EVに興味をお持ちの方が一番気にするのが充電。

①自宅に充電器がないとEVはダメなのか?

②航続距離がガソリン車、ディーゼル車に比べ短いので、電欠が心配

③外出先の充電設備が不十分では

といった疑問や不安をお持ちの様です。

 

①の自宅の充電設備はあった方が絶対に幸せになれます。

普段の近所だけでの車使用であれば、週に1回、スマホと同じように、家に帰ってきてケーブルを繋いでおけば、翌朝は満充電。(100%にすると、バッテリーが痛むので、90%で止まる設定にしていますが)

遠出の前日には、設定を100%に変更して満充電にしてお出かけ。

これが、自宅に充電器がないと、お出かけ前に急速充電器に立ち寄って充電!から始まり、結構億劫になると思います。

ただし、テスラは別格。スーパーチャージャーは250kWというとんでもない速度で充電できるので、自宅に充電設備がなくても、運用は可能かもしれません。日本のCHAdeMO規格の充電では今のところ150kWが最大の出力で、うらやましい限りです。

 

日本で今の所最強クラスの充電器

 

②の航続距離は、長いに越したことはないんですが、バッテリー容量と車両価格は比例しますから、経済力に左右されます。でも、考え方を変えると。大体のEV車で実走行距離300km程度は走れますので、高速道路を3時間も運転すると、トイレにも行きたくなるし、休憩も必要になる。その時に継ぎ足し充電をすれば、まあなんとかなります。そもそも、一気に1000kmとかを移動する方は、まだEVを選ぶべきではありませんから。継ぎ足しで事足りる方なら、継ぎ足し1回を入れれば500〜600kmの先を目的地に設定できます。ただし、充電受け入れ能力が高いことと、行った先の宿などで充電できる必要があります。この辺りは、EVがまだ万人向けでない点でしょうか。

それと、車の充電受け入れ能力が高くないと、いくら90kWや150kWの充電器を使っても、短時間でたくさんの電力量を受け取ることができませんので、充電にかける時間が長くなり、休憩ついでの充電で思うほど充電量が増えず、電気じゃなくストレスが溜まってきます。

C40の場合、充電スタート時のバッテリー残量が20%を下回っていれば、10分程のトイレ休憩中に90kW充電器で16kW、走行距離80km分が充電されるので、充電で時間を無駄にした感はありません。

行った先の充電設備は言わずもがなで、宿であれば寝ている間に、お店などであれば、お買い物中に充電できれば、こちらも時間を無駄にすることもなく、充電ができます。

 

③外出先の充電施設は、場所によりけりです。自分の目的地にない場合もありますが、その周辺や、途中にあったりしますので、なんとかはなります。これが、どこに行くにも目的地とする場所に充電設備があればそれに越したことはありませんが、現状のEVの普及状況から考えるとちょっと高望みの感があります。逆にそういった不便さもあるので、EVユーザーがまだ少なく、増え始めた充電設備をゆったりと使えて快適なのかもしれません。

 

1年以上EVに乗ってみてわかったのは、自宅充電を基本として、足りない分だけを途中の経路で継ぎ足す。というスタイルが一番ストレスもなく、時間的、経済的な無駄もないと思います。例えば、遊びに行った帰り道、ナビの表示で「充電量が10%不足」と表示されたら、高速道路のSAなどで休憩中に「20%分だけ継ぎ足す」20%分なら、10〜15分で充電できるので、SAでトイレに行っている間に終わってしまいます。外での割高料金での充電は最小になり、充電のために待っている時間はなく、ストレスを感じることなくEVを楽しむことができます。