ブレークダウン(下値抜け) | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 昨晩のニューヨーク市場は景気後退の長期化懸念でNYダウ指数が約11年9カ月ぶりの安値水準まで下落しました。昨日のNYダウ指数は3.41%安、ナスダック総合指数は3.71%安となっています。

 それを受けて、本日24日前場の東京株式市場は続落、日経平均株価は一時、昨年10月27日終値のバブル後最安値(7162円)を下回りました。世界的な株安連鎖の様相です。

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アジアパシフィック株価指数(バンコクポスト紙より)

 一方、アジア太平洋地域の株価指標であるアジアパシフィック株価指数(写真、バンコクポスト紙より)は先週末時点で完全にブレークダウン(下値抜け)しています。
 SET指数は既に割安水準まで既に売られているとはいえ、これは注意材料ではあります。但し、SET指数は下値がしっかりしているので極端に安くなったときは逆に「短期的な」買いチャンスかもしれません。
 このアジアパシフィック株価指数が昨年10月安値を割るか、割らないかを見極めたいところです。

 日経平均株価については次のサポートライン(支持線)は6660円辺り。最悪ケースでは(一時的に)この辺りを覚悟しておいて良いと思います。それにしてもすごい下げっぷりですね。