【北海道探訪③】旭川市旭山動物園 | カ素ブログ

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札幌、三笠とまわった1日目。函館本線の江部乙駅近くの旅館で一泊してからの北海道2日目。

なんともポップな駅舎の無人駅です、江部乙。

 

駅舎内はイスとトイレだけです。ひろびろ。

 

その江部乙から函館本線で50分ほどで旭川駅に到着。さらに旭川電気軌道バスに乗り継ぎます。

 

40分ほどで到着、旭山動物園です。行動展示でも有名な旭山、念願の訪問です。

 

天気は曇り。雨だったら面倒だなぁと思ってましたが、旭山は殆どの展示が屋内にあるとのこと。

雪国ならではの工夫もあるんでしょうか、関東の動物園とはどことなく感じが違います。

 

で、突然のカメラトラブルに見舞われつつもまずはペンギン館からスタート。

 

もういきなりのトンネル水槽でテンションが上がります。

 

相変わらず泳いでるヤツはとにかく早くて全く撮れません。水面でぷかぷかするのを撮るのがやっと。

水中からペンギンを見るというのもなかなか面白いものです。

 

トンネル水槽を抜けると屋内展示室にいろんなペンギンが。ここで産卵し子育てもするようです。

 

トンネル水槽から螺旋状に屋内を回って屋外へ。屋内の窓からも外が覗けるので、色んな角度からペンギンを見る事ができます。

 

 

 

柵のかなり近くまでペンギンが来るので間近で見れます。柵内に手を出さないように注意書きがあるんですが、手を伸ばしたらアタマ撫でられるくらい近い、たまりません。ペンギンだけで一日過ごせそう。

 

涙を呑んで次へ。道ほどのこういう展示も面白いです。

 

アザラシ館です。そしてあのテレビで見たことがある円柱水槽が。心中ざわざわしております。

 

と、いきなりアザラシが下からヌルっと登場。「テレビと同じだあぁ!」ってなってます、心中。

 

上に抜けてクルンとするアザラシ。平静を装いつつの大興奮といういつものパターンです。ココもいい。

 

 

ペンギン館と同様、こちらも屋内から屋外へ移動しながら見ていくスタイルです。

水中から陸上へと動物の生態を環境の変化とともに見る事が出来る、これが“行動展示”という事なんですね。正直さほど珍しくない動物がここでは結構活発に動くので、見ていて飽きる事がありません。

冗談じゃなく、本当にいつまででも見ていられます。て、奥になんかいるし。

 

なんか妙に紳士的な鳥が佇んでる。ココ、アザラシのところです。

 

ちなみにココはゴマフアザラシがメインですが、野生環境の再現を元に上のオジロワシを同居させているそうです。とは言えこの日は何故か囲いの中のオジロワシ。なんかやらかしたんでしょうか?

 

ホッキョクグマ館も屋内からスタート。

 

話題の飛び込みは見れませんでしたが、なんとも見やすい位置に自ら来てくれて普通に撮影会を開催してくれます。何というかすごくサービス精神旺盛。

 

けっこう色んな表情をします。他の動物園だと若干距離があって案外じっくりと見た事が無かったなあ。

 

そして屋外へ。堀をつくる事でオリを無くしているのでハッキリと観察できます。

 

ココもずっと見てられる。ずっと見てられる所ばっかりで、なかなか先に進めません。

 

ホッキョクグマに見とれてたら空が明るくなってきて内心またテンションアップ。

朝の予報では曇り時々雨だったので、思いがけない青空でオジサンがもうウッキウキです。

 

ウキウキしながらのレッサーパンダ舎。もうすでに心情を隠し切れずニヤニヤしてます。

 

2匹でずっとわちゃわちゃしてる姿を沢山のヒトが見守ってみんなニコニコしてます。なんて幸せな状況。

 

もうなにがどうなってるんだか。でもかわいい。かわいいの無限ループ。

 

あー、ほんと動物園てすばらしい。

 

寝呆けてるシンリンオオカミのみなさん。ココに来て初めて寝てる動物を見た気がします。

それくらいどの動物も活発に動いてる印象です、旭山。

 

かわいい。イヌだねほぼ。

 

ぁスイマセン。

 

北海道産動物舎のワシミミズク。今年からフクロウ萌えなのでここでの滞在時間も長くなります。

 

