よく「日本国憲法」はGHQから押し付けられたと言う人がいますが、はじめは日本政府が作るはずだったのです。
しかし、松本案と言われる政府の憲法試案は、「大日本帝国憲法」と、ほとんど変わらないものだったのでGHQから拒否されました。

同時期に日本国内で新憲法に関する民間有識者で作られた憲法研究会の「憲法草案要綱」が注目されていました。
「憲法草案要綱」は、鈴木安蔵をはじめとする7人の学者達が中心となり、主権在民、天皇の象徴化、生存権、男女平等などを盛り込んだ現憲法に繋がるものです。
「日本国憲法」の原型となるこの「憲法草案要綱」は、日本の憲法学者達が研究を重ねて作り上げたものです。現憲法は、GHQが簡単に作ったものではありません。

この記事の筆者である渡辺弁護士が書いていますが、この漫画に出てくる松本大臣、岸信介(安倍晋三の祖父)など、戦争を主導した側にとっては、押し付けの憲法になるのでしょう。
しかし、私達日本国民が今自由なのは、この現憲法のおかげではないでしょうか。 
憲法改正を、数の力で簡単に押し切られるのは、とても危険だと思います。