戦後まもない頃、私は高校生―。
友だち|おう|からラブ・レターの代筆をたのまれた。
下級生の女の子に渡したいらしい。
そのときの文章が―
|ユア・マイ・サンシャイン|と英文で書いた。
なつかしい唄だった。
映画|ユア・マイ・サンシャイン|とは
何の関わりもないが、
劇中の|ウナ|が愛おしく想った。
友だちの女の子の顔も知らないが、
たぶん|ウナ|のような
可愛い女の子だったに違いない。
この映画の|彼|の
ウナへの思いやりは凄い。
何とも感動的でした。
必要にカメラは|彼|を追っかけている。
男の強さと優しさを、いじらしく描いてある。
いつぽう、あのラブ・レターの話だが、
その夏休みあけ、友だちの|おう|は学校に来なかった。
その夏|中耳炎|で死んだ。と、聞いた。
ずっとむかしの話になります。
昨年、同窓会があったから、その|おう|の話を
したんだ。そしたら、だれも彼のことを憶えていなかった。