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知っておけば役立つリフォームのこと
■見積もりには現地調査が必須
お家のリフォームは、壊れたり、古くなったりした部品だけの交換とは
違います。
例えばリフォーム業社で請け負っているコンセントやスイッチの交換や
壁の穴の補修、網戸の張替えはそれだけで完結するものは
特に現地調査のようなことは必要ないのでは、と思われるでしょう。
こんな小さくて、ほぼ見積もり不要だと思われるような工事の場合も、
実は現地調査が大切になるのです。
現地調査とは、文字の通りに現地、リフォームだとリフォームしたい場所を
調査する＝調べて確認すること です。
当たり前のことを文字にしていますが、これをまず小さな工事に
当てはめます。
コンセントの交換であれば、次のような確認事項が出てきます。
・設置されている場所はどこなのか
・設置されているコンセントのメーカーと型番は何なのか
・コンセントまでの配線状況はどうなっているのか
・新しいコンセントは今までと同じような仕様でよいのか
・交換作業を行う際に、壁の破損など懸念されることはないか
他にも場合によっては、特殊な事情があることも考えられるです。
(実は漏電していた、電線がかじられていた、雨漏りで水がかかっていた）
いかがでしょうか。ひとつの例しか取り上げませんが、現地調査をしないと
工事に進むこともできず、当然その費用も算出することができません。
ちょっと脱線しますが、家電量販店で購入するエアコンは、その場で
設置場所の状況をチェックシートに記入して現地調査の代わりにしている
のですが、実際の設置工事に伺うと、状況が違い、結果的にエアコンを
取り付けることができないといったトラブルが実際に起っています。
リフォームの場合に話を戻しましょう。
まず、見積もりをお願いするリフォーム業社は、必ず現地調査の話をします。
小さな工事であれば、打ち合わせ時に、「ちょっと工事する場所を見せて
ください。」といって工事箇所のチェックや寸法などをメモしたり、さらには
写真を撮ったりします。
工事がキッチンやトイレ、浴室のほか、部屋単位であったり外壁などに
なれば、現地調査の日時を設定して再訪問になることがほとんどです。
また、時間的にどのくらい必要なのかは、事前に質問しておくことが
大切です。殆どの場合、最低1時間程度はかかることを覚えておけば
その日の予定も立てやすいかと思います。
ただし、大掛かりになる場合は、さらに時間が必要になります。
この現地調査の時間は、見積金額を算出するためだけではなく、
しっかりとした工事をしてもらうために重要なのです。
さらに相見積になった場合、それぞれのリフォーム業社で現地調査方法が
違ってきたりするもの。ここにも注意が必要になります。
見積もりにはつきものの現地調査は、知らない他人に家の中を見られる
ということや、時間をとられてしまうということがありますが、
これからの快適な暮らしを長く続けていくための大切なポイントとして
面倒くさがらず、しっかりとリフォーム業社に確認とチェックを漏れなく
おこなってもらいましょう。
次からのブログでは現地調査について、さらにお話を進めています。
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