トイレをリフォームしたいと思っている方へ
■トイレのドアを再認識してみる
古いトイレ、快適でおしゃれな空間にするためのポイントを
これまでのブログでお話してきました。
さらに、できることなら検討してもらいたいのがドアのこと。
普段はあまり気にすることがないと思いますが、ぜひご一読を。
まず知ってほしいのが、ドアの開き方2パターン。
トイレ側にドアを押して開くのが内開き、ドアを廊下側に引いて開くのが外開き。
今お使いのトイレはどちらのタイプになっていますか。
築年数が30年以上の古い戸建の場合、多いのが内開きタイプのドア。
今よりも廊下が狭く設計されていたので、トイレの入り口を作るためには、
体をねじらず、また廊下にいる人にドアがぶつからないような配慮が必要に。
また、トイレのスペースにも余裕がとれたことも挙げられます。
そして、内開きドアのトイレは、床が廊下より一段低く、スリッパがドアに
引っかからないようになっていることも。
では、最近(といってもずいぶん経ちますが…)はというと主流は外開きドア。
時代的な背景として、トイレで倒れた場合、内開きドアでは
倒れた体が邪魔になり、助けることができないという問題点が
知られるようになってきたことも外開きドアが主流になったポイントです。
ただし、廊下側にドアが開くので、トイレに入る際には、一歩下がる必要があり、
トイレから出る際には廊下にいる人にドアがぶつかる可能性は残っています。
■内開きでもなく外開きでもないドア
先程、ドアの開き方は2パターンとお話しましたが、今トイレリフォームの際に
注目されはじめている異なるパターンのドア開きがあります。
それは、ドアを横にスライドさせて開閉する引き戸と、
開閉に必要なスペースが小さくてすむドアがたたまれる折れ戸です。
では、少し詳しく
引き戸タイプのドアは、押入れなどを想像してもらえれば、わかると思います。
横スライドでドアの開閉をするので、一歩下がる必要がなく、でっぱりが
邪魔なドアノブもありません。
リフォームで取り扱われている引き戸は、トイレの外側(廊下側)に引き戸用の
レールを設置して、そのレールにドアを吊る仕様です。
今まで使っていたトイレのドア枠は、そのまま再利用するので、
大掛かりな工事は不要です。
また、上からドアを吊っているので足元にレールの段差がないのでつまづく
心配がありません。
開閉に必要な面積も壁面側に最低限で済むため、その分だけ空間を活用することが
できるようになります。
デメリットとして引き戸タイプのドアは、構造的に壁とのすき間ができやすく
臭いや音がどうしても漏れてしまいがちに。そして設置するドアの大きさ分だけ
廊下壁面に余裕が必要になるので、どこでもOKというわけにはいきません。
もうひとつの折れ戸は、ドアの途中で戸が折れるように開くタイプのドアです。
よく使われるのが壁面収納の扉。
ドアを全開にしても、デッドスペースが小さく邪魔にならず、
開けっ放しにできるのも実は◎なポイント。小さなお子さんが怖がらず、
誰も入っていないことが明快です。さらにトイレに窓がある場合、ドア全開なら
廊下までその明るさが届いてくれます。
構造的にやや複雑さがあるため、トラブルがあった場合少し厄介であったり
指を挟む可能性があることなどのデメリットは覚えておきましょう。
いつも使っているトイレの出入り、ドアの開閉だけで変わってくる快適度。
これは次回のバリアフリーに関するリフォームポイントでももう一度
違う角度でお話したいと思います。
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