バンコク国際空港に不審者現る | チェンマイ・ランプーン20代で隠居生活

チェンマイ・ランプーン20代で隠居生活

家賃収入・ネット収入の不労所得と言われる収入で、20代をタイ北部の物価の安い地域で悠々自適に生きてた男も30代に突入。

平成17年10月12日AM1:00過ぎバンコク国際空港


 「やった!彼女に会える!」高鳴る胸の鼓動と共に出て行くと、2方向に出口が・・・・

彼女はどっちに待ってるんだ?? 両方見たがどっちにもいないように思える・・・。

人の多い方に紛れているのかもしれないと思い、とりあえず人が多い方の出口に。

いない・・・・


いや出口は逆方向にもある。あっちだろ。外に出て暑い中重い荷物を持って、もう一方に行っても、やはりいない。

「え?何で?何かの間違いか?なんでいないんだ?」と事態を冷静に把握できずに、ウロウロウロウロ。

どこにいるんだ。キョロキョロキョロキョロ。

どこを探しても、やはり、いない。


タクシー会社の勧誘を断るのもうざくなり、段々イライラ。「なんでいないの??」


 今回、23:45着のはずだが、ノースウェスト航空の出発が遅れたことで、1:00過ぎに着く事は、出発前に成田空港で国際電話で伝えていました。その時の彼女は、「大丈夫。待ってる~。」ということでした。


 彼女は、チェンマイ在住で、21時の飛行機でバンコクに到着しているはずです。


もしかして時間があるからホテルに行っていて、そのまま疲れて寝てしまい、そのまま寝てるのか?もう深夜遅いから・・・。




そうだ、電話だ!!!



公衆電話を探し、前回の旅行で残っていたバーツで電話をかけるも、3つぐらいプッシュすると英語で何か訳の分からないメッセージが・・・・英語が分からない。


 私は英語読解は受験勉強で身につけたほうだが、ネィティブの人が話す流暢なEnglishのヒアリングがほとんどできない。(ブロークンな英語ならある程度は分かる。)


 なんで公衆電話使えないんだ?訳が分からない。どうしたらいいんだ。もうホテルに行ってしまおうか・・・。

成す術がなく、ウロウロしているとタクシー会社の勧誘の人が・・・。


「May I help you?」


 言っても無駄だと思いましたが、電話のかけ方を教えてくれるかという期待を込めて、片言の英語で事情を話すと、携帯で彼女に電話をかけてくれました。



やっと彼女と話すことができたのです。


私「どこで待ってるの?」


女「今、友達一緒。」


私「はぁ?どこにいるの?」


女「レストラン!」


私「何やってんの?空港で待ってるんじゃないの?何で遊んでんの?」


女「私、バンコク久しぶり、友達久しぶり会った。15年ぶりの高校時代までの幼馴染に会ってる。

 空港悪い人いっぱいいるでしょ?危ないでしょ?」


(それで遥々日本から来た恋人の俺はほったらかしかよ・・・・。)


私「1時に着くって行ったでしょ?何で待ってるんじゃないの?」

女「今行く!近ーい。10分!」

私「OK。OK。早く来なよ。」(来てから文句言ってやる・・・。)


電話を貸してくれたタクシー会社の人に、「タクシーにはまだ乗らないよご免ね。」と言って、電話を貸してくれたお礼に財布にあった20バーツを渡した。



10分後・・・



やはりこない。



 まあ、彼女の10分があてにならないのは知っていたので予想通りだったのだが・・・。



20分~30分後ぐらいして、空港の関係者なのかお姉さん2人組みが声をかけてきた。


「貴方は何をさっきからウロウロしているの、見ていて心配だわ。どうしたの?」

これこれこういう訳で、彼女を待っているのです。

「それなら、もう一回入国者の通路の中に入っていいから、インフォメーションに聞くといいわ。連絡をとってくれると思うわ。」

「え?もう一回中に入って大丈夫ですか?」

「大丈夫よ。」



ということなので、逆流して進むと案の定、ガードマンに止められた。

しかもよくみると、お姉さんの指差していたインフォメーションも、夜のせいか人いないし・・・。



ガードマンに事情を話すと、また携帯を貸してくれました。


ここからは完全にキレているので、「おいおい。あの外国人恋人に捨てられたか(笑)。」のような感じで、両替所の人たちに笑われているのが見えていたけれど、その光景がさらにムカつきを助長させることに。



私「何やってんの?もうあなたいらない。」


女「あと10分!今、車。友達一緒。」


私「もう来なくていいよ。あなたいらない。」


女「なんで?あと、10分。あなた待ってる大丈夫。」


私「あなた来ないでしょ。タイ人みんなやさしい。私困ってるでしょ。みんなどうしたの?って言って助けてくれる。なんで、あなたは友達と遊んでるの?タイ人がおかしいんじゃなくて、あなたが頭おかしいんでしょ。もう、そうんな人いらない。タイ人みんな空港で待ってるでしょ。恋人来ないの私だけだよ。大丈夫。ホテルチェンジ大丈夫。もうあなた来ないでしょ。タイ人の女の子日本人好きでしょ。新しい恋人見つけるから大丈夫だよ。もう来なくていいよ。」


女「なんで。私友達大切でしょ。15年ぶり会った。みんな空港で一人で待ってるのは危ない人が多いから心配する。あなたが着いて電話すれば私すぐ行く。なんで?」


私「電話の使い方分からないでしょ。日本人!」

(・・・・。一緒にいる友達も、空港で一緒に待つとか。私の到着時間に間に合うように彼女と別れるとかしないのか?私にとっては不思議だ。)



 そんな喧嘩(?)というか、私が一方的に怒っているような状態で、結局深夜2時過ぎに友人を引き連れた彼女とようやく会うことになりました。優しくしてくれたガードマンにまた携帯代として20バーツを渡して、お礼を言い別れました。


 彼女の顔を見ると、久しぶりに会えたので、一瞬顔が笑顔になりましたが・・・。ここは心を鬼にしないと!お互い末長く一緒にいる為には、これは分かってもらう必要があることだと私は思いました。

 友達がいっぱいいるから、あなたも一緒にレストランに行きましょうということだったが、断って2人でホテルに行くことに・・・。


 その後2時間近く、破局寸前までの喧嘩をして、結局夜の営みをして仲直り。寝たのは、翌朝7時過ぎ頃になりました。

 

 さんざん説明したのに、あんまり分かっていないようでした。