
YouTubeUP版・再生リスト


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅤ ~縦の糸と、横の糸~

1月31日、コンサートまで残り29日。

この日は、与論中学校との訪問演奏の打ち合わせだ。

島で唯一の中学校なので、もちろん僕の母校だ。
更にいうと、僕の母親の母校でもあり、現在、僕の娘もここに通っている。

学校の裏の駐車場に停め、体育館の横を通って校長室へ向かう。

与論中学校の体育館は、まるでパルテノン神殿のような外観をしている。

与論島は、1984年にギリシャのミコノス島と姉妹都市盟約を結んでいる。
ちょうど、その時期に建てられた体育館なので、ギリシャの神殿風のデザインが採用されたのだ。

校長室へ訪問して、細かい時間の確認や、演奏前後の先生生徒の挨拶、必要な機材などなど、詳細を確認していく。

ある程度、打ち合わせが済んだあと、訪問演奏をする体育館の中を確認しに行った。

卒業生である僕にとって、一番思い出が多いのが、このギリシャ神殿風の体育館だった。


中学時代の僕はバスケット部だったので、この体育館で毎日毎日、ヘロヘロになるまで走り回っていた。今でもこの体育館に入ると、頭の中に「キュキュッ」という、バッシュの音が甦る。

バッシュとは、バスケットシューズのことだ。その呼び方さえも十何年ぶりに思い出した気がする。

頭の中のバッシュの音は、僕の中学時代の記憶も呼び起こした。

中学2年の頃、週刊少年ジャンプでバスケ漫画の『スラムダンク』が流行っていた。
当時、与論中学校にはバスケ部がなかったので、同級生何人かで集まってバスケット同好会を作った。

そして、父も学生時代バスケットをやっていたと知る。

「俺、友達とバスケット同好会を作ろうと思う」

そう言ったとき、父が嬉しそうな顔をして、押し入れから古いバスシュを引っ張り出してきたのを覚えている。

父のバッシュは、たまたま僕の足のサイズとピッタリだった。まだ、始めたばかりの僕は学校の体育館シューズで練習していたので、父が「良かったらこれ使っていいぞ」と貸してくれた。

翌日、父のバッシュを履いて練習をしてみたが、やたらと足が重たい。
友達の最新のバッシュと比べたら、明らかに重さが違った。
父の学生時代に使っていたシューズだから、ざっと20年ほど前のものだ。時代と、物の進化を実感した。

家に帰って「友達の3倍重いんだけど!」と言ったら、父は残念そうな顔をしていた。今思えば悪いことを言ったなぁと思う。

数日後、スポーツ店に連れていってもらった僕は、最新の軽いバッシュを買ってもらった。スラムダンクの赤木キャプテンと同じバッシュだったのを覚えている。

そして、その後、父も社会人チームでバスケットを再開し、茶花小学校の監督を勤めることになる。

町のバスケット大会の会場も、だいたいこの中学校の体育館だった。
僕ら中学生の試合の横のコートで、小学校の監督をしてる父が、人の3倍ほどでかい声で激を飛ばしていて恥ずかしいと思ってた、その思い出もここにある。


ひよさんが訪問演奏に来たときは、正面真ん中にピアノを置き、生徒は横並びよりも「コの字」型の方がいいですかね? ……など、案内の先生と相談する。

ちなみに、打ち合わせの中で、中学校ではピアノ演奏だけじゃなく、筆文字パフォーマンスも組み込もうという話になっていた。

筆文字パフォーマンスには、体育館を汚さないためのブルーシートや、大きな紙や筆などの準備もいる。その場所をどこにするかも考える。


ところで、ひよさんがパフォーマンスしてる間はもちろんピアノが弾けない。ということは、別でBGMがあった方が望ましい。

そこで、僕はある提案をした。

数ヵ月前の中学校の文化祭で、2年生全体の発表として「黒いダイヤの涙」という曲の演奏があった。
与論島が誇るアーティスト、川畑アキラさんの歌で、与論島の先人達を歌った名曲だ。

僕より十歳ほど年上で、僕が尊敬する、島を愛する心の熱い先輩、それが「アキラやか」。

かつて「ザ・コブラツイスターズ」というバンドのボーカルで全国デビュー。テレビ番組の主題歌やCMソングで、アキラやかの歌を聞くことも多かった。ポッキーのCMソングや「たけしの誰でもピカソ」の主題歌にも使われていた。

ちなみに、約四十年前にミコノス島と姉妹都市盟約を結んだのが、当時、与論町長だったアキラやかのお父さんだった。
そして、僕の母とアキラやかのお父さんは、いとこ同士だ。そういうこともあり、僕の父とアキラやかのお父さんも仲が良かった。

町長選挙では、僕の父も選挙カーに乗り、拡声器要らずの大きな声で、遠くからもハッキリ聞こえるくらいの熱い応援演説をしていたらしい。

更に、アキラやかの家は大島紬の取扱店だった。
そして、うちの母はその大島紬の織り手でもあり、2人しかいない伝統工芸士でもあった。
そんな仕事での繋がりもあり、僕の両親とアキラやかの両親は、ただの親戚以上にやり取りの多い関係だった。

