その終わりは、彼と、彼と共通の友達の青年とで簡素に楽しむ、個人的なBBQ会場で起きました。
その青年は彼と出会ったSNSで同時に友達になった、心強い助っ人でもあるのです。お引越しも手伝ってくれました。
私たちはキャンプなどが好きなので、せっかくガレージも広い事だし、BBQをしよう!と2人で青年をもてなすというのが目的です。
青年が家を訪れ、ガレージに焚き火台やら椅子やら並べて、私は家の中で食べ物の準備……すると。
血相変えて彼が私のところにかなりのスピードでショートカットしながら事態をつたえにきました。
「灰色の車が急に敷地内に入ってきたよ!!!」
ゲッ!!!!!
「あんたはすぐに2階に隠れて!」
玄関に両親。開口一番父親
「家見に来た」
母
「トイレ貸してほしい」
アポ無し。ていうか実家は700メートル先。車があるんだからトイレ貸してほしいもかなり怪しい。でもトイレ貸してほしいって言われておい返せますか?!
気づけば父親がガレージに。椅子でボケッと座る青年(それは仕方ない)を見て、
「どういうこと?」
どういうことぉおおおおお?!こっちのセリフじゃい!!!!!
「こっこれは、えーぅと、友達でえーっと」
勝手に家に上がる父親。リビングまで見られました。
「ふーん、思ったほど広くないなー」
2階に上がろうとした父親
「2階はほんとにやめて。準備してない。ほんとにやめて!」
そしたら母がトイレから出てきました。
「こないだのうんたらかんたらー喜んでたよ〜今日の家族の予定はどうするのー?あーそうなのー。分かったー」
怒りに震えながらどうしようも無い両親を玄関から追い出して。
その時父親なんか言ってたかな。ああ、「男の子が、男の子が、」って言ってたな。男くれぇでピーピー騒ぐなよ。
忌まわしい車が去ってから青年にごめんねと声をかけて彼を2階に呼びにいきました。
2階の奥深くで3角座りした彼。
「ごめんね、もう大丈夫」
「いきなりね、なんの迷いもなく、敷地にガーッと車を停めてきてね、変だと思ったんだよ」
ここからのBBQはしばらく私の心の動揺で楽しめませんでした。
なんであんなことになったの。待っててって言ったのに。どうして、どうして、どうして。
ボードゲームしたり、卓球しに行ったりしてなんとか青年を送り出す時間まで過ごしたものの、底ではグチグチ、ぐるぐると形容しようのないどす黒い気持ちが履い回っていました。
青年が帰って2人きりになると私は堪えられなくなりわんわんと泣きました。
なんで、大人になって30にもなって、頼らず、ボーナスまで半分渡したりして、奨学金200万も親に返して、家を買って、好きな人たちとBBQしてただけなのに、こんな、こんな気持ちにさせられないといけない?世間の30歳が経験することか?これが。なんで、こんな事で心乱される?なんで親は約束を守れない?なんで親は約束を守らずに来て、会場を乱して許される?なぜ?
その日からもう一切の連絡を絶ちました。
私の世界から、私の世界に相応しくない親を排斥しました。証人も2人います。話の通じない、約束の守れない親なんて必要ありません。
この時までは親族がほぼJwなので、この関係が切れてしまっては、身寄りがないから、何かあった時困るからと思って一応、顔を出したりもしていましたがもう、私にはこんな、私にこんな思いをさせる宗教も、親族も要りません。
ここで私の経済的自立は確立されたと思います。
気持ちも、お金も、もう頼ることがない。
でも、親は違ったようです。
親の執着は続きます。