【東海大学海洋学部博物館】~東海大学海洋科学博物館~ | カ素ブログ

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お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

前回の続き。

自然史博物館の展示室を堪能して次は隣接する「海洋科学博物館」へ。1階は水族館部門、2階は科学博物館部門になってます。

自然史と海洋個別の料金設定もあるので、水族館好きのヒトはこちらだけ見るという事も出来ます。

 

こちらも基本的には8年前と展示の大きな変化は無いと思います。ただまあ混んでましたけど。

 

 

ウツボ。

 

そしてこちらの大水槽もまた見たかった展示のひとつです。この大水槽もかなり好き。

 

10m×10m×6mの大水槽は全面ガラス張りの大水槽としては日本最大だそうです。

この高さがいいんですよね。

 

 

この大水槽のもうひとつ好きなところは、「シロワニ」の存在。2m級のシロワニが2匹います。

私がシロワニを好きになったきっかけもこの大水槽でした。

 

回遊するサメの類いは大体動きが早いんですが、シロワニはサメとしてはかなりゆっくり泳ぎます。

大きな身体で悠然と泳ぐ様がなんとなく温厚な感じがして好きです。目は笑って無いですけど。

 

この日たまたまだったのか分かりませんがウツボが盛んに泳ぎ回ってました。ウツボは逆に岩場とかで常にジッとしてるイメージがあるのでなんか新鮮。ジッとしてるのもいましたけどね。

 

 

同じフロアの壁側にある展示もあまり変わってませんでした。リュウグウノツカイの液浸標本も健在。

 

こちらはこの時の特別展示。東海大学のOB等で今年新種と認定された「フカミトラザメ」の標本。

生きた個体は下田海中水族館で飼育されているそうです。行きたいですなあ、下田も。

 

大水槽から駿河湾の生き物をメインにした展示へ。かなりの数の生き物が展示されてます。

が、この日はGW。まあまあ混んでてあまりちゃんと見れなかったのが正直なところですが…。まあそこは大人なので家族連れやお子様方に場所は譲りましたよ。

 

 

 

ね。GWですしね。混んでましたね。仕方ないです。やっぱり水族館は親子人気がスゴイです。

 

さらにお子様人気の高いクマノミのコーナー。約20種のクマノミが展示されています。

ここはクマノミの飼育にも力を入れていて、世界で初めて「カクレクマノミ」の繁殖に成功した水族館でもあります。

 

水族館の1階から2階の科学博物館部門へ。2階はガッツリ博物館な展示室になってます。

 

「メガマウス」の雄雌剥製標本。雄と雌の剥製が揃っているのは日本ではここだけだそうです。

2014年1月に来た時は雄の1体だけでしたが、同年の5月に雌の個体の解剖が東海大学によって行われその剥製が展示に追加されたそうです。ニュースにもなってましたね。

 

このフロアの呼び物でもある「ピグミーシロナガスクジラ」の全身骨格標本。18.6mあります。

しかもこの標本はタイプ標本だそうで、8年前に見た時は「デカいなぁ」くらいにしか見てませんでしたが、実はなかなかに貴重な標本だという事をこないだ知りました。キャプションはちゃんと読もう。

 

クジラの標本て天井から吊るされて見上げる事が多いんですが、ここは展示が目線の位置で非常に近いので骨の表面や質感をじっくり見る事ができます。有難いですね。

 

自然史博物館のマンモスと同様にこのクジラも記憶に強く残ってて何かの時に思い出すも「どこで見たんだっけ?」と思ってたらココでした。私にとっていろいろと印象が強かったんですね、ココ。

 

8年ぶりの再訪は図らずも記憶を掘り起こして答え合わせをするような再訪になりました。

過去訪れた他の博物館にも行ってみたくなりましたね。科博だけはしょっちゅう行ってるんですけどね。

 

もうひとつ記憶を掘り起こすとの辺に”デカい船”があった気がして、バスでここに到着した直後に違和感を感じていました。

 

8年前のブログ(↓)で確認したらその時には「東海大学丸二世」という海洋調査船が展示されていました。調べてみると2016年に老朽化のため解体されてしまったそうです。ちょっと寂しいですなあ…。

 

 

 

現在はベンチなどもある芝生広場になっています。イイ感じの休憩場所になってます。

 

翌日は5月5日「こどもの日」。クマノミやメガマウスも混ざった鯉のぼりが海風にはためいていました。

なんか久々に”ゴールデンウィーク”を満喫してる気分でした。混雑も込みで。

 

 

8年前↓

 

 

博物館公式↓

 

 

 

 

すぐ横に広がる三保の海水浴場。8年前に来た時はオフシーズンで誰もいませんでしたが、GWですからね、マリンレジャーだったりBBQだったり。気温が高めだったのもあってまあまあ賑わってました。

 

静鉄バスに乗って清水駅に戻り、帰りは熱海まで切符を買って東海道本線に乗車。

8年前は途中で三保松原に寄り道しましたが、疲れちゃったので今回はスルー。8年という歳月で確実に体力が低下している事をここでも思い知らされてます。まあ、無理しなければいいのだ。

 

三保の海水浴場はヒトが多くて暑かったのであんまりいられなかったし、三保松原は寄らなかったし…。

もうちょっとゆっくり海が見たかったなあ…。と、ぼんやり考えながら1時間ほど電車に揺られて…。

 

乗り換え駅の熱海に到着。熱海駅前もヒトが多い…。

偉いもんで1時間電車に乗ってるうちに何となく体力が回復。どうせ降りるんならここでちょっと寄り道して海を見に行こうという考えに至り、熱海駅から海岸へ向かいました。

 

Googleマップで見たらそれほど距離も無いので行けるでしょ♪なんて気楽に考えて歩き出し、仲見世を眺めながら気分よく歩いて行くとその先は坂道に次ぐ坂道、そして階段に次ぐ階段…。

行きは下りだからまだ大して苦じゃないんですけどね。帰りが怖いなと。

 

一抹の不安を抱きつつもなんとかサンビーチに到着。潮の匂いがいいですなあ…。

 

18時を回って陽も落ちかけ、風も少しだけ冷たくなってきたので海岸にはそれほどヒトはいませんでした。この感じが味わいたかったんです。熱海で寄り道して良かった。

 

 

 

15分もいませんでしたが海を見れて満足しました。帰ります。

 

帰りはとにかく階段を登ります。これは多分海岸に通じる近道なんだと思うんですが、なかなか過酷なショートカットです。横着する者はその代償を払わなければならないという事でしょう。

 

という事で無事、熱海駅に戻ってきました。ホントよく無事だったと自分を褒めてあげたい。

そんなこんなで今度こそホントに帰ります。最後はなんか少林寺の修行みたくなりましたが、何だかんだ楽しい日帰り旅行が出来たなと思います。