ニチアサの実在感【王の秘宝展/THE仮面ライダー展】 | カ素ブログ

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お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

 

 

今さらで大変恐縮ですが…。

2月25日に最終回を迎えた「王様戦隊キングオージャー」

個人的には近年の特撮の中では群を抜いてハマった作品でした。

 

キャスト、脚本、演出、アクションそれぞれが番組展開と視聴者側のテンションを下げる事無く一年間続いたというのはかなりスゴい事ではないかと思います。

 

前年のドンブラが斜め上方向に面白かったので、キングオージャー(以下キングオ)が発表された時はコメディー路線から外れる事にちょっと寂しささえ覚えていましたが、蓋を開ければとんでもない良作で正直ドンブラロスがすぐさま吹っ飛びました(個人の見解です)。

 

内容的にもですが映像面でも新しい技術が多く導入されていて画的にも良かったですし、登場人物のキャラも全員立ってて「このキャラいらんだろ?」てのがいなかった。みんな違ってみんなイイ。

お姫様ドレスがカッコいいと思える日が来るとは今まで想像もしてませんでした(ヒメノ様ね)。

 

最終三部作も良かったですね。ホント劇場版スケールで。SNSで劇場公開コールが起こりましたが、ホントやって欲しい(サブスクではやってましたけどね)。

 

新しく始まった「ブンブンジャー」。おもしろいんですけど正直ちょっと物足りなさを感じてしまっています。面白いんですよホント。そのくらいキングオが良かったという事です。

 

何にしても「王様戦隊キングオージャー」。最高のスーパー戦隊でした。

 

写真は渋谷のHMVで開催された「王様戦隊キングオージャー 王の秘宝展」でした。キングオロスで行ってしまった。

 

 

渋谷は終わってますが、名古屋と大阪に巡回するそうです↓

 

 

 

 

 

 

 

話し変わって4月5日、「角川武蔵野ミュージアム」で開催された「THE仮面ライダー展」にも行ってきました。個人的には名古屋1回、東京2回で今回が4回目。どんだけ好きなんだオッサンな感じですが、まぁ好きなんでしょうね。このオッサン。

 

規模としては東京よりもやや縮小した感じでしたが、新たな展示も追加されていました。

 

「BLACK」のコーナーではバトルホッパーに代わって「ロードセクター」の展示が追加されてました。これは初見だったので興奮しました。

 

前回会場の仙台から時代ごとにライダーをまとめて展示するようになったようですが、前列はいいとしても後列がちょっと見辛いのが難点ですね。

 

展示の物量が膨大なのでそこまでキャパの取れない会場では有効な方法だとは思いますが、後列ライダーが好きなヒトにはちょっと辛いかな?

 

最初に名古屋会場で見た時はまだ「リバイス」が放送中でしたが、そのからもう2年経つのかと思うと時の早さを感じざるを得ません。ホント早い2年なんて。

 

その分武器小物類の展示も増えてるので、他の展示が縮小されるのはまあ致し方ないのかなと。

改めて東京会場の規模のデカさは凄かったと実感します。

 

埼玉開催のアンバサダー「志田音々」さんが変身する仮面ライダー「ハクビ」。「ハクビシン」モチーフとかまたなんともニッチな哺乳類を…。

 

ちょうどVシネと映画公開で盛り上ってる「ファイズ」20周年の展示。

昨年原宿であった「NARIKIRI WORLD」でもスーツの展示を見ましたが、今回はその時よりもかなりじっくり見れて良かったです。さりげなく「オートバジン」のバイク形態は初展示でした。

 

造形物としての面白さだと思うんですよね。こういうキャラクターのマスクとかスーツ、小道具とか。実用的な物じゃないし、アート作品とも少し違うし(個人的にはアート要素もあると思ってますが)。テレビの画面越しに見るキャラが実際はどういう形をしてるのか。また画面で確認できないディテールなんかを見れるという部分での楽しさがあります。「実在感」を楽しめるのがこういう展覧会のイイところですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから少し辛辣な事を書きます。あくまで私の「主観」の話です。

 

近年の「仮面ライダー」ですけどね、ちょっとオジサンには何ともかんともと言う感じです。

個人的にはシリアスとコメディのバランスが良くないのかなと思っています。時折無理にコメディ要素を入れ込んでるように思えて、それによって本筋の展開がぼやけてしまって何をやってるのか見ていてよく分からなくなる時があります(主観です)。

 

その点で言うと戦隊の方が織り混ぜ方が上手いというか、元々ライダーよりも対象年齢を少し下げた作風なので設定的にもコメディーを盛り込みやすい部分はあると思います。そこで作品によって時折攻めた演出や展開があるとオジサン的にハマってしまうんでしょう(シンケンジャーとかも大好き)。

 

平成ライダーの最初に「クウガ」を見せられてしまったからですかね。今また改めて見てますけど、令和では放送できない内容かなとも思います。リアリティを突き詰めた分けっこうエグい。まあだからずっと「クウガ」が好きというのもありますが。

 

昔に比べると色々と規制が強くなっていて一応子供番組という枠の中であまりアバンギャルドな事が出来なくなったというのはあると思います。そのジレンマが「アマゾンズ」や「BLACK SUN」なんでしょうし。そういった中で番組を作らなければいけないと言う製作側の試行錯誤がずっと続いてるような雰囲気は感じます。

まあ何だかんだ言っても「好き」ではありますし、そういった試行錯誤を見るのも楽しみのひとつかなと解釈してるので、これからも一視聴者として見守っていきたいなと思います。

 

長々と書きましたが要約すると「キングオージャーが良かった」「最近の仮面ライダーちょっとウーン」というオジサンの独り言でした。