水産物輸出額(第1四半期)が14.5%増 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 ベトナム統計局(GSO)は第1四半期の水産物輸出額が前年同期比14.5%増の8億6100万ドルに達したと発表しました。3月の水産物輸出額は2月比9200万ドル増の3億2000万ドルと急増しています。

 水産物輸出額8億6100万ドルの内、品目別では冷凍エビとなまず類(バサ魚、チャ魚など)の輸出が最大で3億1260万ドル(36%)を占めます。輸出先国別では、最大が欧州で1億3380万ドル(16%)、第2位の日本は9380万ドル(11%)、第3位の国は8970万ドル(10%)です。

 ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)では好調な第1四半期の水産物輸出統計を受けて2010年の輸出目標額45億ドル達成に自信をみせています。更に、VASEPは東欧や北アフリカ市場などの新市場の開拓にも意欲をみせています。

 原料の水産物不足や輸出先国の輸入障壁などに悩まされてはいるものの、輸入国側の堅調な需要を背景に(ベトナム)水産各社の売上は順調に推移しそうです。