9月8日にMANUEL氏のレッスンを見学したとき、9月16日にTOMO氏のワークショップを受講したとき、9月18日にBB氏のレッスンを受けたときのことです。この3名の師匠が教えた内容に共通点がありました。
それは「リードの位置どり・方向・ステップの位置を細かく指摘していた」です。確かに筆者の経験でもこれらに気をつけて踊れば、女性に負担を掛けずきれいに踊れていました。そこでこのことをネタにしたいと思います。
●位置どり
位置どりの一番単純な例が「クロスボディリード」でしょう。ご存じのとおり男性が女性を一直線に送って男女の位置が反対になる、基本中の基本の技です。まず言われるのが「男性は90度向きを変えて女性の通る道を開けろ」でしょう。
言われてみれば当たり前ですが、これができていないと女性は大回りすることになり狭い場所では隣にぶつかりかねません。またリードに余計な負担がかかるので踊りが雑になりがちです。
また「アウトサイドターン」のようにオープンブレイクから女性を反対側に送る技がありますが、これも男性が女性を引き寄せた後に男性が女性の通り道を開けないと女性がぶつかってくるか大回りになり踊りが乱れます。
●リードの方向
意外と盲点なのがこれです。身近な例では「コパ」と「クンビア」でしょう。
「コパ」の一般的な掛け方は右手と右手でつないだ状態でオープンブレイクし、女性を引き寄せてカウント5(ON1の場合)で女性を跳ね返します。
一方「クンビア」は右手と右手でつないだ状態でオープンブレイクし、女性を引き寄せて男性が右腕を外方向に向け、女性を右腕で抱えるような状態にするのがよくある掛け方です。
ここで気付いた方がいらっしゃるかも知れませんが、「コパ」はオープンブレイク後一直線に女性を引き寄せて跳ね返すのに対し、「クンビア」は引き寄せている途中で女性の進む方向を変えています。つまり男性は「コパ」を掛けたいときは女性を一直線に引き寄せ、その直線上で女性を跳ね返すことになります。
これをあいまいにやると女性は「コパ」か「クンビア」かわからなくなり、女性を混乱させることになります。
ちょっと方向に気をつけるだけで踊りが変わります。
●ステップの位置
よくいわれるのが、オープンブレイクのときの男性の左足でしょう。たいてい「オープンブレイクのとき男性はカウント1(ON1の場合)で左足を後ろに踏め」と言われるでしょう。
だからといって左足を後ろに踏むだけではダメです。左足が後ろすぎると男性と女性の位置が離れるのでお互いの腕が伸びきってしまい、次に戻るときにお互い負担がかかります。
もともとオープンブレイクで男性が左足を後ろに踏むのは、男性と女性の中間で手をつなげられるように女性を支えられるよう踏ん張るためです。よって女性を無理なく支えるためには左足はあまり後ろに出さないほうがよいです。そのほうが男性は踏ん張れるのでより確実に女性を支えられますし、男女が離れずひじが曲がったままになるのでバネがきいて余計な負担がかかりません。
また「スポットターン」で、よく「男性はカウント5(ON1の場合)で右足を後ろに踏め」と言われるのも、男性が右足を後ろに踏むことで女性を支えるためです。「スポットターン」は遠心力がかかるので女性は外側に離れてしまいます。そこで男性が女性にかかる遠心力の逆方向である右足後ろに踏むことでバランスをとります。
ステップの位置に気をつけるだけで踊りが変わります。
今回は師匠の教えと筆者の経験をもとに書いてみました。
筆者ももっと精進したいと思います。