国立科学博物館 特別展「生命大躍進」&リニューアル | カ素ブログ

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お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。


六本木から原宿を経由して雨の上野へ。早くも今年2度目の科博です。
7月14日にリニューアルが完了、特別展も開催中。
もう少し時間を置いてから来るつもりでしたが、我慢出来ませんでした。


て事でまずは特別展「生命大躍進」の方を見学。
カンブリア紀も大好物の私としてはたまらん特別展です。


とは言えこの日は土曜日の午後。混んでますよそりゃ。
覚悟の上とは言え個人的には厳しい状況です。


バージェス頁岩のおもしろ生物化石が色々展示されてるんですが、
壁沿いの展示ケースは人垣でほとんど見れない。もう戦争だ。
傷だらけになりながら大スターアノマロさんをなんとか見学。
意外にデカくてビックリ。海でこれ見たら怖いわ。


でその横には再現模型。やっぱり怖い。遠くから見ていたい。


ウミサソリ。2.2m。世界最大級標本。もぉ色々コワい。
アノマロカリスは頑張れば手でパシッとやれそうだけど、
これに至っては出会ったら逃げるしかなさそうです。


魚類への進化のブースに入ると中央にダンクルオステウスが。
コワいウミサソリを喰らおうとする実寸大模型です。


デカいです、またもや。コワい。海コワい。


海から陸へ上がり単弓類として繁栄するペルム紀のブース。
ゴルゴノプス類最大の種、「イノストランケピア」。


そして、にわかに脚光を浴び始めたディメトロドン。
どの博物館でも見るのに殆どどこでも展示室の隅っこだった、
控えめな性格の彼がここに来て注目を浴びております。
おめでとう!ディメトロドン。


こちらはお馴染みのよく見るディメトロドン。
化石で見る限り温和な顔つきに思ってましたが…。


再現模型はなかなか凶悪な面構え。そっかそっかぁ…。
メールのやり取りだけのヒトと初めて会った感じ。
しかし超絶良く出来てる再現模型。


哺乳類出現と生命の多様化という事で恐竜出現。


ヤンチュアノサウルスのなんだか消しゴムみたいな頭骨化石。


カスモサウルスの全身骨格も。


単弓類が本格的に哺乳類として進化を始め、
現生哺乳類の祖先となる動物化石の展示。




最後は人類へと繋がる進化の過程を紹介するブース。
当初人類の直接の祖先と騒がれた「イーダ」。
ほぼ完全な全身骨格化石としての希少度は特A級ですが、
結果的にはただのおサルさんみたいです。ただのじゃないけど。


猿人から原人、現人類までの頭骨がズラッと。
頭骨祭りです。

今回は恐竜を含み広く古生物を見れる非常に内容が濃い、
且つ大変分かりやすい特別展だったと思います。
進化の流れを見るという意味では恐竜のみの展示よりも
今回の方が理解しやすい内容でしょう。


大混雑の特別展を見終えて、
こちらも楽しみにしていたリニューアルした地球館へ。


いきなりB1階の恐竜関連の展示室へ。
お、…、思ったほど変わってない…。


一番の変化が中央のティラノサウルスVSトリケラトプスの展示。


トリケラトプスは元々半身の化石は展示されてましたが、
今回はしっかり四足で立ち上がってます。


しかも何だか高い位置に。
トリケラトプスをこんなに見上げる事はあまり無いです。


ティラノサウルスは以前もありましたが、今回ポーズ変え。


2011年の恐竜展の時にもこのポージングを見た憶えが。
同じなのかな?また違うやつかな?同じだな。


アパトサウルスは健在。


ヒパクロサウルスも親子共々お元気そうで。


その他細かく展示替えしてありました。


B2階はリニューアル無しですが、
一応御本尊に挨拶しとかないといけないのでお参り。


B3階は科学の発展に貢献した科学者の紹介や、
その発明品の展示が加わってリニューアル。
ご存知、中央ドリフトチャンバーの実物。


1階に上がり展示室を見てびっくり。こっちはスゴイ変化。
「地球史ナビゲーター」という宇宙誕生から技術の進歩までを
地続きで見せるというオシャレな展示室になってました。


気象衛星ひまわりと並ぶアロサウルスの全身骨格。


展示室を円形に囲むスクリーンには宇宙誕生から始まり
現代までの進化・進歩の流れがアニメで映し出され、
静かに流れるドラマチックな音楽がなんとも言えない
雰囲気を作り出す空間になっています。新しいです。


1階の衝撃を引きずって2階へ。でまた衝撃。
なんだか超カッコいい空間に変貌していました。


おぉ、なんだオシャレ度が増したな科博。


科学技術による地球環境の観測がテーマの展示室。


見てて面白かった参加型展示。
地震の震源地を予測するシュミレーター。
この1、2階のリニューアルは新しい試みが多くて、
この日だけでは見切れませんでした。


3階に上がったところでホタルの光が流れ出す。


ここにも親子を対象とした展示コーナーが新設されていますが、
もう閉館時間なので引き上げます。どんなんだろうかコレは?


以前、B1階にいたティラノかな?
今後は子供たちと楽しい毎日を過ごせるみたいです。