【広島探訪➁】呉海事歴史科学館「大和ミュージアム」 | カ素ブログ

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サンライズ瀬戸から岡山で新幹線に乗り換え広島に到着。さらにJR呉線に乗り換えて50分ほど。

 

呉駅に到着しました。目的は「大和ミュージアム」です。

 

呉駅から案内板を頼りに連絡通路を歩いていくと大和ミュージアムが目の前に。

その奥には「てつのくじら館」の潜水艦が見えます。ハッキリ言って妙な光景です。が、興奮してます。

 

という事で到着。呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」です。

サンライズ乗車と共に広島遠征の動機のひとつでもあったので念願の来館でもあります。

 

入口の横に展示されている戦艦「陸奥」の41cm主砲身。陸奥の建造は横須賀ですが、主砲ほか主な部材は呉で製造されているそうです。

陸奥は引き揚げ後船体の各部位が国内の複数個所に展示されており、2017年に横須賀のヴェルニー公園を訪れた時に見た主砲身もそのひとつです。

 

館内に入るといきなりの1/10スケール戦艦大和。全長26m強あります。これを見に広島に来たと言ってもいい。にしても想像以上にデカい。

 

 

この角度の船首のえぐれ具合が如何にも大和でカッコいい。艦底まで全て見える展示で壁と床が白いので何となく浮遊感があるため、世代的に宇宙戦艦もダブって見えてきます。ヤバい。

 

模型の脇にも色々と展示物が。

この大和の甲板は実際に海軍工廠で働いていた職人が全て手作業で仕上げているそうです。

 

アメリカの「戦艦ミズーリ記念館」から提供されたミズーリの1/20主砲塔模型。

ヤマトミュージアムと姉妹間提携しているそうです。そういう繋がりってなんかグッとくる。

 

 

艦橋など複雑な部分もかなり精密に造られています。

 

この大和は過去の海底調査や発見された資料を元に造られていて、新たに資料等が発見されれば都度に改装が加えられているそうです。この偵察機ものちに追加されたモノだそうです。完成してないんですこの模型。

 

館の2階と3階から大和を見下ろす事が出来ます。見下ろすとまた一段とその大きさを実感できます。

 

第一艦橋周りの作り込みも凄まじい。艦長かな?

 

艦橋の両舷に密集する機銃群。機銃の細かいディテールや手すり等も非常に精密。

 

今までプラモデルでしか見た事が無いものが実物大じゃないとは言えここまでスケールアップするとその巨大さを実感できて面白いです。単純にこの模型を10倍したものが実物なわけですから多少は想像し易くなるというか。

 

1/10大和をねっとり見て回ったので他の展示へ。1階展示室では呉が海軍工廠の町として栄え、戦後は大型タンカー建造などで臨海工業都市へと発展するまでの歴史を紹介しています。

 

 

 

 

同じく1階の大型資料展示室。開発製造に呉や広の海軍工廠が関わった実物が展示されています。

 

特殊潜航艇「海龍」と言う二人乗りの水中特攻兵器。量産されていましたが終戦を迎えた事で実戦投入はされなかったそうです。展示物は昭和53年に引き上げられた実物。

またここには人間魚雷「回天」も展示されています。

 

零式艦上戦闘機六二型。こちらも昭和53年に滋賀県の琵琶湖から引き揚げられ復元された実機です。

 

大和の46cm砲弾(手前3つ)や陸奥の41cm砲弾(左から4番目)など。主砲弾のデカさスゴイ。

 

正直なところ最初は1/10大和を見るのが一番の目的でしたが、個人的にあまり知識の無かった「呉」と言う土地と大和の関係や戦争の史実を大和を通して知る事が出来た気がします。

零戦や海龍など大和以外にも見応えのある展示多数なので予想以上に滞留時間が長くなりました。来て良かったホントに。

 

「呉海事歴史科学館 大和ミュージアム」公式HP

https://yamato-museum.com/

 

 

 

 

んで、大和ミュージアムのすぐ横にあるこの潜水艦も気になって仕方ありません。

 

 

つづきます。