 

 

 

チンパンジー館の巨大なヤグラ。いろいろな遊具でチンパンが遊べるようになってます。

が、動いてるチンパンの姿ナシ、高い所でお昼寝のご様子。

 

屋内の展示室。かなり天井の高い施設で、これならチンパンものびのび遊べそう。

 

のびのび遊んでます。というか大暴れ。

 

その下でイジイジしてる(ように見える)チンパンたち。大暴れしてる方は見るからに若そうだったので、

こちらはもう大人のチンパンでしょうか。なんかもう黄昏感。そして共感。

 

屋内のガラス張りまわりをぐるっと登ってくかたちでさっきの巨大ヤグラの中央に突入。

 

ヤグラのてっぺんで地上からは見えなかったチンパン達を近くで見る事が出来ます。

陽が出てきて暖かくなってきたせいか、完全にお昼寝モードでした。

 

殆どの展示でオリが無い旭山動物園。写真を撮りたいヒトにとっては非常にうれしい動物園です。

 

あと動物と動物のあいだにちょいちょい見える景色がキレイ。ここだけ切り取ると動物園じゃないみたい。

 

旭山のサル山、さすが一味違います。ここも屋内から屋外へ移動しながら、あらゆる角度でおサルを見る事が出来るようになってます。

屋内の窓からサル山の下にいるおサルをじっくり観察。お疲れのようです。

 

サル山を囲む塀が屋内施設になっていて、その中からも観察できるシステム。これアタマいい。

最近リニューアルされたそうで、図らずもちょうどその直後くらいに来たみたいでした。

 

 

子ザルがあちこちで駆け回っていて、もうずーっと見てられます。ずっと見てられる所ばっかり。

 

 

キリン舎の仲良しキリンたち。仲良しすぎて乗っかっちゃったりして危険なので、柵で隔てられてます。

 

大きい方が小さい方にぞっこんのようで、柵の隙間に頭を突っ込んで猛アピール。

キリンのこういう関係性を見たことが無かったので、しばらく見入ってました。微笑ましい。

 

キリンは堀の下にいるのでキリンの目線と見る側の目線がほぼ合う状態になります。でまた餌場を堀の上に設けているので、キリンがエサを食べる様を間近で見る事ができます。ホントよく考えられてる。

 

キリン舎と屋内でつながっているカバ館。

 

水中でのカバの様子を観察できます。もちろん屋外もあり。

 

寝てます。

 

一方その頃、キリンも寝てます。

 

寝てる(寝そべってる)キリンてのもあんまり見た事無かったので、しっかり観察。こうなるんだね。

 

カバ館からちょっと歩いた所に動物慰霊碑が。北海道に来る直前にたまたまネットで旭山動物園園長のインタビュー記事を読みました。動物の赤ちゃんが生まれた事は発表するのに死んだ事は伝えない。絶滅危惧種や珍しい動物とそうでない動物の命に動物園が差を設けてはいけない。動物園という存在の意味性と戦うべきジレンマという非常に興味深い記事でした。

http://yorimichi.airdo.jp/asahiyama_kakijiro

 

この記事を見たうえで実際に旭山を見ると、普通に動物園を見るのとはちょっと違う感慨を覚えます。

園長自信が「動物園は人間のエゴ」として認識し、そのエゴと正面から向き合う姿勢と覚悟を動物園の展示に見た気がしました。

 

正直ネットの記事を読んでなければそこまでいろいろ考えなかったかも知れませんが、それでも旭山は他の動物園で感じられなかった事を感じた気がします。

 

はっきり言って特別珍しい動物はいませんが、見た事があると思っていた動物にまだ見た事の無い側面がある事、見た事があるつもりで案外見てなかったなあという事に気付かされました。

 

 

なんでしょう、率直に言って、非常にいい。長文を書いてしまう程にステキな動物園です、旭山。

やはり“行動展示”の効果というか、他の動物園で見た事の無い動きや様子を見る事が出来るので、

自然と滞在時間が長くなります。見学3時間の予定でいましたが、正直足りなかった。

ブログを書きながら若干興奮状態ですが、とにかくいい動物園です、旭山。絶対また行きたいです。

 

 

「旭川市旭山動物園」公式HP

http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/index.html