民謡の道を歩むきっかけ
前回記事の末尾からの続きで、2017年11月放送のテレビ番組「歌謡プレミアム」での、福田こうへいさんの話を紹介します。初めて民謡のコンクールに出場する少し前に彼は、お父様と外で殴り合うような大喧嘩をしたそうです。その後にお母様から、お父様に内緒でコンクールに出ることを勧められました。そのコンクールで福田さんは入賞。23歳の時です。
彼は、4年ぐらい前の「ゆっくり行ぐべぇ~」の放送で、たしかこう言っていました。岩月(お父様)の息子が初めて歌ったのだからということで、賞を貰ったのだろうと。「歌謡プレミアム」では、次のような話をしました。会場で表彰を受けるまでの間にたまたま、あるかたの言葉が聞こえたそうです。「あの人は実行委員長の息子だから、賞を貰ったんだろう」と。そのことで逆に「やる気」が起き、福田さんは本格的に民謡の道を歩み始めました。
今回の「ゆっくり行ぐべぇ~」では、親子関係の「クッション」という話がありました。そのような役割を、福田さん父子の間で果たしていたかたが、もちろんお母様だと思います。お二人の大喧嘩の後が、「禍を転じて福となす」ことができる「タイミング」だと、とらえたのでしょう。そのお母様は、民舞師範でいらっしゃるそうです。
福田さんのご両親のことを知りたくて、私がインターネットの検索をしているうちに、別な発見がありました。福田さんは、実際は遅くとも10代の頃から、民謡に関心があったようです。「zak zak by 夕刊フジ」のサイトの2013年8月の記事で、以下のように語っています。
「僕が17歳のとき、オヤジが初めて全国民謡大会に出たんですが、負けてしまった。ある日、学校から帰ったら、座敷でオヤジが泣いていたんです。負けたトロフィーを握って…。それを見てしまったのが、“いつかオレがやってやる”というきっかけでしたね」。その記事は、ここをクリックすれば、ご覧になれます。
岩手県民謡「南部牛追唄」。第二十五回日本民謡フェスティバル2012グランプリ受賞記念祝賀会で歌われました。