2017年から始まった秩父の三大氷柱を見に行く大会(参加者オレだけ)、あしがくぼ、三十槌に続いて今年は尾ノ内の氷柱を見に行きました。という事で西武秩父駅。
西武秩父駅から西武観光バスで40分弱、一旦「小鹿野役場」で下車。バスを乗り継ぎます。
バスの本数が少ないので乗り継ぎ時間は調査済みです。
混雑を避けて平日に行きましたがバスはガラガラ。もう少しいるかと思ってましたが、全然でした。
グネグネの山道を走る事30分ほどで「尾ノ内渓谷入口」に到着。
ここから20分ほど歩きます。ノボリが立っているので道に迷う事はありません。が、誰もいません。
だーれもいません。今日氷柱休みなんじゃねえか?という不安がよぎります。休みあんのか?
心なしかノボリの本数が少なくなってきてるような。あと路面が完璧アイスバーン。
途中の尾ノ内氷柱会場の駐車場になっている八日見山龍頭神社(ようかみやまりゅうかみじんじゃ)でやっと氷柱目当てっぽいヒト達がちらほら。ここから先は徒歩のみで車は入れません。
でやっと到着。尾ノ内渓谷氷柱の会場です。
と思ったらここからまた少し歩きます。そんな距離でもないけどまだ歩きます。
杉の木立の中を抜けていきます。あしがくぼ、三十槌とはまた全然雰囲気が違う道程。
木立を抜けて開けた所に出るとなんとも美しい雪景気が広がります。これはスゴイ。
前日横浜でも雪が降ったのでここではもっと積雪があったと思います。とにかくキレイ。
そしてこれが尾ノ内氷柱の最大の特徴と言える吊り橋。けっこう長いです。
二人並ぶのがやっとくらいの幅です。
でまた普通に歩ける足場がこの2本の平板なのでどちらか一方を歩くとカニ歩きになるし、両方を歩くとガニ股っぽくなる。悩ましいところです。あとまあまあそれなりに揺れます。
吊り橋から渓谷を覗き込む。尾ノ内の氷柱は人工的に造った氷柱ですが、この日は雪も多くて氷柱と雪とで渓谷がどうなっているかよく分かりません。でもまあそれがまたキレイ。
吊り橋の入口を振り返る。雪をかぶった樹々が非常に美しいです。
吊り橋を渡り切った終着点は行き止まり。冬季以外はここから更に遊歩道に繋がっているそうです。
遊歩道の入口も凍らしちゃってます。
吊り橋の主張が強いので正直氷柱を見ると言うよりは氷柱に囲まれた吊り橋を見に来てる感じ。
ただまあこの吊り橋があるお陰であしがくぼとも三十槌とも違う幻想的な景観が出来上がってます。
加えて前日の雪で周囲の樹々がステキ雪化粧状態なのもすごくイイ感じ状態です。雰囲気最高。
見て回れる範囲としては正直それほど広く無いんですが、あしがくぼや三十槌が開けた所なのに対して尾ノ内は吊り橋を中心に周囲を樹々に囲まれた独特な空間になってます。異世界感あります。
当日、雪は降ってなかったんですが樹々に積もった雪が風に吹かれるとかなりの量舞うわけです。
それが陽に照らされてキラキラ光るわけです。オジサンひとりでロマンチック満喫しました。
尾ノ内渓谷からの帰り道。アイスバーンの坂道を下って行くのがコワイコワイ。登りより下りの方が100倍コワイ。2、3度転びそうになりました。
3年かけて秩父の三大氷柱を制覇。頑張れば1日で全部回れなくもないですが(そういうツアーもありますし)、それぞれにそこまでの道程や周囲の景観、スポットも込みでひとつひとつじっくり見る方が個人的には良かったな思います。
「西秩父商工会・尾ノ内渓谷百景氷柱」公式HP
http://www.nishichichibu.or.jp/hyouchuu/
2017年1月27日記事「秩父・芦ヶ久保」https://ameblo.jp/tgwknj555/entry-12240569531.html
2018年2月14日記事「秩父・三十槌」https://ameblo.jp/tgwknj555/entry-12351765672.html