カンボジアの銀行界は急発展途上 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 2月第三週に、アジアハイウェイツアーでプノンペン(カンボジア)を訪問しました。カンボジアでは現在、いわゆる「過剰流動性」が発生中です。但し、マルハンジャパンバンクの大西頭取によれば、「カンボジアにはまだインターバンクのマネーマーケットが存在しない」、「強いて言えば、韓国系銀行間だけでオーバーナイト資金の貸し借りをしているだけ」とのことでした。
 
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 写真はプノンペンタイムズ紙より引用。ATMの使い方を説明するOSKインドチャイナバンクの職員の写真です。

 マルハンジャパンバンクは一昨年にカンボジアに進出し、順調な業績を上げています。昨年はベトナム、マレーシアなどの大手銀行複数がカンボジアに進出しています。

 カンボジアに外国企業が進出するにはまず銀行からということなのでしょう。そして、カンボジアに進出した各銀行はそうした顧客の要望を鋭く嗅ぎとったのではないでしょうか。

 プノンペンではカナディアバンク本店がある高層ビル(昨年末完成)にも行きました。プノンペンのランドマークとなっています。また、プノンペンの町を歩いていて気づいたのはANZ銀行をはじめとして、ATMが多数存在しているということです。たしか、2003年頃はATMなんて街にまったくありませんでした。

 カンボジアは驚くべき変容をし続けています。