母の織る大島紬は、今では世界三大織物の1つと言われている。

多くの織物は、縦糸と横糸の片方だけに模様が入っているか、もしくは織ったあとに柄をつける。
だが、大島紬には、織る前の縦糸と横糸の両方に緻密な柄が入っている。ということは、1本織るごとに、縦横の柄を狂いなく確実に合わせないと、模様が出てこない。
逆に、それをコンマ数ミリの正確さで、ばっちり合わせることで、非常に細かく繊細で、美しい柄が浮かび上がるのだ。


少々話がそれてしまった。

筆文字パフォーマンスの話に戻すと、僕がBGMとして推薦した「黒いダイヤの涙」は、アキラやかの曲の中でも僕が特に好きな曲だった。

この曲は、少し前の文化祭でも披露している。
ひよさんの訪問演奏の時に、これを演奏してもらい、それに合わせて筆文字パフォーマンスをしてもらうのはどうだろうか?
一度発表しているので、学校側としても、練習の時間などの負担も少ないのではないだろうか。

そして、僕がこの曲を提案した理由は他にもある。

訪問演奏は、つまり授業の一貫だ。それならば、教育的にも意義のある内容の方が好ましい。
この「黒いダイヤの涙」という曲は、島の歴史や、その時代の人々の想いがリアルに歌われていて、教育的には申し分ない。
更に「島の文化とのコラボレーション」という形にもなると思ったのだ。

校長先生も「それは、ぜひ見てみたいですね!」と、なかなか良い反応。すぐにその方向で考えましょうということになった。


さて、この曲のタイトルだが、なぜ、涙のことを「黒いダイヤ」と表現しているのか。
これを説明するには、少し与論島の昔話をする必要がある。

YouTube 川畑アキラ「黒いダイヤの涙」⇒  




明治時代の終わりごろ、度重なる台風や食糧難で、島全体が苦しい時代があった。
当時は、今ほど物流が豊かではないので、自給自足で生きていくしかなかった。
農作物もすぐに育つわけはなく、そもそも土地が少ない小さな島では、食糧難は大きな問題だった。

そして、家族や親戚の生活を立て直すために、働き盛りの多くの人たちが、島外に移住することを決意した。

本土に移住しても方言しか話せない与論島の人たちは、まともな仕事はなかなかさせてもらえない。言葉も通じない、辺境の離島の民ということで、差別もされたそうだ。

当時の日本は、石炭の時代。与論島民の集団移住先は、主に福岡の三池炭鉱などだった。
力仕事ならば、言葉が通じなくとも何とかやっていける。しかし、炭鉱を掘る仕事は事故も多く、命がけの仕事だった。

しかし、一生懸命に働けば、与論島の家族へ仕送りも出来る。
島には、妻や子供たち、幼い兄弟たち、育ててくれた親が、信じて待ってくれていたはずだ。
自分の大切な人達を守るために島から離れ、そしてまた、大切な人達を想いながら、過酷な労働に耐えていたのだろう。

坑道の中は自然光がほとんど届かず、作業灯だけが頼り。百年以上前の作業灯はそんなに明るくなかったはずだ。
そんな狭い坑道の中で、長時間、人力で石炭を掘る。掘り出した石炭は真っ黒だ。粉塵やすすが飛び散るため、身体も衣服も真っ黒になってしまう。

---------------------

明日の夢を信じて 愛する人のために
モクモクと働いた あの煙突のケムリのように
黒いダイヤの涙は 黒いダイヤの涙は
私たち 島人の血と汗でできている

       「黒いダイヤの涙」歌詞より

---------------------

過酷な労働に汗を流し、危険な作業に時には血も流す。故郷を思い涙を流すこともあっただろう。
それらは、石炭まみれの体を伝って、血も汗も涙も、真っ黒になって流れ落ちていくのだ。

そんな人たちの言葉にならぬ想いを、アキラやかは「黒いダイヤの涙」という言葉に込めた。


ちなみに、僕がSNSで使っている名前「ナビ」は、ただのあだ名ではない。
与論島の文化として、先祖から受け継いでくる「ヤーナー」という名前というものがある。
海外でいうところのセカンドネームに近いが、与論島の場合、2代か3代前の身内の誰かのヤーナーをもらってくる。

僕の場合、祖父がナビという名前を持っていて、初孫として生まれたので祖父の名前をもらった。
黒いダイヤの涙の時代は、だいたい祖父の祖父の時代に当たるはずだ。
ということは、もしかしたら先々代の「ナビ」さんが、島を離れ、炭鉱に働きに出ていたかもしれない。


