野洲 4-0 高松商@三ツ沢
すでに準決勝が終わったというのに、まだ3日のことを書いていなかった。
前日があまりに寒かったので家でテレビ観戦……とも考えたのだが、サポティスタからリンクされていたヴィヴァイオ船橋の渡辺代表のコラム「お金と時間をかけても観戦したいと思う高校生の試合!」 を読んだら、もういてもたってもいられなくなった。
渡辺さん、すごい。野洲のサッカーを見るためだけに、子どもたちを連れて、マイクロバスを駆って滋賀まで行くのだ。以前から、ヴィヴァイオが参加しているのではない大会で、バスを見かけることがよくあった。それはこういうことだったのだ、と納得した。昨年は秋津で、高円の試合の終わったサッカー場の横で練習するヴィヴァイオの子たちを見かけた。
こういう、サッカーに対して真摯な思いで関わっている人がここまで野洲について熱く語っている。もちろん、野洲の主力の多くが、セゾンFC という技術至上主義集団出身で、甲府の倉貫やガンバの前田を輩出していることくらいは僕でも知っている。近場の三ツ沢、後援会会員証があれば入場無料と、お金も時間もかけないですごいものが見れそうなのに、行かないわけにはいかないでしょう。
道が空いていたおかげで、キックオフと同時にスタンドに座ることができた。高松商は前日見たばかりで、引き気味の4-4-2というのはわかっている。引いてくるチームだと、野洲のパスも回りやすいのでは、と期待が募る。とか思ってたら、開始5分には早々と青木がGKと1対1になり、憎らしいぐらいに冷静に流し込んで先制した。
とにかく噂に違わず、野洲の選手の個人技はすごい。楠神や平原の足裏使いはフットサルをしているかのようだ。さらに、しつこいくらいの短いパス回し、かと思えばスペースを狙った長いパスを通してみたり、ストッパーがガンガンドリブルでオーバーラップしたり、とにかく飽きさせない。2点目はO.G.。平原が右サイドのスペースに速いスルーパス、これは追いつけないだろう……というボールだったのに、楠神がゴールラインぎりぎりで計ったように鋭い低いクロスを返してきた。中央には高松商DFしかいなかったのだが……もうあのタイミングで追いついて、あんなクロスを入れてこられたら、守る方はたまったものではないだろう。これで完全に勝負がついたと思う。
昨夏の総体では、那覇西のパスサッカーというサプライズがあった。今冬の野洲はそれ以上だ。なにせ三ツ沢雨男なので、僕が座ったとたん低く厚い雲に太陽は隠れ、冷たい北風が吹き付けて泣きたくなったが、見に行った甲斐のある試合だった。