【福井再訪②】福井県立恐竜博物館① 特別展「海竜」 | カ素ブログ

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勝山駅からコミュニティバスで10分ほど。「福井県立恐竜博物館」に到着です。

8年前にも来てますが、「来たなー…」て感じ。横浜からは適度に遠いしね。

 

最近なんとなーく「また恐竜博物館行きたいなぁ…」っていう個人的な気運があったのと、7月16日から始まった企画展がどうしても見たかったというのが今回ふたたび福井に来た理由でした。

 

8年前には無かった「ジオターミナル」。観光案内所にお土産屋さんやレストランが併設された施設が出来てました。8年前はただの駐車場だったよココ。

 

ここでも若干の時の流れを感じつつ、いよいよ博物館へ。

スタートレックのエンタープライズのようなカッコいい外観は相変わらずです。ヤバイ血圧上がる。

昨年6月以降ここも時間指定の予約制となっているので、事前予約&事前の入場券購入で入館です。

 

恐竜博物館は外観もそうですが、なんといってもこのものすごいSF感のある吹き抜けのエントランス。

最初に来た時の衝撃もすごかったですが、2回目もなかなかの衝撃を喰らいます。スゴイよココやっぱ。

 

すごいエントランスはあとでねっとり眺めるとして、まずは今回ここに来た理由のひとつでもある企画展「海竜・恐竜時代の海の猛者たち」を見ます。

魚竜好きとしては見に行かなければなりません。

 

展示は恐竜が出現する前まで遡ったところからスタートします。

「コンカビスピナ」という後期三畳紀の海生爬虫類。体長3m強のけっこうデカい生き物です。

日本初公開にして模式標本というかなり貴重な化石です。

 

復元図はあんまり爬虫類らしくないというか奇妙なシルエット。蒲田くんぽさもあり。

 

8体のケイチョウサウルスが折り重なって化石化した珍しい標本。イワシの骨せんべいぽさもあり。

 

魚竜類の中で最も進化したグループに属する「ステノプテリギウス」。

有名な「イクチオサウルス」の近縁種で体色はカウンターシェーディング、生態も体長も現代のイルカに近かった事が分かっているそうです。何となく親しみやすさを感じますな。

 

体長21mを超える「ショニサウルス・シカニエンシス」の頭骨。とにかくデカさがエグイ。

2015年の「メガ恐竜展」でも展示されていました。

 

この大きさですが歯が無く、プランクトンや小魚を丸呑みしていたと推測されています。

ジンベイザメやメガマウスぽい生き物だったようですが、大きな眼や長い吻部からしてかなりモンスター感溢れた姿だったのかなと。想像が膨らみますな。

 

「シファクティヌス」という4~6m級の巨大な硬骨魚類。和名では「クシファクティヌス」とも言うそうです。

小田原にある「生命の星・地球博物館」のエントランスにも展示されています。

 

北海道のむかわ町穂別で発掘された「ホベツアラキリュウ」の背骨の実物化石。

個人的に去年今年と穂別に行く予定をキャンセルしているので、これを見たら何となく切なくなりました。

 

エラスモサウルスの一種とされる標本。何mあるんですかね。デカくて長いです。たまらないです。

 

歯の生え方がえげつないないです。たまらないです。

 

こちらは「ティロサウルス・プロリゲル」。”バンカー”の愛称を持つ13mの標本です。13m…。
個人的には上の首長竜よりもこっちの魚竜類の方が大好物です。

 

こっちはこっちで整然と並ぶ歯がたまりません。上の首長竜も捕食していたそうで、生息地によっては食物連鎖の頂点にいた生物です。たまりませんね。

 

…たまりませんねぇ。

 

特別展会場を出るとすぐグッズ売り場という商売上手なレイアウト。

そこに掲示されていた「長崎市恐竜博物館」オープンのポスターが。これは行かねば長崎…。

 

同じくグッズ売り場に展示されている「ティラノサウルス幼体」のロボット。

よく出来てます。動いて鳴きます。

 

こちらは「フクイベナートル」のロボット。時折上を向いて「カカカカカッ!」と鳴きます。

ちょっとカワイイ。


 

そんな感じで特別展を満喫しました。正直言うと「もうちょっとボリュームがあってもよかったかなぁ…」とも思いましたが、常設展が大ボリュームなのを知っているのでそれでペイ出来ます。全然大丈夫。

 

という事で恐竜博物館、続きます。