4 月 22 日付日刊 スポーツのオンラインニュースに、極めてショッキングな見出 しの報道がありました
「東京富士大女子ソフトボール部元監督のセクハラ問題 慰謝料が増額 」
https://www.nikkansports.com/general/news/202104220000630.html (日刊 スポーツオンライン 2021.04.22)
2018 年 、原告である学生 (当時 )は、東京富士大学のソフトボール部男性監督 (当時 )からセクハラ被害を受けたとして、元監督 と大学側を相手取 り、慰謝料などを求める訴訟を東京地裁に起 こしました。一審では元監督 のセクハラを認定 し、大学側の使用者責任を求めました。しかし、元学生は、かかる東京地裁判決を不服 とし、法人 の責任追及のため東京高等裁判所に控訴提起をしました。4 月 22 日の東京高裁判決では、事件の悪質性を認め、元監督と大学側に賠償金の増額を命じました。高裁で賠償金が増額することは異例です。
組合ならびに教職員有志は、道義的かつ教育的見地 より被害者 である元学生を支援 してきました。
「女子 ソフト部のセクハラ訴訟、賠償額を112万円に増額…信頼裏切られた衝撃は大 きい」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210423 -OYT1T50125/ (読売新聞オンライン..2021.4.23 )
東京富士大(東京都 新宿区)の女子ソフトボール部で2016年、監督だった70歳代の男性からセクハラ被害を受けて心的外傷後ストレス障害 (PTSD)を発症 したとして、元部員で20歳代の女性が元監督 と大学側に約 1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が22日 、東京高裁であった。岩井伸晃裁判長は「著名な監督 としての絶対的 な立場を利用 しており、信頼 を裏切 られた被害者の衝撃は大 きい」と述べ、慰謝料などの賠償 額 を1審 ・東 京 地裁 判 決の約 79万 円から約 112万円 に増 額 した。同大は「判決の詳細は承知 していないが、結果を真摯しんしに受け止める」とコメントした。
原告代理人は、メディアの取材に対 して「本件は、大学 が解任 した学長 が事件 に対応 しようとしていたのだか ら、任せていれば裁判 にまでは発展 しなかった」と述べました。そもそも第三者委員会 による調査報告書 には、 加害者を処分 し、被害者にその旨を通知するように書かれていたのにもかかわらず、その結果 に対応 しようとし ませんでした。法人は、大学の経費を莫大に使い、第三者委員会の調査や裁判をして、大学の 信頼 と名誉を失墜させたのです。組合は、大学のガバナンスとコンプライアンスの検証を強 く求めます。
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