日銀の統計が発表されまして、家計がもつ金融資産が2000兆円を超えたようです。

 

個人金融資産2005兆円 21年度末、過去最高 日銀(時事通信) - Yahoo!ニュース

 

とてつもない金額ですね。ちなみに3つの経済主体の資産と負債は以下のようになっています。

 

  資産 負債
家計 2005 373
企業 1253 1854
政府 729 1421

 

 

金融資産というのは、現預金、証券、保険等です。家計の金融資産も多いですが、企業の負債も大概多いですね。なぜ、ここまで金融資産が増えたのか?経済成長したからでしょうか?
 
実は負債が膨らむことによって、金融資産は膨張します。企業や家計が銀行から借り入れを行ったり、政府が国債を発行することで金融資産は増えてきました。ちなみに42年前の1980年の資産と負債は以下のようになっていました。
 
 
  資産 負債
家計 372 133
企業 311 477
政府 102 129

 

昔はみんなお金持ってませんね。その分、借金も少ないです。もし、政府の国債を返済したり企業が借金返済すると、概ねすべての金融資産も減って1980年当時のようなミニマムな感じになるでしょう。

 

2000年時点での政府債務は739兆円で、1980年からの20年間で約5.7倍に借金が増えています。ところが、2000年から2022年までは1.9倍程度にしか増えていません。よく言われる政府の借金が増えすぎているというのとは逆で、実は政府債務の増え方が緩いのでデフレに陥っているというのが実態です。

 

アメリカは2000年以降、政府債務は5倍以上膨らんでいます。だから経済も調子がいいと考えられます。