中学校での打ち合わせを終えて、帰る車の中で、いろいろと想いを馳せる。

僕の母も、そして僕も通ったこの中学校に、今は娘が通っていて、更に体育館には、父の思い出も残っている。

神殿のような立派な佇まいの体育館は、親戚であるアキラやかのお父さんの努力の結果の姉妹都市盟約の影響だし、その体育館で、息子であるアキラやかの作った歌でコラボもすることになった。

しかも、そこに選んだ曲は、大変な時代を生き抜いた僕ら島の先輩たちを歌った曲だ。

この与論島コンサートは、今生きている島民の方たちの、たくさんの想いが集まって現実になろうとしている。
そこに、過去を生きた先輩たちの想いまで乗っけて、未来を生きる子供たちへと繋いでいく。

たくさんの人の想いのこもった、縦の糸と横の糸。
大島紬が織られていくように、それぞれの想いが合わさって、くっきりと鮮やかな柄が現れていく。

かつて「大島紬で島に恩返ししたい」と言っていた、母の言葉を思い出した。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅣ ~島ぐるみでコラボに~

1月27日、コンサートまで残り33日。

嬉しいニュースが舞い込んだ!

なんとなんと、きっと難しいだろうなと諦めていた、与論町の後援が決定した。
有料イベントはなかなか通らないと聞いていたのだが「子供たちに届けたい」という趣旨と、そのために大人も来やすくなる用意をしていることを認めてもらえたのかと思う。

つまり、チラシの中に、堂々と「後援:与論町、与論町教育委員会」と書けるようになった。
いち焼肉屋の思いつきは、ついに与論町の公認イベントにまでなってしまった!

早速、与論島フライヤーチームLINEに報告すると、ひよさんもあざらし先輩も歓喜の反応だった。

そしてそれは、深夜のピアノライブでも同じ。
ひよさんは、聴きに来てくれたリスナーさんへの感謝を、毎日毎日、言葉とピアノを駆使して、いっぱいに表現する。
そんな想いがみんなに伝わることで、良い時間を毎晩作り出している。

早速、チラシの一番下の部分に「後援:与論町」と追加する。

一気に実感がわいてくる。

「動けば変わる」

本当に、その通りだった。更に、身が引き締まる思いだった。


さて、チラシの叩き台は、あざらし先輩のおかげで、1日で大体の形は出来てきた。

あとは、未確定の部分が決まり次第、僕が画像や文字を追加していくような流れだ。ちなみに、くみちぎの締め切りまで6日。


一旦、チラシは保留にして、別のことを進めていく。

イベントの公式HPと、公式LINEを作り始めた。本当なら、イベントひと月前に作り始めるのは遅いのだと思うのだが、なんせ初めての試みだ。いろんなことが後々になっている。

公式HPは、ペライチというサイトで作ることにした。最初に始めたのは、動画撮影。

いつも、スタエフで自分の想いを喋ってきた。文字で考えるよりも、自分の言葉で喋った方が想いが伝わるのではないかと思ったのだ。

しかし、熱く語るとどうしても長くなる。一度目の撮影は十分越えてしまった。
何度も撮り直して、熱意は込めつつ言葉は端的に。部分部分撮り直して、動画を切り貼りもして、テイク10くらいでなんとかギリギリ5分以内に収まった。
そして、それをイベントHPの最初の方に埋め込んだ。



イベント公式LINEは、主に与論島内の日吉真澄というピアニストを知らない人たちに向けての情報発信に使う予定だ。
チラシに二次元バーコードを入れて、前売り券が欲しい方やコンサートについて知りたい方をこちらに誘導する流れだ。

託児スペースも、一番避けなければいけないのはキャパオーバーだ。保育士スタッフの人数も限られている。
安心して預けられるように、基本は公式LINEからの予約制にした。

だから、公式LINEの運用は、チラシが各家庭に配布されてからが本番になってくるだろう。
一応、与論島内のオンラインのコミュニティにも早めにチラシ画像をシェアしていくので、友達登録の準備だけは早めに準備しておかねば。


同時進行で、他にもいろいろ進めなくてはいけない。
訪問演奏の各学校との打ち合わせもそろそろ始めなくては。
コンサートで、ひよさんとコラボする舞弦鼓さん、ヨロンどれみさんと、内容の相談もこれからだ。
コンサートのチケットも作らねば!

ああ、それにしても、やることが山積みだ。


1月30日、コンサートまで残り30日。

コンサートのチケットデザインが完成!
イメージカラーは、ひよさんの最新の即興演奏CD『瞬音』と同じイエローにした。

必要情報や注意書きなども、経験者の目として、多数のイベントを企画運営してきた池田さんにもチェックしてもらった。
逆に、一般の人たちが見ても意味が分からないところがないかどうか、お客さんの目線として、僕の妻や同級生にも見てもらった。
特に、お母さんの立場の人には念入りに見てもらった。

やはり、自分だけのチェックでは、わからないことも多いと実感した。通じると思っていた内容が、通じないことも多々ある。
世の中のコンサートチケットに、やたらと注意書きが多いのも納得できる。

