戦国神奈川 | 日常蹴辺

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身辺雑記

2種のサッカーを観るたのしさを教えてくれたのは、「日々是ひしゃく」 に他ならない。当時は、素人なのにこういうサッカーの見方をしている人がいるのか!と衝撃的だった。
その後、素人ではなくてエルゴラ編集部に就職してプロとなった川端暁彦氏。不定期連載の「Grassroots Football」はエルゴラの中でも一番好きなコラムだ。

代表取材も多い川端氏だが、やっぱり2種ネタになると本領発揮、明らかに生き生きとしている。そんな彼が、出身県の神奈川の高校選手権予選について書いた記事にはだまされる。

エルゴラ10月25日号における、神奈川のピックアップ選手をそのまま引用すると、

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FW 武藤雄樹 (黄色の10番)
武相3年
169cm/63kg
FC湘南JY←FCシリウス
技あり、キレあり
緩急をつけたドリブルで切り込み役を担う武相のエース。テクニシャンが揃う武相の中でも、その存在感は一際輝くものがある。「もっと点を取ってくれないと」という大友監督の言葉は期待の裏返しだ。

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DF 松並大樹
秦野2年
183cm/69kg
渋沢中←渋沢SC
遅咲きの「素材」
中学時代は地区選抜にも入れなかった無名FWだったが、高校入学後にCBへコンバートされて才能が花開いた。今年の7月にはU-17代表へも抜擢され、確実に自信を深めつつある。堅守秦野の要。

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MF 永村知哉 (水色の9番)
桐光学園3年
172cm/68kg
ヴェルディ相模原←林間SC
高機動突破型
低重心からロケットのように飛び出すドリブルと柔軟なボールタッチを武器とするアタッカー。MF登録で、サイドでもプレーする選手だが、現在は2トップの一角を占める。桐光の命運を握る存在。

こんな風に書いてあるの読んだら見に行ってしまうよな。前日と同じ等々力競技場に、3連休の最終日もノコノコと出かけた。

高校選手権神奈川大会 準決勝@等々力
秦野 0(7PK6)0 武相

リスクをかけない戦い方が非難されがちなこの種のトーナメントにおいて、第一試合の両校が展開したパスサッカーは、望外の喜びだった。特に秦野がすばらしい。型にはまった攻撃の多い武相に対し、柔軟に状況を考えながらプレーしている秦野は、明らかに上のステージにいた。試合はPKまでもつれたが、勝ち抜くに相応しいチームだったし、全国の舞台でもこういうサッカーを見せてくれたら、神奈川県出身者としてはかなりうれしい。松並は手足が長くて、ポテンシャルありそう。安定していたが、まだまだ伸びるだろう。

桐光学園 2-0 日大藤沢

それに比べると、第二試合はいかにもトーナメントの高校サッカーで、最終ラインからの蹴り合いが多い凡戦になってしまった。帰りの人波の中で「最初の試合のがおもしろかったなー」という高校生の声が何度も聞こえたくらいだ。1点目はゴール前の混戦から。2点目の永村のミドルは凄かったが、「飛び出すドリブルと柔軟なボールタッチ」よりもシュート力のが目立ったかな。

大会パンフは600円なのに内容充実で大変よろしいのだが、入場料一般800円には驚いた。有料なんだったっけ? 神奈川県予選なんて見に来るの10年ぶりだから、昔がどうだったかも忘れてしまっているが。秦野のおかげで十分たのしめたので、全然OKではある。
12日の決勝もおもしろそうだが、その日はレッズランドか。。。

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