【福井再訪③】福井県立恐竜博物館② 常設展示 | カ素ブログ

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特別展を満喫していよいよ、恐竜博物館の常設展示を見に行きます。

 

入場口正面3階から長いエスカレーターで一気に地下1階まで下ります。

SF空間に没入していく感じはアトラクションに近い感じがあります。ワクワク感がすごい。

 

地下1階「ダイノストリート」。地中を行くような雰囲気のある通路。

 

 

 

通路突き当りに展示されている「ボーンベッド」。カマラサウルスの産状化石です。

丸々1体がほぼそのままの形で化石化というのはかなりスゴイ。

 

地下1階から階段で1階展示室「恐竜の世界」へ。8年ぶりの再会、ティラノサウルスロボット。

頭の中で「ジュラシック・パーク」のテーマ曲が鳴り響いてます。

 

3階からの長いエスカレーターを下り、地下を思わせる通路を通って、階段を上がると目の前に現れる見上げる大きさのティラノサウルス。地上から地中、再び地上に出ると恐竜に出会うドラマティックな流れが非常に好きです。まさに「センター・オブ・ジ・アース」(映画は微妙、個人の見解です)。

 

ティラノサウルスロボットを囲むように展示されている標本群も興味深いもの多数。

 

 

 

ティラノロボを囲むパーテーションの外へ。どこを見ても”骨”だらけです。

無数に思える標本のうち44体もの全身骨格があり、うち10体は実物標本とか。凄まじい…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1階のワンフロアだけでとんでもない標本点数。実際に点数は千点を超えるそうです…。

ホントいつまでも見てられます。

 

ジュラ紀の中国四川省の森を再現した実物大ジオラマ。竜脚類のオメイサウルスを直立させてジオラマにできるのはここの天井の高さの成せる技です。

 

 

アジア圏で産出した恐竜化石を展示したコーナー。「フクイラプトル」、「フクイサウルス」、「フクイティタン」など福井県で発見された恐竜化石を中心に中国やタイで発見された化石も展示されています。

 

 

通路の奥で蠢く恐竜が…。

 

「フクイラプトル」のロボット。1階中央のティラノロボや特別展のグッズ売り場にいた恐竜ロボ2体もそうですが、ロボットが本当によく出来ている。動きや鳴き声の雰囲気に加えて、造形自体が非常に緻密です。

 

2階の「生命の歴史」展示室。生命が海から現れ陸上に進出し哺乳類へ進化するまでを辿る構成になっています。海モノの浮遊感、骨が浮遊している感じがなんか好き。

 

 

 

 

多分、博物館での展示率がティラノサウルスの次に多いんじゃないかと勝手に思っている「ディメトロドン」。生物の進化を説明する上で無視できない存在なので博物館での出現率は高いです。

 

骨格だとなんとなく可愛く感じるんだけど、生態復元された途端可愛くなくなるディメトロドン。

水族館の「クマノミ」を見た人みんなが「ニモ」と呼ぶのと同じくらい、殆どの人に恐竜と間違われているディメトロドン。そんなところが好きだよディメトロドン。

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと14時過ぎ。11時頃に博物館に着いたので、かれこれ3時間くらい館内を練り歩いています。

とにかく見るべきものが多すぎて止め時が分かりません。やっと我に返ったので休憩することに。

 

館内のカフェ「DINO CAFE」で休憩&昼食。8年前もここでスイーツ的なものを食べた憶えがあります。

館内は当然冷房が効いているんですが、座ったカウンター席には温風が来る。目の前の窓開いてるし。換気ね。

 

休憩後、まだ帰るのが勿体ない気がしてもう少し館内をウロウロ。

2階から望む1階展示室の広がり具合がとにかく素晴らしい。4500㎡のフロアをフルに使ってます。

 

 

 

 

今度はSF感ハンパ無いエントランスを心行くまで眺めます。ここもいつまでも見ていられるホント。

えちぜん鉄道の田園が広がる車窓から辿り着く場所にこのSFチックな建物が出現する感じもまた非現実感があっていいんですよね。

 