やってみないと分からないことも多い。
大変だけど、いい経験をしているなぁと実感した。

何度も何度も確認、熟考して、「よし! これで大丈夫」とネット印刷に発注をかける。
あとは、到着を待つばかり。

チケットが届いたら早めに前売り券の発売を開始しよう。
この数日間で、チケット販売の協力をしてくれるお店も見つかった。

僕の同級生のやっている商店や、うちの焼肉屋のビールを仕入れている先輩のお店、常連さんの後輩のお店など、地元の横の繋がりもありがたい。

1月が、徐々に速度を上げて終わっていこうとしている。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅢ ~子供たちのためなんだね~

このイベントを企画したことで、新たな懸念点も浮かんだ。

それは「夕ご飯、どうする問題」だ。

コンサート本編は18時開場・18時半開演。
マルシェは、子供をこども園に迎えに行ったあと、そのまま参加できる夕方の時間帯を想定している。
そのままコンサートへ流れ込めれば理想的だが、問題は夕食だった。

会場となる茶花小学校の周辺には、お弁当を買える店がほとんどない。
5分ほど歩けば、あるにはあるが、家族連れには遠く、車での往復も手間がかかる。
一度帰宅して作るとなれば、開演に間に合わないし、親の負担も大きい。

お客さんの当日の流れを想像すると、これは地味ながら確実に不便だ。

とはいえ、会場で屋台や飲食の販売をするのは難しい。
ここは学校であり、当然ながら許可は下りないだろう。
念のため茶花小にも確認したが、やはり飲食販売はNG。ただし「ゴミを持ち帰るなら校庭での飲食はOK」とのことだった。

うーむ。ここに屋台が出せたら一発で解決なのに。

そう思った瞬間、あることを思い付いた。

茶花小学校の正門を出て、徒歩三十秒ほどの場所に先輩の自宅がある。
そこは、与論の野外イベントでおなじみの屋台「たけうち屋」を営む竹内誉(ほまれ)ヤカの家だ。
普段はイベント会場で出張屋台をするが、年に数回、自宅の軒先で一日屋台を開くこともある。

その先輩の顔が浮かんだ瞬間、「これだ!」と閃いた。

学校の敷地内で販売できなくても、近所で屋台を開いてもらえれば問題はすべてクリアできる。
正門から見える距離。体育館から数分で買いに行ける。
しかも校庭での飲食はOKと許可も出ている。

なんてこった。
バラバラだと思っていた問題が、一つの歯車で一気に噛み合ったような感覚だった。

すぐに誉ヤカへ連絡した。
LINEで「相談したいことがありまして」と送ったものの、どこから話すべきか迷う。
なにせ、誉ヤカから見れば僕は「焼肉屋」。
いきなり「ピアノコンサートを企画していて……」では、そりゃ驚くだろう。

文字では伝わりにくいと判断し、直接電話をかけた。

最初はやはり言葉に詰まったが、なんとか事情を説明し終えると、誉ヤカの返事は驚くほどシンプルだった。

「うんうん。子供たちのためのイベントなんだね。わかった、やる方向で考えるよ」

正直、断られる覚悟もしていた。
どれだけお客が来るかも分からないし、屋台が黒字になる保証もない。

それでも誉ヤカは、損得よりも僕の「想い」を拾ってくれたのだと思う。
「子供たちのためなんだね」という言葉から、その温かさがにじみ出ていた。

ここにもまた、想いに共感し、手を差し伸べてくれる島の先輩がいた。
胸の奥がじんわりと熱くなった。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅡ 〜ふれあい体育館マルシェ〜

話は少しさかのぼる。

約1ヶ月前、ひよさんを与論島に呼ぼうと決めた少しあと、こんな話を聞かせてもらった。

「私、たまに『ピアノの下席』っていうのをやるんですよ」

グランドピアノの下に寝そべって演奏を聞くと、ピアノの底から響く低音が、胸や背中を震わせる。そんな、音楽に迫力も感じる体験らしい。

コンサート会場の雰囲気や状況によって、可能ならば2〜3人だけ、我こそはという方に体験してもらうそうだ。

「うわ! それ絶対におもしろい!」聞いた瞬間、ワクワクしてしまった。

僕の頭に浮かんだのは、親子でピアノの下に潜り込む光景だった。特に、小学校低学年や未就学の子供たち。
手をつないで寝転びながら、子供のリクエストからの即興演奏が聴けたら、きっと忘れられない時間になる。
「もうちょっと、そっち寄ってよぅ!」とぎゅうぎゅう詰めで笑い合う。そんな家族の姿を想像した。
きっと、子供たちにとって、楽しい思い出になることだろう。

でも、これをコンサートの中でやるとなると、限られた人しか体験できない。

そこで思い付いたのが、コンサート本番前に別枠で「ピアノふれあい体験」の時間を作ること。

ピアノの下で演奏を聴くなら、最低でも1〜2分は欲しい。
アイドルの握手会みたいに「十秒でおしまい」では、小さな子が納得するはずもない。

もし、十組以上の家族が体験にきたら、それだけで二十〜三十分待ち。小さなお子さんにこそ体験してもらいたいが、小さなお子さんほど待ちくたびれてしまうだろう。

ならば、待ち時間にも楽しめるブースを並べ、家族で笑いながら過ごせる空間を、まるごと作ってしまおう!


