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文句なく面白い作品。特に少年時代にはジャンプを読んで育っただけに(その頃読んでいた中で、ジャンプ連載のベスト3を挙げろと言われたら『アストロ球団』『包丁人味平』『スケ番あらし』)。
『DEATH NOTE』の大場つぐみ原作、小畑健作画によるマンガの実写映画化。監督は『モテキ』の大根仁。週刊少年ジャンプが追及してきた「友情」「努力」「勝利」というテーマの熱いエンターテイメント作品。
マンガを描くことや編集の裏側がリアルに描かれている。特に週刊少年ジャンプがどのようにして連載作品を選定し、編集者とマンガ家の二人三脚で雑誌掲載作品にまで仕上げるドラマが非常に興味深い。
「マンガを描くこと」が熱血バトル込みの格闘物語りになるとは想像していなかった(原作未読ゆえ)。
マンガの中に登場人物が入り込む映像効果はエキサイティングで素晴らしい。また特筆すべきはサカナクションによる音楽。映像にマッチして、スピード感ある展開を演出している。
主役の佐藤健と神木隆之介の演技もはつらつとしているし、脇を固める役者たちも手堅い。特に山田孝之とリリー・フランキーは言うまでもないが、相変わらずの高水準の演技。
邦画の水準の高さを伺わせる秀作。とにかく楽しく面白いのが最高。
★★★★★★★ (7/10)
『バクマン。』予告編