2001年(第74回)アカデミー賞作品賞ノミネート作品 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~

 

『イン・ザ・ベッドルーム』 ★★★★★★★ (7/10)

『ビューティフル・マインド』 ★★★★★★ (6/10) -受賞作-

『ムーラン・ルージュ』 ★★★★★★ (6/10)

『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』 ★★★★★ (5/10)

『ゴスフォード・パーク』 ★★★★ (4/10)

 

『イン・ザ・ベッドルーム』は、作品賞にノミネートされながらあまりポピュラーな印象はないが、それを前提にして言えば隠れた秀作。

 

アンドレ・デビュースの短編小説『Killing』を原作とした脚本が優れている。出だしは若い二人のロマンス、中盤は愛する者を失った人たちのヒューマンドラマ、そして終盤は復讐を成し遂げるサスペンスと、ギアを入れ替えたように展開していく。それに従って、よりシリアスにそしてスリリングに物語が進行し、常に飽きさせることはない。

 

特に、中盤での息子を失った両親を演じるトム・ウィルキンソンとシシー・スペイセクの演技は素晴らしい。また若い人妻を演じたマリサ・トメイは、『いとこのビニー』(1992年)で助演女優賞を受賞した後あまり評価されることがなく、「一発屋」と評されることもあったが、この作品では非常に魅力的であり、再度助演女優賞にノミネートされたのも納得できるところ(この年の助演女優賞は『ビューティフル・マインド』のジェニファー・コネリーが受賞)。