そして、ひよさんには筆文字アートもある。
僕は以前、ひよさんから「お名前短歌」というプレゼントをもらったことがある。
僕の名前からインスピレーションで短歌を詠み作品にしたものだ。

作品の展示スペースも作ってしまおう!

作品がたくさん並んでいればワクワクもするし、「自分も書いてほしい」「うちの子の名前だと、どんな短歌が出来るかな?」とか考えるだろう。

つまりは、ひよさんの物販のアピールにもつながる!

実は僕には、ひよさんの物販をどうしても強化したい理由があった。
あえてリアルに言うならば「ひよさんのギャラを、なんとか増やしたい」ということだ。

これは、僕にとって、今回の企画の中でも、かなり大きな課題だと思っていた。


企画初期の頃、僕はひよさんに、こんな質問をしていた。

「僕はひよさんを、プロのピアニストとして呼びたいと思っています。
まだ、学校とコンサート、全部で何ステージになるか分かりません。
お客さんがどれだけ入るか全く読めません。
だから、ふだんどのくらいの金額で演奏を引き受けているか教えてください」

たとえお客さんが少なかったとしても、ひよさんの実力に見合わない額で終わらせたくなかった。
友人だからこそ、きちんとしたかった。

お金の話は、正直いつだって気まずい。
でも、この部分だけは曖昧にしたくなかった。

「もし、お客さんが少なくても、僕が自腹で払える金額はこれだけです。ここは、必ず保証します。あとは集客次第。それで引き受けてもらえますか?」

正直、ひよさんがいつも依頼を受けている金額より、だいぶ少ない額だった。
のちに、訪問演奏4校とコンサートと、5ステージも決まったので、今考えても全くもって足りてない。

そもそもの僕の目的は、こうだった。
「1人でも多くの人に、聞きにきてほしい」
「1人でも多くの子供たちに楽しんでほしい」

正直なところ、平均所得の低い与論島では、コンサートのチケットに数千円払うのは、正直ちょっと勇気のいることだ。
だからこそ、誰でも気軽に足を運べる形にしたかった。

そのため、入場料についてはかなり葛藤した。

島の人たちにとって負担にならない金額はどのあたりか。
ひよさんのこれまでの想いと実力に、どうしたらもう少し報いることができるか。
過去の島内イベントを調べ、何度も計算を繰り返した。
そして、自分なりに出した結論は、なかなかに厳しかった。

「予想以上の多めの集客が出来たとしても、多分、ひよさんの通常の5ステージに見合う金額には、まず届かない」

というわけで、別の方向で考えることにした。

物販がなるべく売れるような仕組み、仕掛けを考えていこう。
そして、今回のコンサートを、与論島内で収めずに、今後のひよさんの活動に繋がるような感動的なイベントにすること。
更に、後々拡散に使えるように、きちんと映像や音声として残しておこう。

ちなみに、ひよさんは最初からずっとこう言い続けてくれていた。

「お金のことは気にしないでください。ナビさんが与論島に読んでくれるだけで、十分ありがたいことだから」

その気持ちはとてもありがたい。人の想いを大切にする、ひよさんらしい言葉だ。

ただ、ここは僕にとって一番大切にしたいところだった。
なんといっても、ひよさんはこの実力を手にするまでに、まさに人生をかけてきたことを僕は知っている。

だからこそ、物販が少しでも多く売れる仕組みを作っておきたかったのだ。


与論島には自然こそ多いけれど、家族で休みの日にどっか出掛けようとなると、意外に選択肢が少ない。
そのため、我が家でも「今度、どこどこでマルシェがあるんだって。家族で行ってみようか」という話はよくある。

そんなわけで、「物販」と「家族で楽しんでほしい」という思いをまとめて、マルシェ形式のイベントを、コンサートの前の時間に企画することにした。

コンサート会場は、茶花小学校の体育館を使わせてもらうことに決まっている。
与論島フライヤーチームLINEでも相談しながら、イベントの名前はこう決まった。


アートと音楽のおもちゃ箱『ふれあい体育館マルシェ』

ひよさんの「家族で楽しむ、ピアノの下席」をメインに、与論島内から体験系のブースをいくつか募集する。

入場も体験ブースも、基本的には無料で、その横に魅力的な物販もあるよ、という形だ。

体験ブースに協力してくれそうな知人何人かに声をかけると、またしても真っ先に手を上げてくれたのが、うちの焼肉屋の元スタッフの鈴木さんだった。
鈴木さんは、シーグラスを使ったキーホルダー、ネックレスやピアスなどを作る、シーグラスアクセサリー作家をしている。

