平成の巌流島の戦い
今年も「夏の甲子園」の季節が間近に迫ってきました!
7月28日現在、各地で代表校が名乗りをあげつつありますが、広島県の決勝は27日、監督同士が兄弟という対決で、兄・迫田穆成監督が率いる如水館高校が初出場を目指していた弟・迫田守昭監督率いる広島新庄高校に5-2のスコアで勝って甲子園への出場を決め、幕を閉じました。
僕が大注目をしていたのが、その1日前に行われた準決勝の「如水館VS広島山陽」のカードなんです。
広島山陽高校の監督をされているのが広島・広陵高校OBで、母校はじめ福井県の福井高校(現・福井工大福井高校)や京都外大西高校を甲子園へと導いた三原新二郎監督で、広商OBの如水館・迫田監督は広島市内の同じ町内の出身ということで少年時代からお互いの存在を意識し合っていたという間柄という因縁を持つお二人の「直接対決」だったからなんです。
僕は三原監督が広島県内の山陽高校の監督に就任なさった時点から、この対決を待ち望んでいた高校野球ファンの一人でもあるんです。
少年時代からの好敵手である迫田監督と三原監督の「激突」は、プロ野球のオールドファンの方々には懐かしいであろう、同じ香川県出身で方や早稲田大学に進んだ、西鉄ライオンズ・三原脩監督とライバル・慶應義塾大学に進んだ、巨人・水原茂監督の対決、いわゆる「昭和の巌流島の決戦」を僕は思い描かずにはいられません。
ですから、この「平成の巌流島の決戦」が実現する日を僕は今か今かと待ち望んでいて、ついに一昨日実現に至ったというわけなんです。
高校野球ですから、最近はあまり監督同士の「激突」が話題にのぼることは多くないのですが、僕のような、「昭和からの高校野球・プロ野球ファン」にとっては、高校野球における監督さん同士の知恵比べ(=ベンチワーク)にすごく胸のときめきを覚えてしまうんです。
特に野球どころ・広島県の智将、迫田・三原両監督の「知恵比べ」はまさに「知恵比べの中の知恵比べ」といったところでしょうか?
迫田監督が72歳、三原監督が71歳と、高校生から見れば「おじいちゃん」いや、もしかしたら「ひいおじいちゃん」のような年齢のお二人の監督さんですが、70歳を過ぎた今でも白球を子どもたちと追いかけていらっしゃる「監督人生」を僕はすごくうらやましく。そしてまぶしく感じます。
お二人にはいつまでも元気で「知恵比べ」をしていただきたいと思います。