ベトナム料理・フォーの写真 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 ベトナム名物の「フォー(Pho)」というベトナム麺の写真です。原料はビーフン(米粉)で中国広東省潮州市の粿條、広州市の河粉、広西チワン族自治区桂林の「切粉」などに酷似しているらしい。

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 ベトナム人の生活に密着した料理「フォー」
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 タイの「クイティオ」に酷似している。ハーブを入れるところや魚醤(タイではナムプラー、ベトナムではニョクマム)を入れるところなど似ている。

 但し、タイに住んでいる者からみれば、タイのクイティオ(同じくビーフンで作る)に酷似しているとどうしても感じざるをえない。味も酷似・・お好みでライム、チリ、ハーブ、モヤシ、ナンプラー(ベトナムではニョクマム)を入れるところも全く一緒。ややタイのクイティオの方が刺激的な味かも(私はクイティオの方が好きだが、フォーの方が癖がないので一般の日本人の口に合うと思う)。また、クイティオにはクイティオ・ナムトック(豚の血入り)なんていうコクのあるバージョンのクイティオもあります。

 日本人は小麦で作った「うどん」や「ラーメン」を連想すると思いますが、どうみても外見、味ともにタイの「クイティオ」の方により酷似しています。

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 「フォー」のレストラン。アジアを感じる混沌とした風景だ。

 要は、どちらも「南方中国から伝来」した食べ物で、大きくみればベトナム人もタイ人も「南方系中国人」ということなのでしょう。きっと・・多分。

 但し、ベトナム人は歴史的経緯から中国人嫌い。一方、タイ経済を牛耳る中国系タイ人は決して自らを中国人とは言わず、タイ人だと言い張ります。