「『空気』の研究」山本七平著(TOP POINTより)★★ | 一兵卒のブログ

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日々是好日

新刊書籍を4ページに
集約する情報誌、
TOP POINTより。

日本において様々な場面で
人々を支配する空気、
そして水とは…
面白い研究書です。

・空気は非常に強固、
絶対的支配力を持つ
「判断基準」。
反対するものは異端扱い。
例としては
太平洋戦争の時の日本軍令部。

・日本人は論理的判断基準と
空気的判断基準の二種類を
もとに生きている。

・日本人は物質の背後に
何かが臨在していると感じ、
その影響を受ける。
例えば人骨に霊を感じて
長く接すると病人のように
なったりする。
それが「空気」。
この空気、臨在感に
支配されないためには
臨在感を「歴史観的」に
把握しなおすこと。

・臨在感に支配されない
もう一つの方法は
「対立概念」による把握。
一つのことを
善悪両サイドから把握する。
(善と悪を決めつけることは
空気に支配されること)

・空気は「水を差すこと」で
崩壊する。
水とは目前の障害、
これを口に出すことで
人々を現実に引き戻す。

日本人を分析する
面白いアプローチの本でした。

★★