また先輩に借りた本です。
私は、戦国武将の中で一番好きなのが
覇王「織田信長」。
信長の先見性と比類なき決断力に魅かれます。
その信長の尾張統一、美濃・稲葉山城攻略までを
描いていますが、
話の前半は父「信秀」の活躍を綴っています。
その父「信秀」に覇王の血の根源が見られます。
信秀は熱田港、津島港を拠点に
木曽川海運と伊勢湾海運を支配し
その財力をもって覇権を競います。
時に駿河・遠江の雄、今川義元と
時に美濃の蝮、斉藤道三と
戦いを繰り広げます。
父の死後、信長は、一族郎党の裏切りや敗戦など
様々な逆境の中、
覇王の血をもって必死に敵に抗い、
己の意思を貫き、
覇権に向けて戦い続けます。
この本は織田家の強さである財政上の基盤を
経済的な面から丁寧に描いています。
この財政基盤をもって信長は、
他国に先んじて圧倒的な数の鉄砲を
保有することになるのですね。
※貨幣価値を現在の価値で括弧書きしているのも
イメージしやすかったです。
小説の最後の方でページの関係なのか、
ストーリーが若干粗雑になりましたが
面白かったです。
続編が出ること、期待「大」です。
★★☆