世界が固唾を呑んで見守る「アメリカのクリスマス商戦」 | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 いま、世界は「米国のクリスマス商戦」に注目しています。正確に言えば、個人消費がどの程度悪化しているかが焦点です。

 米国クリスマス商戦は、感謝祭(11月第4木曜日)の翌金曜日から一斉に開始。米国小売業のクリスマス商戦売上は年間売上の約25%を占めるため、小売業界担当アナリストはこの時期の個人消費動向を固唾を呑んで見守ります。

 一方、タイでは12月5日の「国王誕生日」以後にクリスマス(むしろ年末といった方が正確)商戦が始まります。といってもタイで最も個人消費が盛り上がるのは、4月のソンクラーン祭り(別名:水掛祭り)の前。したがってクリスマス商戦は、「ソンクラーン祭りの前」に次いで一年で2番目に消費が盛り上がる時期と言えます。

 本日朝、タイ北部標高2595メートルでタイ最高峰・ドイ・インタノン山(注:ドイは「山」の意)では木に「氷が張った」ようです(熱帯のタイでは雪は降りませんがドイ・インタノンのような北部の高地では氷が張ったり霜が降りたりします)。暑い気候に慣れたタイ人には自然の氷や寒さが珍しく、ドイ・インタノン山は今の時期から来年初まで観光客の人気を集めます。

 米国は寒いクリスマスになりそうですが、バンコク(本日最高気温は29度)は暑い日々が続きます。
 写真はクリスマスの飾り付けです。(ラチャダピセーク通り:SCBパークプラザのスターバックスにて本日撮影)