日本映画のベストのシナリオはー
故水木洋子さんの*怪談1964*だと
ずっとずっとーそう思っています。

いつ買ったか思い出せない本があります。
小泉八雲さんの*天の川幻想*集英社刊
いつ読んでも壮快と云うか読ませますね。

この本のなかに小泉八雲さんの奥さんの
小泉節子さん*思い出の記*と云うのが
あってね。口述されたものを五十ページ

ぐらいにまとめてありますー
奥様のお人柄がしなやかで絶対にいい。
八雲さんとの出会いから家庭の暮らしと

八雲さんとの旅行のこと好き嫌いとか
やさしい言葉で実にていねいです、私な
ど映画の宣伝に追われてTVCMだとか、

きれいな日本語を忘れている者には感動
的です。なかでも例の怖い*怪談ばなし
を奥様が八雲さんに口述してーあげる

シーンは手にとるような迫力さえ感じます。