天皇杯の4回戦あたりでJ1チームがJFLチームに苦戦するのはよくあることとして、天皇杯の地域予選で、JFLチームが関東2部チームに苦戦、というのはネタがマイナーになりすぎているような気もしないでもない。
そんなことはともかく7月26日、会社をサボって向かった先は夢の島。
すげえ暑い! 絶対にサッカーやれる天候ではない。メインスタンドもガンガンに日差しが照りつけていて逃げ場なし。こんな状況で行われた東京都サッカートーナメント社会人の部代表決定戦。第1試合は横河-青梅FC、第2試合は佐川東京-FC町田。
当たり前なんだけど、東京のチーム同士の対戦。関東2部とはいえ、将来的なJリーグ入りを視野に入れている青梅・町田と、JFL所属だが企業ベースのチーム、横河と佐川東京。猫も杓子もJを目指す風潮が必ずしもよいものとも思えないので、横河あたりにはこのままがんばってほしいものの、この4チームは数年後に同じリーグでガチで戦っている可能性がかなり高い。地元町田のチームのことはすごく気にしているものの、一番応援しているチームの状況を考えると複雑。
当日の試合会場は、こんな手書きスコアボードで手作り感いっぱい。
そんな中で試合をする選手のみなさん、本当にご苦労様です。
いつの間にか、明朝風に手直しされていたチーム名。
こんな小ネタはさておき、今年見るのは多分2回目な青梅は、
38岡山 17吉田
9小野
16栗原 6大塚
3西村 4真保
5釣谷 13田淵 2川端
1金丸
というスターティングラインナップ。
一方の横河は、
11小林 18大多和
10田辺
7金 14本多 24原島 17中島
4西口 3熊谷 22石川
1井上
という3-5-2。いつもの2ラインの4-4-2のカウンターサッカーというわけにもいかないもんな、下位リーグのチーム相手に。
ところが、試合は予想をはるかに超えるアメイジングな展開に。
まず16分、青梅4真保が右サイドから右足一閃、先制ゴール! 今年度の関東リーグパンフでは、青梅の4は欠番になっていたのだが、スタンドで見ていた木町がこの時「シンボー!」と叫んでいたのでようやくわかった。
青梅の快進撃はこれだけでは止まらず、42分に38岡山のゴールで、なんと2-0とリードして前半を折り返す。
青梅はこのお兄さんのひとりサポ。ストイックな姿が心を打つ。カッコだけの代表やJのサポよりずっとかっこいい。
横河はHTに17中島OUT→8池上IN。この交替が功を奏して、64分、8池上がゴール。75分、池上がPKをゲット、10田辺が決めてこれで同点。さらに85分、またも池上が決めてついに逆転。池上様々でリードを奪った横河に対し、青梅の善戦もここまでか……と思われた。
そのままロスタイムに突入し、そろそろタイムアップという92分。87分に交替で入っていた青梅20斉藤が、ミラクルな同点ゴール! ここまで劇的な展開は、年間100試合見ていてもそうそう巡り会うことはない。仕事サボって来てよかった。
こうなると勢いは青梅。PKで横河を降し、見事社会人代表の座を勝ち得た。
本当は第2試合こそ観たかったのだが、後ろ髪引かれる思いで味スタへ向かうため夢の島を後にした。第2試合は完全引き籠もりに徹した町田が先制、そのまま1-0でこちらもアップセットかという試合だったが、後半ロスタイムに佐川東京が追いつき、そのままのPK戦を制したとのこと。2試合続けてそんなすごいことになるとは。やっぱり味スタには行かずにこちらに残るべきだったかとものすごく後悔した。