保育士スタッフを探したときにも、即答で協力を申し出てくれた。
本当にありがたい。僕は人に恵まれているなぁと、改めて感謝した。

最終的に、コンサートでコラボ出演してくれる舞弦鼓さんの「エイサー・三線体験」、鈴木さん「シーグラスアート体験」など、たくさんの方に協力頂いて、ブースもいくつか用意出来ることになった。


コンサートが近づくにつれ、また新しいアイデアが生まれた。

「ひよさんの筆文字アートを物販に置くなら、コンサート本編の演出にも何か絡められないだろうか?」

そんな発想から、子どもたちの絵や文字と、ひよさんの筆文字を組み合わせた「大きな作品」を事前に作り、コンサートの中で披露できないかと考えた。

ちょうどその頃、ひよさんが筆文字作家を目指していた時代の仲間が、同じ奄美群島の徳之島から応援に駆けつけてくれることになった。

名前は、政所佳代さん。
ひよさんと佳代さんは、てんつくマンさん主催の「路上詩人塾」1期生として、互いに励まし合いながら学んできた間柄だ。
ひよさんが「動けば変わる」という言葉と出会った、まさにあの原点を共有する仲間でもある。

本来はお客さんとして来てくれる予定だったが、筆文字仲間だと聞いて、ひよさんを通じて一つお願いをしてみた。

コンサート前の子供向けイベントに「筆文字アートを書いてみよう」というコーナーを作りたい。
そのサポートを、佳代さんにもお願いできないか、と。

会場には、大きな障子紙を何枚も広げ、筆や墨もたっぷり用意する。
そして事前にひよさんにも、今回のコンサートに込めた思いや、与論島で感じたイメージを、いくつか大きな文字で書いておいてもらう。

あとは、その周りに子供たちが自由に絵や文字を書き足していき、作品を完成させる――そんな企画だ。

そして、これをピアノコンサート本編で、ピアノの後ろの壁に並べて張る。

ひよさんと島の子供たちの、たくさんの想いとイメージが合わさったアート作品が、そのままコンサートの背景になる。
そして、その前でひよさんがまた、その作品からインスピレーションを受けて、その場で即興で音楽を作り出す。

想像するだけで胸が高鳴る。
島の子どもたちが描いた大きな紙の向こうで、ひよさんの音が生まれていく。
何よりその光景を、僕が見てみたい。これは、このコンサートの1つの答えにもなる風景なんじゃないだろうか?


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ

すこの文章はKindleで出版した、

「与論島・小さな島のピアノ協奏曲」という本を連載形式で全文公開するものです。


『与論島の子どもたちに、最高の音楽体験を届けたい!』

この物語は、南の島・与論島で焼肉屋を営むナビが、即興演奏ピアニスト「日吉真澄」さんを島に招き、学校訪問演奏、そしてピアノコンサート開催を目指した、実際にあった約100日間の物語。

本文最後に、Kindle本のリンクがあります。一気に読みたい方はそちらから読んでいただけると嬉しいです🙇

当日はYouTube無料生配信も行います。ぜひ、当日は与論島へ、もしくはオンラインでYouTube、stand.fmから応援に駆けつけていただけると嬉しいです‼️



---------------

♬第三楽章 『カウントダウン』

♩フレーズⅠ 〜さすが、あざらし先輩!〜

1月24日、コンサートまで残り36日。

羽田から那覇、那覇から与論へと飛行機を乗り換え、与論島に帰ってきたのはお昼過ぎ。
上空から眺める与論島は、あちこちの畑にサトウキビが生い茂っている。

与論島の冬は、サトウキビの収穫時期。十二月末から三月頃にかけて、ハーベスターというでっかい収穫用の車両が、島中のサトウキビ畑を順番に回っていく。
今シーズンの収穫も、2〜3割くらい済んだところだろうか?

収穫シーズンが終わりに近付くと、背の高いサトウキビがすっきりして、島中あちこちの道から海が見渡せるようになる。

僕は、海の見える場所が増えていくこの感覚が割と好きだった。


さて、3月1日のコンサートまで、1ヶ月ちょっとしかない。やることも決めることも山積みだ。かといって、ショートカットする方法はない。

ここからは、一つ一つの畑をきちんと刈り取っていくように、目の前の課題をクリアにしていこう。
そうすればきっと、コンサートへの景色も少しずつ広がり、鮮やかなヨロンブルーが、多くの人へ届くようになるはずだ。


大至急進めなければいけないのは、コンサートのチラシ作成だ。
役場から町民の全戸に配布される「くみちぎ」にチラシを入れてもらえるかどうか。これが与論島での集客には、かなり大きく影響する。

現時点でクリアするべき課題は2つ。
まず、与論町からの後援許可が下りること。
そして、締切の2月2日までにチラシのデータを持っていくこと。

このコンサートが無料イベントであれば、その時点で営利目的ではないという判断で、すんなり許可は下りる。
が、今回、どうしても運営上の理由で、有料にする選択をとった。

ただ、やはり子供たちのためのイベントということで、高校生以下無料にし、託児スペースも用意。そういうところで、教育委員会からの後援はすでに取れている。

一応、東京へ出発する前に、与論町にも企画書を提出して、後援申請の手続きもしている。そろそろ結果が出る頃だ。

やることはやったので、ここは、もう祈るしかない。


もうひとつの課題、ここが大きな問題だ!

