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知っておけば役立つリフォームのこと
■定期的なリフォームを考えてみる
リフォームというと、どうしても壊れてからの交換や修理に
なってしまいがち。そして、今の不便を解決するための
快適リフォームも多いパターンです。
でも、一番大切なのは、定期的なメンテナンスを含むリフォームの
考え方なのです。
「まだ使えるから、大丈夫」とか、「まだちょっとした傷みかも」
と思っているうちに、いざとなると費用がかさんでしまう原因に。
まずは、新築一戸建てを例にして築年数ごとに考えておきたい
家の中のメンテナンスやリフォームを挙げていきましょう。
築5～10年＜こまごまメンテナンス＞
まだまだ何も気になることは出てきていない時期でしょう。
ただ、毎日使っている場所や部屋などに気になる傷や傷みがあると思います。
畳の色褪せや壁紙、クッションフロアなどは定期的なリフレッシュが
おすすめです。簡単にハウスクリーニングをお願いするのも◎です。
また、使い勝手が悪い設備があれば、早いこの時期に交換を考えてみることも。
木造一戸建ての場合であれば、シロアリの防除をお忘れなく。
築10～15年＜ちょっと本腰を入れて＞
この年数になってくると、壊れてくる設備が出てくるタイミングです。
特に水回りは、使用頻度が高く、湿気が多い場所なので、注意が必要で、
突然の故障などで使えなくなると非常に困ることになりかねません。
設備のほとんどは、製造を打ち切った後に整備用の部品を保有する
年数は10年前後となっています。
最近では、多くのものに、設計上の標準使用期間といわれる
設計上で、日常的に一般的な使い方をして安全に問題がない期間が設定され
ています。これも期間も10年を設定しているものが多く見受けられます。
10年ひと区切りとして、一度お家の総点検をリフォーム業社に依頼してもいいでしょう。
築15～20年＜避けられない老朽化＞
やはり、このタイミングでも水回りのチェックは大切です。
システムキッチンやシステムバスなどは、設備の古さが目立つようになり、
入れ替え検討する時期になってきます。
日常の生活に欠かせない給湯器やガスコンロ、IHヒーターなどは、まだまだ
使えるかもしれませんが、買い替えを考えておくことが大切です。
フローリングなどの床、天井や壁のクロスについては、部分的な
リフォームにしてしまうと、そこだけ浮いてしまう事になりかねないので
家全体で考えてみましょう。
定期的なシロアリ対策もしっかりと。
ちなみに、法律で定めらている木造住宅の耐用年数をご存知ですか？
答えは22年…
えっ22年以上は暮らせない ということではありません。減価償却の計算に
使わてている数字で建物の寿命とは関係はないのですが、ひとつの区切りと
して、覚えておきましょう。
それはなぜか、この年数前後になると家全体の老朽化が進んでいます。
なので、必要なメンテナンスを怠ると、のちのちに大きな費用が発生する
ことにも。
築20年～ ＜大規模な改修も見据えて＞
この築年数になってくると、これまでお話しをしてきた家の中についての
リフォームやメンテナンスということではなく、家全体のリノベーション
を検討する時期になってきます。
20年が過ぎていれば歳を取り、以前とは生活スタイルも変化しているはず。
その変化に合わせることを考えてみましょう。
長いスパンでお家のメンテナンスやリフォームをざっくりとお話してみました。
とはいえ、なかなかここまではできないというのが実際だと思います。
できれば、定期的なお家の点検をお願いできるようなリフォーム業社を
早めに見つけておくことが大切です。
不具合のたびに、価格の安さをポイントに相見積で比較することもいいのですが、
お家の健康状態をトータルで保つには、長いお付き合いを前提にした
リフォーム業社を見つけましょう。
修理や修繕、リフォームの履歴がひとつの業社に残っていれば、メンテナンスの
タイミングなどを逃すことはないでしょう。
また、こちら側が気づかないようなポイントにも的確なアドバイスをしてくれる
はずです。
スポットの安いリフォーム費用よりも
長いスパンの安心感を考えてみてはいかがですか。
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