元気良い日本株 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 日本株がとりあえず「元気良い」ですね。ホーチミン市在住のため、日本株はほとんど見ていなかったのですが、数日前に三役好転(一目均衡表)しています。「窓」も出来るはずです。

 ざっとみただけなのですが、ソニー(6758)、三菱重工(7011)、住友重機(6302)、任天堂(7974)なんて良いチャートです。日本経済に頑張ってもらって、ブログに書いたカンボジアの南部回廊にただ一つ残っているメコン川のフェリー船着き場に早く(ODAで)架橋してもらえれば良いな、と思っています。

 海外に住むと、まずアイデンティティの最初の定義としてどうしても「日本人」というのが付着してきます。仮に、海外長期滞在をしたとすると、例えばペナン、ダバオ、チェンマイ、バンコク、ホーチミン、シアヌークビルなどアジアのどの地域に住んでみても、現地人からはまずは「日本人」としてみられます。そこがスタートです。

 反日をナショナリズムの核にしている国に住めばなおさらです。白人主体の欧州や米国へ行けば、「日本人」というアイデンティティの外側にもう一つ「アジア人」という殻が付いてきます。

 ぜひ、日本に頑張って欲しいと思っています。これは、決して国粋主義を唱えているのではありません。ジム・ロジャースさんは次のようにおっしゃっていました。「日本人(に限らず世界中の人々も含めて)は自国以外の国・文化を知るために少なくとも1年以上は海外へ滞在してみるべき」だと。私もその通りだと思います。「金魚は金魚鉢の外にでてみないと空気というものを認識できない」からです。

 ジム・ロジャースさんは更に、私の日本人は仕事を持っていて長期休暇はなかなか取れないから「数ヶ月の海外滞在ならどうですか?」という問いに対しては、「数ヶ月程度、海外滞在しても意味はない。最低でも一年以上だ」とはっきりとおっしゃっていました。ほとんどの日本人にはなかなか難しい話なのですが、株をやられる方ならば日本以外の国も見ておいた方が長期的には良いのかもしれません。