なんせ、チラシの叩き台さえも出来ていない!

与論町の後援がとれたとしても、締め切りに間に合わなければチラシは入れてもらえない!

締め切りまで、あと9日しかない。

ただ、この日は約一週間ぶりの焼肉屋の営業と仕込みとで、チラシの構想だけで終わってしまった。
旅の余韻に浸る暇もなく、気持ちがあせるばかりだった。


1月25日、コンサートまで残り35日。

さて、関東の旅も終わり、これから本格的にコンサート準備に取りかかっていくことになる。

まず、最初に連絡をとったのは、ウエディングムービーや観光の想い出ムービーなど、映像関係の仕事をしている地元の先輩、川上精一ヤカ。

「ヤカ」は島の方言で「兄さん」という意味だ。与論島では、年上の人に親しみを込めて○○ヤカと呼ぶのが一般的だ。

精一ヤカは、ドローンパイロットでもあり、Instagramでは与論島の絶景の空撮映像がたくさん上がっている。テレビや芸能関係のプロモーション映像なども手掛ける、本格派の映像職人だ。
精一ヤカの唸るほどに美しい映像を見ていると、ここに住んでいることを、心から誇りに思える。皆さんにも、ぜひぜひ見てもらいたい。

(与論島のカメラマン/プロドローン操縦者/川上精一、Instagram⇒ https://www.instagram.com/seiichi_kawakami?igsh=MzNnbGJodXBmeG5p )

昨日までの旅で、実際にひよさんにもお会いして、与論島コンサートは、与論島の中だけで終わらせるにはもったいないと感じていた。

きっと、大きな感動が巻き起こることになる。折角ならば、このコンサートをしっかりと映像に納めておきたい。

どうせならば、今後のひよさんの活動に役立ててもらえるような、最高の映像として残しておこうと考えた。

そのため、僕が知る限り、与論島でNo.1だと思っているカメラマンの精一ヤカに、このコンサートを映像に残してほしいと依頼をしたのだ。

精一ヤカは、快く引き受けてくれて、詳細などはまた後日、やり取りすることになった。


さて、問題なのは、チラシの作成の方だ。
これに関しては、精一ヤカのように、信頼してまるっとお願いできる人が、パッと思い浮かばない。

それもそのはずで、この時点では、まだ内容がきちんと固まっていなかったのだ。
誰かに頼めるほど、情報が整理されていない。

そして何より、これはひよさんのコンサートだ。細かな内容については、ひよさんと相談しながら決めていく必要がある。
僕ひとりで勝手に進めるわけにもいかない。

誰か、手伝ってくれる人はいないだろうか?


できれば、ひよさんのことをよく知っていて、なおかつ、与論島コンサートへの想いも共有してくれる人。

そんなことを考えていた、そのときだった。

ひよさんから、ひとつ提案があった。

「実は、チラシのデザインで、いつも相談している人がいるんです」

ひよさん自身、チラシは基本的に自分で作っているそうだ。
ただ、デザインや見せ方については、信頼してアドバイスをもらっている人がいるという。

その話を聞いた瞬間、僕の中でピンときた方がいた。

きっと、「あざらし先輩」だ。


あざらし先輩は、ひよさんのデビュー前、実に三十年以上も前から応援している、いわゆる古参ファンだ。

途中、十年以上離れていた時期もあったが、ある日偶然SNSの投稿から、今もピアノを続けるひよさんを見つけ、再び熱く応援するようになった。

深夜のピアノライブにはほぼ毎日顔を出し、ひよさん仲間、いわゆる「ひよ村」の仲間からも一目置かれる存在。
スタエフ以前からの長いファンでもあることから、みんなから、自然と敬意を込めて「先輩」と呼ばれている。

ウェブ関係、デザイン関係の知識が豊富で、しかも非常に勉強家。ひよ村の誰かが、なにか疑問に思っていると、すぐに調査してシェアしてくれる。

ちなみに、ひよさんのHPの運営管理を引き受けてくれているのも、あざらし先輩だ。
与論島コンサートの情報のアップも更新もめちゃめちゃ早かったのを覚えている。

ひよさんへの応援の想いもスキルも、とても高いのに、そんなアピールも全然しない。クールで縁の下の力持ちな存在だ。

僕も、ことあるごとに「さすがあざらし先輩!」と何度コメントを返したか、数えきれないほどだ。


ひよさんから、あざらし先輩に与論島コンサートのチラシ作成を手伝ってもらえないかと連絡してもらうことになり、この日は全体のイメージを考えるところまで進めた。

しばらくの間、コンサートタイトルを仮で『瞬音』としていたが、こちらも正式決定とした。

『日吉真澄ピアノコンサート in 与論島 ~瞬音~』

さらに、チラシの方向性と、それを踏まえたキャッチコピーもすんなり決まった。

普通のピアノコンサートでは、やはり普通は大人向けなイメージがあるだろう。
そこで、お子さんにも楽しんでもらえる要素として『即興演奏』のイメージをなるべく強く打ち出したい。

そんなわけで、今回のコンサートのキャッチコピーは、ひよさんのCD『瞬音』の帯にも使われていた、この言葉でいくことにした。

『えっ!? これ本当に即興なの?』

さあ、締め切りまで1週間!


