※この記事はあくまで米津の個人的見解ですので、そのつもりでお読みください。
皆さんがお勤めの会社でもDXをされているでしょうか?そんなもん知らね、という人でもこの「DX」という言葉くらいは聞いたことはあると思います。
やろうとしているけど、なんかイマイチ前に進んでる感じがしない、何をやったらいいかわからないという方もいて、そもそもDXが何のことかようわからん、という方も結構いらっしゃるのではないかと思います。
経産省はDXを以下のように定義しています。
企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること
「DXレポート」より
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf
要するに新しい製品やサービスを作って、競争力を高めることと言えそうです。「DXやるよ!」といいながらも、中身については「自分で考えてね!」ということでしょうか。
この定義だと何をやったらいいかわからんという人の感覚が正しいと思いますね。新しいサービスや製品がホイホイできるなら苦労はしないわけで・・。
新しい製品やサービスを思いつけばやるところはやるだろうし、思いつかなければ思いつかないで、それなりに企業活動は続いていくのでは?という気もします。
経産省はDXを頑張った企業を表彰したり、上場している株でも「DX銘柄」を指定したり、なりふり構わずDXを推し進めているわけですが、個人的にはなぜこうも中身のないものを煽り立てるのかという疑問がありました。
DXが言われ始めたのは2018年に経産省が出した「DXレポート」までさかのぼります。このレポートではDXをやらないとヤバいことになるよということが書かれています。どうヤバいかというと・・
- 2025年以降、年間12兆円の経済的損失が発生する。
いわゆる「2025年の崖」問題です。この経済的損失というのが、売り上げなのか、純利益なのか、GDPなのかは判然としませんがなんかヤバそうです。ただ、この数字がどのように算出されたかは明らかにされていません。また、2025年以降、結果としてどの程度の「経済的損失」が発生したか発表されるかどうかも怪しいと思っています。
一方、先月内閣府から骨太の方針が発表されました。これは内閣がどのような方針で経済と財政運営を行うか、について毎年発表されているものです。
45ページの文書なのですが、この中に「DX」というキーワードが31回も出てきます。
- GX・DX、スタートアップ推進や新たな産業構造への転換・・・
- DXの利活用を通じた行財政の徹底した効率化や無駄の排除・・
- GX、DX、科学技術・イノベーション、スタートアップといった重点分野での大胆な投資拡大・・等々
- 子供の貧困対策における子ども食堂の存在
- 災害ボランティアだのみの復興
- 小中学校の部活動の外部委託
