「日米開戦の正体」孫崎享著 ★★ | 一兵卒のブログ

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呑んで食って遊んで
呑まれて食われて遊ばれて
日々是好日

本屋で立ち読みして気になり
図書館で借りました。
何故、
日本が太平洋戦争に至ったのか、
何故、
真珠湾攻撃に至ったのか、
その道のりを著者は
膨大な資料から追います。

この時代の話は
意図的なのか、
学生時代の授業は
時間切れになり
教師から教科書を
読んでおくようにと言われて
終わってしまいました。

戦後70年の今年、
お勉強です。

太平洋戦争に至った経緯は
軍部のお粗末な情報戦略と
その独走。
それを阻止できなかった
時の権力者たちであることは
何となく感じていましたが
その個々の顔つき、人たちが
何を考え、
何を行動したのか、
本著は浮き彫りにします。

新たな発見は次の点でした。

●幣原喜重郎の戦争に至った
経緯の分析(著書:外交50年)
・出発点は盧溝橋事件から
惹起された日華事変の
発展した結果。
その日華事変は
柳条溝から発火した満州事変の
発展したものである。
・その惹起された理由は
軍人に対する整理首切り、
俸給の減額、
その不平不満が
原因と考える。
・その不満の原因は
日本経済にあり、
次の変遷があった。
①第一次大戦の前まで
日本は対外債務国で
いつも輸入超過。
輸入超過であるから
物資は潤沢、
物価も安く
海外への支払いは
巨額の海外投資の利子で
賄える状態。
②借金国の日本は
第一次大戦後、
船舶・武器等で外国の注文に
応えると
金貨は日本に流れ込み
一躍して債権国になった。
③然し大戦後は逆風が
吹き荒れる。
関東大震災で国庫は
使い果たし、
その影響で財政再建を図るため
公務員の削減を実施。
軍人もその対象となり
軍人の不満が
蓄積されることになった。

●戦争に至る人物像
①近衛文麿
…優柔不断で
見識と行動が不一致の人物
②太平洋戦争反対派
石原完爾:予想に反して
対米戦争の反対派。
東條英樹に排除された。
多田参謀長官
②太平洋戦争推進派
杉山陸相
梅津次官

●自らの信念で時代と
戦った人
=石橋湛山

面白かった!
★★