1月26日、コンサートまで残り34日。

あざらし先輩から、快く協力の返事がきた! 本当にありがたい!

この日の夕方には、ひよさんと3人のLINEグループ「与論島フライヤーチーム」が結成された。

まず、あざらし先輩から質問されたことは、僕の想定よりも、もっともっと深いもの「集客」の本質の部分の質問だった。

あざらし先輩は、僕が役場へ提出するために作った企画書を見て、そこから誰がチラシを見るのか、どうやって見るのか、そのチラシはどう扱われるのか?
その辺りの背景までも考えて、あざらし先輩なりの分析を伝えてくれた。

・「日吉真澄」というアーティストを知らない前提で情報を盛り込む
・実際に紙のチラシを見るのは、比較的高齢な方が多いのでは?
・配布されたフライヤーは、家庭や職場などの冷蔵庫や壁に貼られることが多いのでは?

などなど。

チーム結成から数時間で衝撃を受けた。
僕は「写真と情報をどう配置しようか」程度の考えでしかなかったのに、あざらし先輩は、チラシを受けとる人の頭の中や生活スタイルまでも想像していた。

与論島全戸に配布されるチラシだとしても、若い人は主にSNSから情報をとる。
ということは、BGMにひよさんの曲をつけたり、チラシ画像の補足として文字を追加したりも出来る。

ただ、与論島は人口的に年配の方の割合も高い。そんな背景から、あざらし先輩は文字のサイズ感や盛り込む情報量なども考えてくれていた。
あざらし先輩の計算から、A4表面ならば、必要な情報の8割くらいを表面に、残りの情報、詳細や注意書きなどは裏面に、という方向で考えることになった。

僕が、特に驚いたのは「チラシを冷蔵庫に貼るのでは?」という質問。
与論島では、高校を卒業すると「島立ち」といって、ほぼ100%の子供たちが島から出ていく。結果、二十代が少なく、Uターンしてくるのは、ほとんど子育て世代。
更に、家族の絆も比較的強い島だ。

結果、島内のイベント情報は、家族みんなが分かるように、食卓の壁などに貼られやすい。実際、我が家がまさにそうだった。

ついつい僕の口から出た言葉は、いつものあの言葉だった。

「さすが!あざらし先輩!」


翌日には、あざらし先輩は、あっという間にチラシの叩き台を作ってくれていた。

むしろ、僕が確定させるべき、チラシに入れ込む情報の方が間に合っていないくらいだ。


実は、まだこの本で書いていない、もうひとつの企画案も進んでいた。

それは、コンサートの集客の1つのきっかけと、子供たちにより楽しんでもらうために考えた「ふれあい体育館マルシェ」という、サブイベントだ。


---------------


一気に読みたい方はこちらから
⇩⇩⇩


【えっ⁉️これ本当に即興なの⁉️】
日吉さんの即興演奏をぜひ、聞いてみてください🙇

🎹ピアニスト日吉真澄・即興演奏『ヨロンブルー』🎹
2/21(土)の与論島ピアノコンサートまでに1万再生目指しています✨
⇩⇩⇩





⇧⇧⇧
このコンサートは、島の方も、島外の方も、オンラインからも、より多くの方に感動を届けたいという想いから、『入場無料・YouTubeでの無料配信』で開催します。

そのため、運営費はチケット収入ではなく、この企画に共感してくださる皆さんの「応援」という形(ご支援・スポンサー)により運営されています。

ご支援は、コンサート運営費、学校訪問演奏、会場づくり、そして子どもたちへとつながる企画に、大切に使わせていただきます。

今回は、「花の苗で応援するプロジェクト」も実施予定です。
コンサートをきっかけに、卒業式・入学式を花いっぱいで迎えられるよう、島の学校へ花の苗を届けたいと考えています。

なお、運営費用を超えて集まった分は、与論島内の学校や子育て支援団体など、島の子どもたちの未来のために寄付させていただきます。

詳細・応援方法は、公式ホームページに掲載しています。

もし心が動いたら、ぜひ応援という形で関わっていただき、皆さんと一緒に、このコンサートの結末を迎えられたら嬉しいです。

「日吉真澄・ピアノコンサート『瞬音』in 与論島」
     主催:「すみ火焼肉サム」店主・ナビ