博物館を設計したのは中銀カプセルタワービルや国立新美術館などの設計で有名な建築家の”黒川紀章”氏。すごいヒトですねこのヒト。

 

 

館内を3周くらいしてやっと帰る決心をしました。まあ疲れちゃったんですどね。

 

って「リニューアルオープン」!?!? 2023年夏!!!!!! ウソマジか…、スゴイ見たい…。

8年前と大きな展示の変更が無いように見えたので(主観です)、ある意味リニューアル前に今の展示を見て写真に収める事が出来たのは良かったなと思いました。

 

そういえば博物館の右横にあった丘みたいな所にパーテーションを立てて工事してたんですよね。

館に入る前に「アレッ?」と思ってたらそういう事とは。

 

8年前に訪れた時の丘の上の写真。

ここからの眺望がまた良かったんですが、リニューアル後はどうなるのか?

 

取り敢えず再来年のリニューアルを期待しつつ、恐竜博士に再訪を約束して帰路につく事にします。

出来れば博物館からすぐの「かつやまディノパーク」とかも歩いてみたかったんですが、もう体力が持たないので見送りました。緊急事態の自粛で体力が落ちたのを痛感。

 

やっぱり外は暑い…。一応薄手の上着も持ってきてたんですが、着る機会は皆無でした。上着持ってきた自分に腹が立つくらい暑い。

 

再来年の恐竜博物館がどう様変わりしているのか。非常に楽しみです。

その時はぜひ福井駅まで北陸新幹線を使って訪れたいなとも思うんですが、横浜からだと東京からものすごい大回りだしね…。どうなんだろ…、考えとこう。

 

 

 

このブログを書いている8月現在。首都圏の緊急事態宣言が8月末まで延長され、それを受けて福井県でも独自の緊急事態宣言を発出しました。それに伴い恐竜博物館は8月7日(土)から24日(火)まで臨時休館となっています。

 

 

 

 

 

 

往路と同様に復路もコミュニティバスで勝山駅まで。

 

勝山駅から博物館までの道中には至る所にこういった恐竜のオブジェが点在しています。

バスからでも見る事はできるんですが、通り過ぎちゃうんでね。ゆっくり見たい場合はやはり車とかバイク、自転車がいいかもです。

 

勝山駅に到着。疲れましたかなり。

 

えちぜん鉄道で福井駅へ。車内で激しくウトウト。

 

17時過ぎに福井駅に到着。ホテルのチェックイン時間まで時間があるので「プリズム」内の喫茶店でしばらくぐったり。疲れすぎてお冷の方にピントが合ってる。

 

18時半に駅近くのホテルにチェックイン。最上階の部屋でなかなかイイ眺めです。

 

すぐ下に福井駅の屋根が見えて、えちぜん鉄道の発着を見る事ができます。JRは見えないけど。

 

夕食を買いに行くか食いに行くかしたいんですが、ベッドに横になっちゃったらもう動くのが億劫で…。

 

仮眠の後、のそのそと夜の福井駅前へ。恐竜壁画のライトアップがキレイ。あと陽が落ちてもまだ暑い。

 

恐竜広場の恐竜たちもライトアップされてました。ホントに県をあげて恐竜を推してるんだなと。

福井駅に新幹線が開通したら客足も増えると思うんですが、今の状況がどこまで続くかですね。

 

 

どこかお店で夕食をとろうかとも思ったんですが、夜19時過ぎと思えない暑さと疲れから探して歩くのが嫌になり、ハピリンのバーガーキングでテイクアウトしてそそくさとホテルに戻りました。

 

夏の旅は体力が要ります。暑さもそうですが今回は自粛での体力低下とマスクの息苦しさもあって「あちこち行ってみよう」という気に全くなれませんでした。体力付けないとダメだ本当に。

まあ、今回の旅の主目的は「恐竜博物館」だったので、これで旅の目的は達成する事ができました。

 

ホテルは2泊予約しているのですが、明日どこへ行こうかハッキリと決めていません。どうしようかな。