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知っておけば役立つリフォームのこと
■現地調査に必要なもの
見積もりのお話を続けていますが、脱線したように現地調査の
ことを掘り下げてきています。
見積金額を算出するために一番大切なのがこの現地調査。
このタイミングでの確認漏れや確認ミスが、後々の後悔につながる
事が多いので、お伝えしたいことを今回もお話していきます。
ここでお話することの大前提として覚えておいてほしいポイントは、
これからお願いするリフォーム工事のイメージがしっかりと固まって
いることです。
イメージの固め方などは、また別の機会になってしまいますが、
そもそもここがぶれてしまうと工事を請け負う側もどうしたらよいか
迷ってしまいます。
複数の会社に見積をお願いする際、A社に伝えたことと、B社に伝えた
ことが違ってしまえば、提出してもらった見積もりの比較は意味が
なくなってしまします。
では、現地調査までに用意しておけば役立つものをいくつか並べてみます。
・リフォーム工事の目的とイメージ
前記したポイントが紙にまとまておけば、複数の業社にお話する
際もリフォームのポイントがブレることはないはずです。
・家全体の図面
リフォームは部分的であっても電気配線や給排水の配置など、
確認しなければいけないことが出てくる場合があります。
また、実際の状況と図面が異なることもあるので、手元に準備
しておきましょう。また書き込みができるようにコピーをすることを
おすすめします。
もし、図面がない場合は、少し面倒かもしれませんが手書きで
よいので、 間取りや窓の位置、ドア、階段などを一枚の紙に
まとめておきましょう。
※図面があっても手書きで家の中を確認しながら家全体をまとめていくと、
意外な発見があることも。
例えば、ちょっとした収納スペースを見つけるとか…です。
・メモ用紙
現地調査には、基本的にチェックしていく内容をほぼ漏らさずに
メモしていくことが大切なのです。口頭でやり取りしたことが
結果として、「言った… 言わない…聞いてない…」のトラブルに。
・２色以上の筆記用具
黒と赤、青と赤など便利なのは２色ボールペン。急いでメモしていても
大切なポイントはやはり色を変えて書くのがよいと。
１色しかない場合、ポイントに下線を引いたりの工夫で済ますことは
できますが、パット見でわかりやすい２色以上を。
・スマホのカメラ
ひと昔前だと考えられないのが、このスマホのカメラなのです。
実は現地調査をしている時に気になる部分などは、とにかくカメラで
写真を残しておくと、後で見直しにとても便利。
そして、もうひとつアドバイスとして、メモに残した箇条書きや走り書きの
最後に写真を撮ったことのマークなどを書き込んでおくと、なんの
写真を残したのか、わかりやすくなるはずです。
・メジャー
これは業社の担当が持っているからいらないと思うかもしれません。
手元にあれば、今測った寸法を教えてもらい、実際にメジャーを
その寸法まで引き出してみましょう。特にキッチンの高さやお風呂
の入口段差やトイレのペーパーホルダー位置など、感覚として
寸法を覚えることができると思います。また、現地調査の段階で
「あと何センチくらい？」という高さや左右の位置について聞かれても
手元にメジャーがあれば、自分自身で確認場所を測りながら
位置の検討ができます。
調査している担当者がメジャーを当てた寸法を見るだけの確認よりも
実際にメジャーを当てて自分自身で確認すると意外と思ったよりも違う
ことが多いのです。
・懐中電灯
これも業社の担当者が持っているようなもの。ですが、あると便利。
例えば「このあたりまでが工事の範囲」とか、手の届かない天井なら
「ここのところ」といった指示を懐中電灯の光で示すことができるのです。
特に最近の懐中電灯はLEDのピンポイントに近い光なのでおすすめ。
たぶん、これをすると担当者は驚くかもしれませんが、よりわかりやすく
具体的なはずなのです。
では次回、実際の現地調査当日のポイントを。
見積もりにはつきものの現地調査は、知らない他人に家の中を見られる
ということや、時間をとられてしまうということがありますが、
これからの快適な暮らしを長く続けていくための大切なポイントとして
面倒くさがらず、しっかりとリフォーム業社に確認とチェックを漏れなく
おこなってもらいましょう。
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