ベトナムはブラジルに次いで世界第2位のコーヒー生産国です。生産量は(99万トン、2003年)で、大部分はインスタント珈琲用のロブスタ種(カネフォラ種)ですが、近年はレギュラーコーヒー用の高級品アラビカ種の輸出向け栽培もさかんになってきています。
旧フランス領インドシナ3国(ベトナム、カンボジア、ラオス)では、珈琲(特にコンデンスミルクをたっぷり入れた甘いアイスコーヒー)は名物です。きっとフランス植民地だった時代にフランス人から伝わったものなのだと思います。フランスから伝わったという独特の珈琲ドリッパーを使います(これは実はタイの珈琲屋台でもみかけたことがあります)。
![タイ在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20090609/15/thai-avc/fc/89/j/o0400030010193957940.jpg?caw=800)
ホーチミン市のカフェー。カフェーは市民生活に根付いている。
話は変わりますが、アジア各国の大都市には若い外国人バックパーカーの溜まり場のようになっている安宿街がいくつかあります。一番有名で大規模なのはバンコクのカオサン。ここは24時間、欧米人や日本人、韓国人、シンガポール人などの旅行者で満ち溢れています。なにがあるのかというと、安宿。そして、各国の若者のニーズを満たす、ディスコ、ライブハウス、カフェーそして旅行代理店などです。若者には楽しい街だと思います。
ベトナム・ホーチミン市ではファン・グー・ラオ通りがそれに当たります。また、カンボジア・プノンペンではキャピトルレストラン一帯。こうした街にはいずれも、旧コーチシナ様式の甘いアイス珈琲の屋台が多くでています。
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マネー雑誌に掲載された(私が書いた)カンボジアについての記事。ホーチミン市のカフェーにて。