町田ゼルビア 4-1 韮崎アストロス@野津田
今週がサッカーウィークになることはわかっていたので、連休中は極力おとなしくしていた。本当はフットサルの日本-ブラジル戦に行きたかったのだが、チケットを買いそびれた。クソ後援会め。いつも客の入らない試合に足を運んでやってるのに。生ファルカンを見逃したのは痛い。
7日にしても、本当は優先すべきは関東プリンスだし、そこから東芝府中でT.F.S.C.-東チタとか、等々力でフロンタ-セレッソにハシゴするという手もあった。が、疲れていたので、一番手近な野津田のみにした。
その5日前に、宇都宮徹壱氏と編集者Fと会食をして、地域リーグネタで盛り上がったというのも理由のひとつにある。宇都宮さんは旧東欧諸国とか代表とかで海外取材も多いが、「天皇杯漫遊記」(天皇杯を1回戦から取材する)とか「股旅フットボール」(『サッカーJ+』の連載で、地域を取り上げている)といった国内紀行モノもおもしろいのだ。
今や地域は、Jリーガーの再就職先として完全に定着した。受け入れ側の体制も整備されてきているし、他の職業についたり、進学したりといったセカンドキャリアと平行してある程度のレベルでサッカーを続けることができる。もちろん、現在地域を戦っているクラブの中には、将来のJ加盟を目標としているところも多数存在する。
さて、我が地元のFC町田ゼルビア。人口40万だが安定してサッカー選手を輩出し続ける町田市、しかしフリューゲルス、ヴェルディとJクラブの誘致に失敗している町田市、だったら自前のチームでJを目指せ、ということになった(以上、かなり簡略化した歴史)。5人の元Jリーガーを擁し、今春の東京カップでは準決で関東1部のT.F.S.C.を降して優勝し、現在2部トップを快走中である。客観的に見てもJFL中位の力はある。
↑ 11酒井 9竹中 17柏木
14高杉
7谷川
16中川
2津田 6杉本 33小池 27橋本
1白子
スタメンは4-3-3。プレシーズンの早大との練習試合でボロクソにされたのを目撃したので、まさかこのままとは思わなかった。メンツは微妙に替わっているとはいえ。
一方の韮崎は、
↑ 4望月 5小幡
20遠藤
9池田 21向山
8矢崎 6岡
26浅川 7深澤 11清水
1佐々木
背番号の付け方がアナーキーな3-5-2である。パンフには5番の選手が載っていないのだが、サイトではちゃんとフォローしてある。本当にこのKSL公式サイトhttp://www.kanto-sl.jp/はすばらしい。
さて、韮崎も3節終了時点で1勝2分の3位なので健闘を期待していたのだが、勝負はあっけなかった。
1分 M1-0N ゴール前のこぼれ球を柏木が詰める。
11分 M2-0N 左サイドを津田→高杉で崩し、クロスを酒井が決める。
町田の攻撃は左SBの津田が絡んだときによい形になる。トップ下の高杉はなかなか巧い。韮崎は同じくトップ下の遠藤が目を引く。的確なポジショニングでボールを引き出し、スペースに展開し、自らゴール前に走り込む。ボールキープも落ち着いている。それ以上に見た目が(失礼ながら頭頂部が)落ち着いていて、まだ28歳とは思えない。でも、間違いなくいい選手だ。と思っていたら、
17分 M2-1N カウンターから右サイドに展開、クロスはクリアされるが、拾った遠藤がすばらしいミドルシュート!
ファインゴールだった。こういうのがあるからサッカーはたのしい。ただ試合の方は、
30分 M3-1N 中央に持ち込んだ津田がミドルを決める。
で決まったような形になった。シメは
87分 M4-1N 19中村のシュートを酒井が詰めてこの日2点目。
で、町田が危なげない勝利。韮崎のGKは身長が公称でも171cm、町田が単純に勝ちたいのならハイボール入れとけばよさそうな試合だったが、そうはしなかったのはエライのだろうか。ただ、効率よく組み立てるにはもっと津田と谷川を使わないとダメだろう。
また、79分からは“町田のバッジオ”こと10木町孝がIN。彼は本当に上手だ。この日も流れるようなターンから鋭いミドルを放っていた。彼と韮崎の遠藤くんのプレーのおかげで、しあわせな気持ちになった。どこにでも輝きを放つ選手はいるのだ。
いつもゴール裏から試合を観ていると、ゲーム観が固定してしまう。メインスタンドの真ん中で双眼鏡とメモ帳持っての観戦というのも、たまには悪くない。
……なんていうチンケな満足感は、ユース敗戦の報に接して吹き飛んでしまったが。