かめや神田西口店 | 日常蹴辺

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身辺雑記

先日、4か月ぶりに大阪に行ってきた。
前回はまったく時間がなく、今回もそれほど時間がなかった。
なので帰り際にミナミに行って、道頓堀今井できつねを食べ、たこ焼き屋をはしごし、おみやげは蓬莱の豚まんと本福寿司。
食い倒れるまでには至らなかったのだが、やっぱりたのしいぞ、大阪。

粉もの好きには全く飽きることのない世界だ。
私はご飯よりパンのが好きで、1週間米を食べなくても平気だが、1日パンを食べないと機嫌が悪くなる。

弁当のない時の昼食はパンかカレーか麺類が定番で、定食類はめったに食べない。
最近気になるのが立ち食いそば。
東京新聞夕刊に今柊二が連載している「立ちそば大好き!」の影響だ。
近所の立ち食いそば屋を検索してみると、神田のかめやという店が高評価なのがわかった。
製版屋さんに出力依頼に行くついでに、神田まで足を伸ばしてみる。
検索して出てきた目的地は神田駅東口だったが、西口の外語学院近くを通りかかると、同じ店があることに気付いた。

東口店について書かれた有名ブログには「ダークで」(注・カウンターに正対するのではなく、斜めに角度をつけることによって、より多くの人間の入店を可能にする、立ち呑み屋における基本マナー)との記述があったが、こちらにはちゃんと椅子がある。
カウンターの中では、アルバイト的な風貌ではない、年季の入った男性店員3人が働いている。
そばに生卵を落とすのはあんまり好きじゃないのだが、ここの看板メニューは「天たまそば」らしい。
生ではなくて温泉卵だというので、素直にそれを注文。
厨房の3人が、流れるような手際でそばを用意してくれる。
いいよな、こういうの。
ちゃんとしたものが食べられそうな期待が、ますます膨らむ。


kameya


出てきたそばはネギが高く添えられ、盛り付けも美しい。
かき揚げも評判通りサクッとしていそうだ。
実際に囓ってみると、よくある立ち食いのボテッとしたかき揚げとは一線を画す、ちゃんとした天ぷら。
春菊ベースなのもうれしい。
そばも汁も、味も盛りも悪くなくて、トータルとしては非常によい部類に入る。
味に飽きてきたら温泉卵を崩す。
汁を吸ったかき揚げ+とろりとした卵にそばを絡めるとまた旨し。
お腹も気持ちも充実して、400円なのだからすばらしい。
足りなければ、おいなりさんやおにぎりも追加できる。
これは通ってしまいそうな予感。