映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』観賞。
日本のラノベを原作としたSFXアクション(原題は"Edge of Tomorrow"だが、邦題は桜坂洋著の原作と同じタイトル)。いわゆるループ物。プレイヤーが死ぬ(ゲームオーバー)と、リセット(リプレイ)するゲーム感覚はいかにもおタクな日本人の得意とするところではないだろうか。
これが最近のSFXアクションとしては出色の出来。ループすることで、同じシーンを繰り返し経験し経験値を上げていく主人公に対し、周囲の人間はそれを知らないことでコミカルな雰囲気も醸し出される。そうしたストーリーもよくできてるし、映像としてアクションも切れがいい。トム・クルーズの演技も相変わらず安定感がある。
エミリー・ブラント演じるヒロインは、女性戦士ということで『ターミネーター』のサラ・コナーを彷彿とさせるが、こちらはぐっと女性としての魅力もあり、ストーリーにもちょびっとだけラブ・ロマンスがある。そしてそれが邪魔になってない。
ラスト・シーンもすかっと終わって、観ていてにやり。ということでSFXアクション好きにはお勧めの映画。
★★★★★★★ (7/10)
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』予告編